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2009.12.07 (Mon)

シンプルベンチ付きウッドデッキ

不景気だというのに、
私個人はおかげさまで忙しくさせていただいております。

といっても見積段階。
「貧乏暇なし」の忙しさです。

それでも「暇な貧乏」より望みはいっぱい。
そこから先は自分次第、がんばります!


ということで、施工例紹介もさびしくなっておりますが、
自分の中で「最低週イチ」と決めております。
この一週間を安泰にすごす為、
週の頭から施工例紹介といきます。


箕面市M邸ウッドデッキ、
造園業者さまの下請け工事です。


000_20091207130635.jpg

まだ真砂土も入っていない状態ですが、
ここに4200×2700のウッドデッキをウエスタンレッドシダーで施工しました。


001_20091207130643.jpg

ステップ2箇所と
手摺ではなくベンチ付き。


002_20091207130649.jpg

レッドシダークリア(節なし材)です。
いつも書きますが、屋外で使用するにはもったいない美しさ!


003_20091207130656.jpg

ベンチはデッキ構造と同じの「ミニミニデッキ」タイプ。
ウッドデッキとの固定は手摺柱と同じ、金物が外から見えない特許工法。


004_20091207130702.jpg

ステップは板2枚分、280mmの奥行き。
一段分をデッキ本体に飲み込ませています。


005_20091207130709.jpg

こちらのステップは2段とも飲み込ませ、
住宅壁面のラインから飛び出さないようにしています。


今日、和歌山在住のアメリカ人の方がショールームに見えね
私が流ちょうな関西弁で応対させていただきました。

自宅のウッドデッキ用の材料を求めて来られたのですが、
アメリカではみなメンテナンスをしっかりするので、
湿気の多いミシシッピ地方でも20年ぐらいもっているそうです。


日本にはシロアリもいるので、なかなか20年とまではいきませんが、
お手入れ次第で耐久性に差が出るのはあきらかです。


このグレードのレッドシダーになると、ウリンデッキより高くなったりもしますが、
当社でしかできないウッドデッキが仕上がりますよ。



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タグ : レッドシダークリア大阪府ステップベンチ

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2009.09.18 (Fri)

そのままでは何も出来ない敷地を有効活用した ウッドデッキの施工例

昨日、ラブラドールカーポートデッキのKさまより、
「ブログ見ました。」とのご連絡をいただきました。

ご主人さまからは電話を、

奥様からはブログにコメントを、

もり太くんからは遠吠えで。


お客さまからの喜びや感謝の声が聞けるっていうのは、
恵まれた環境で仕事しているんだなあとつくづく思います。





えー、本日は予定を変更して
そのままでは何も出来ない敷地を有効活用した
ウッドデッキの施工例をご紹介します。

「予定を変更して」といっても、
予告していたわけでも、
誰かに公表していたわけでもなく、
ただ、自分の中だけの予定です。

だから、わざわざ「予定を変更して」などと断りをいれなくてもいいのです。

どうでもいいですね、はい。


和泉市のM邸デッキ、下請け工事です。

実は、
そのままでは何も出来ない敷地を有効活用した
ウッドデッキの施工例なのです。

おっと、二度も同じ事を言ってしまいました、失礼。

百聞は一見にしかずということで、どうぞ。


011_20090918104014.jpg

検地石上の斜面というのは敷地面積に含まれるのに、
雑草を育てる以外はどうにも利用できません。
それではもったいないので有効活用するべく、
鉄骨構造でウッドデッキを作りました。


033_20090918104028.jpg


2方向が壁なので、柱は1本で十分。
検地石下は敷地境界が迫っていますので、
正確な実測が必要でした。

鉄骨は溶融亜鉛めっき仕上げ。
公共工事では定番のめっき処理です。


022_20090918104021.jpg

今では出番がめっきり減ったラチスフェンス。
当社のラチスは厚みも木材の質もトップグレードですよ。


044_20090918104035.jpg

高台なので眺めはいいんです。
あいにくのお天気ですが・・・。


055_20090918104043.jpg

お庭からの段差をなるべく小さくしています。
ウエスタンレッドシダークリア(節なし)材を使用しています。

066_20090918104050.jpg

床はヨワックスがけしているようにピッカピカですが、
雨で濡れているだけです。


077_20090918104057.jpg

パイン系の明るい塗料を塗っているので、
板自体の濃淡がはっきり出ています。
このままの色を保つことが出来れば、
味わい深いんですけどね。


088_20090918104105.jpg

ウッドデッキと既存フェンスの間の開口部は、
アルミパイプを芯柱としたウッドフェンスで、
手摺からの一貫性をもたせています。


099_20090918104112.jpg

今日の主役は、実はこの鉄骨構造、っていうかその表面処理。

現在打ち合わせ中のお客さまに、
「溶融亜鉛めっき」の仕上がりを確認していただくために、
本日は予定を変更して、
そのままでは何も出来ない敷地を有効活用した
ウッドデッキの施工例をご紹介しました。

おおーっと、
3度も同じ事を言ってしまいました、失礼。






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タグ : レッドシダークリアウッドデッキ鉄骨ラチス大阪府高床

20:20  |  レッドシダーデッキ  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)

2008.09.06 (Sat)

立て、仔牛!!

こんにちは

今日はウッドフェンスをメインにご紹介します。

東大阪市でこの春に竣工したアパートメント玉串東です。
縦格子のウッドフェンスとウッドデッキ3箇所。

まずは完成写真から。

b20080411 018

中央右よりの黒い扉がエントランスで、
左右に高さ2300mmの縦格子ウォールフェンスが伸びています。
1階3戸の部屋にフェンスつきのウッドデッキが並んでいます。
建築の反対側から見ると、ガラッと光景が変わります。

b20080411 004

角度をつけてフェンスが立っていますので、
通りを歩いていくにつれ、見え方が移り変わります。

b20080331 012

こんな感じです。
ウリンの枠に強化ガラスをはめ込んであります。
縦格子レッドシダーの節無し材、
ウッドデッキレッドシダー節あり材です。
建築の構造上、ウッドデッキの下の通気性がかなり悪いので、
構造はより耐久性の高いウリンにしました。

b20080411 008

エントランス左手はポストとインターフォンを型抜き。

b20080411 009

裏口まで、微妙な角度をつけながら、周囲をぐるっと囲んでいます。

この現場、まーー苦労しました。
私の仕事史上、両手で5本の指に入ります。


まずは構造。
縦格子の連続というコンセプトは最初から決まっていたのですが、
そこに柱が見えるとイメージが崩れるという施主様の意向です。

格子をそのまま埋めてしまえば耐久性に問題があるし、
格子と同サイズの金属柱を入れるという案も却下され・・・。
しかも高さ2300mmもあるし・・・。

悩んで悩んで悩んで、
髪の毛が抜けてまた生えるほど悩んで、
ようやく考え付いたのがこの構造。

b20080319.jpg

わかります? わかります?

わからないでしょう?

ホントは教えたくないけど、
こんな手間のかかること、誰もマネしないでしょうから。

b20080319 005

格子とほぼ同じ厚みのウリンを2本組み合わせ、
縦格子の真裏に配置しました。
ウッドデッキとつながらない部分はさらに強度が要求されますので、
控え柱もこんな感じで。

b20080313 007


次は材料です。

、図面を描いたはいいものの、
ウリンが曲がっていれば、たちまち台無しです。
1本1本私自ら、
曲がりを修正しながら削りました。

また、レッドシダーの節無し材を
同じ長さでこれだけの量を確保しなければなりません。
1年以上前から計画していましたが、
受注までにレッドシダーが値上がりするわ、
それだけならまだしも、
カナダの工場で長期のストライキがあり、
まったく入荷するめどがたちません。

事情を説明し、早めにご契約いただいて
何とかキープすることができました。


工期も当社が最も多忙な年度末。
公共工事の工期を調整して現場に入ると、
外構業者さんがごった返し。
まあ、こういう問題は、
同業者さんはみなさん経験されています。


借家で住人さんはメンテナンスもしないということで、
構造のウリンは無塗装、レッドシダーは防腐剤入りのクリア塗装処理で、
自然なシルバーグレーへ移り変わります。

古い下町の中に突然現れるこの光景は、
結構目を引きますよ。

当社のウッドフェンスだけでなく、
枝ぶりまで1本1本コーディネートされた植栽や、
コールテン鋼という、表面が錆びることにより耐久性を維持するという、
味わいのある門扉も素敵です。


苦労した分だけ完成した喜びはひとしおで、
思い出深い現場でした。



昨日から、ちょっとまじめになってますね。
仕事がちよいと忙しくなってきましたので、
ボケ担当の脳が仕事担当のヘルプにまわっています。





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タグ : ウリンレッドシダー大阪府クリアウッドデッキウォールフェンス縦格子

17:45  |  ウォールフェンス  |  トラックバック(0)  |  コメント(1)
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