2009.10.06 (Tue)
カントリーなテスリー
一筋縄ではいかない物件が積み重なっています。
新たなアプローチのカーポートデッキ
カーポートを絡めたゲート
最近大繁盛のジャグジーデッキ
どれも難題で、なかなか前進しませんが、
いつもこういうことを乗り越えて、
知識や技術が蓄えられてきました。
生みの苦しみは大きいですが、
出来上がった時の達成感とお客さまの喜ぶ顔が想像できるので
がんばりがいがあります。
でも、頭を使う仕事は眠い・・・・。
ということで、施工例の画像編集がなかなかできていません。
へなちょこカメラマンの写真は、
あっちむいたり、こっちむいたり、
そのままで見ていると、首が痛くなります。
で、すぐに編集できる変り種の施工例がありましたので、
ちょいとご紹介します。

バルコニーの手摺です。
住宅メーカーさまからのご依頼でした。
ただ、住宅がほぼ出来上がった時点でのお話でしたので、
住宅との接合方法をどうするかという大問題がありました。

見てもわからないでしょ?
もう、これしかないという方法で柱を建てています。
材種はレッドシダー、Bクリア(ほぼ節なし)材です。

変則クロスフェンスと縦格子の組み合わせ。
洋書で時々見かけるパターンです。
確か、施主さまのご要望だったと思います。

加工の手間はかかりますが、住宅の雰囲気とよく合っています。
柱のギボシは私が作ったような・・・・。
違うかったな?

3年半前の施工でした。
海の近くの埋立地で、近くには人工の浜があり、
お昼休みに散歩していました。
海の近くというのは、いつでも釣りに行けてうらやましい!
新たなアプローチのカーポートデッキ
カーポートを絡めたゲート
最近大繁盛のジャグジーデッキ
どれも難題で、なかなか前進しませんが、
いつもこういうことを乗り越えて、
知識や技術が蓄えられてきました。
生みの苦しみは大きいですが、
出来上がった時の達成感とお客さまの喜ぶ顔が想像できるので
がんばりがいがあります。
でも、頭を使う仕事は眠い・・・・。
ということで、施工例の画像編集がなかなかできていません。
へなちょこカメラマンの写真は、
あっちむいたり、こっちむいたり、
そのままで見ていると、首が痛くなります。
で、すぐに編集できる変り種の施工例がありましたので、
ちょいとご紹介します。

バルコニーの手摺です。
住宅メーカーさまからのご依頼でした。
ただ、住宅がほぼ出来上がった時点でのお話でしたので、
住宅との接合方法をどうするかという大問題がありました。

見てもわからないでしょ?
もう、これしかないという方法で柱を建てています。
材種はレッドシダー、Bクリア(ほぼ節なし)材です。

変則クロスフェンスと縦格子の組み合わせ。
洋書で時々見かけるパターンです。
確か、施主さまのご要望だったと思います。

加工の手間はかかりますが、住宅の雰囲気とよく合っています。
柱のギボシは私が作ったような・・・・。
違うかったな?

3年半前の施工でした。
海の近くの埋立地で、近くには人工の浜があり、
お昼休みに散歩していました。
海の近くというのは、いつでも釣りに行けてうらやましい!
2009.07.02 (Thu)
突如出現! イペデッキ
先日、いつものようにスーパー玉出でいちごみるくを買ったのですが、
今までのと違い、「みるく」の層がありません。
ただのいちご飴やないかっ!!
業務スーパーで買ったときも、これでした。
ケチるなってことかな・・・。
本日の施工例は、東大阪市の小学校の中庭に施工致しましたウッドデッキです。
ゼネコンさんからの発注で、デザイン図面は出来上がっていました。
私は直接関わっていないのですが、
残材引き上げの手伝いか何かで施工完了後に訪問した際、
撮影したものです。

全景です。
噴水を取り囲む形です。

床板はイペ。
この色のばらつき具合がイペのいいところです。
まあ、1年後にはシルバーグレーになりますけど。

いちばん下の段は地面と同じレベルです。
大工さんがユンボに乗って地面を掘っていました。
大工さんなのに・・・。

車椅子も通れるよう、スロープもあります。
手すりは手触りの良さを考慮し、レッドシダーを採用しております。

ちょいと角度をつけるだけで、雰囲気が良くなりますね。
私は無駄のない材料どりや耐久性などの実用性ばかり考えてしまうので、
なかなかデザインで遊ぶことができません。
しかし、耐久性の高いイペですが、この仕様でどれだけもつのでしょうか?

奇妙な形のくりぬきなんか、
頭の硬い私には絶対に思いつきません。

OBの中学生が立ち寄り、突然出現したウッドデッキに驚いていました。
夏休み中の工事でしたので、
2学期に登校してきた生徒さんもきっと驚くことでしょう。
今までのと違い、「みるく」の層がありません。
ただのいちご飴やないかっ!!
業務スーパーで買ったときも、これでした。
ケチるなってことかな・・・。
本日の施工例は、東大阪市の小学校の中庭に施工致しましたウッドデッキです。
ゼネコンさんからの発注で、デザイン図面は出来上がっていました。
私は直接関わっていないのですが、
残材引き上げの手伝いか何かで施工完了後に訪問した際、
撮影したものです。

全景です。
噴水を取り囲む形です。

床板はイペ。
この色のばらつき具合がイペのいいところです。
まあ、1年後にはシルバーグレーになりますけど。

いちばん下の段は地面と同じレベルです。
大工さんがユンボに乗って地面を掘っていました。
大工さんなのに・・・。

車椅子も通れるよう、スロープもあります。
手すりは手触りの良さを考慮し、レッドシダーを採用しております。

ちょいと角度をつけるだけで、雰囲気が良くなりますね。
私は無駄のない材料どりや耐久性などの実用性ばかり考えてしまうので、
なかなかデザインで遊ぶことができません。
しかし、耐久性の高いイペですが、この仕様でどれだけもつのでしょうか?

奇妙な形のくりぬきなんか、
頭の硬い私には絶対に思いつきません。

OBの中学生が立ち寄り、突然出現したウッドデッキに驚いていました。
夏休み中の工事でしたので、
2学期に登校してきた生徒さんもきっと驚くことでしょう。
2009.05.16 (Sat)
コンソメパンチ
夕べのナイトスクープ見ました?
カップラーメンの匂いのする木。
かいでみたいと思いましたが、
なんとなく心当たりがあります。
たぶん、かいでみると、
「ああ、この匂いか」
となるような気がします。
木材の匂いはそれぞれ特徴があります。
古くなったり色あせしたりして、
樹種の特定が難しい時、
少し削って匂いで判別したりします。
以下、私のにおいセンサーのデータを基にした表現です。
杉や桧は一般の方でも結構なじみがありますよね。
レッドシダーの濃い色の材は、とても甘くていい匂いがします。
ウリンも独特のにおいがありますが、
言葉ではなんとも表現しにくいです。
不快なものではありませんよ。
防腐処理されたサザンイエローパインは、
線香のような匂いがします。
イペはコンソメ。
ボンゴシはネコのうんこ。
ホントにそんな匂いです。
ヒバも表現しにくいですが、情けない臭いがします。
ニュージーランドパインの匂いは、かぼちゃを思い出します。
これは、似た匂いというのではなく、
学生時代にやっていた、
神戸港に輸入されてきたかぼちゃを選別するバイトをしていた時、
かぼちゃが梱包されていた木のコンテナが、
おそらくニュージーランドパインだったからです。
ということで、
本日はコンソメデッキ、
いやいや、イペのウッドデッキをご紹介します。
河内長野市のH邸のエントランスデッキです。
エントランスということで、
毎日土足でご家族が出入りされるので、
床板は耐摩耗性に優れたイペを使用しました。
いきなり閑静写真から。

外構が出来上がっていないので殺風景ですが、
Hさまがご自身でぼちぼち作って生きたいとおっしゃっていました。

オープン外構で、ウッドデッキの階段を上がって玄関にたどり着くという、
アメリカ映画でありそうな光景です。
家の雰囲気にもぴったり。

ドアの中からマーティー・マクフライが飛び出してきそうな・・・。

手触りを考慮し、手摺はレッドシダーです。
デッキの下には玄関ポーチの基礎がブロックで作ってあったり、
その上に乗せています。
ブロックは板で隠しています。
これはレッドシダー。
イペもレッドシダーも塗装しています。

このタイプの階段で幅広にする場合、
真ん中の補強桁がけっこう手間がかかります。
1年後、リビング前のウッドデッキのご依頼を頂き、
お伺いした時には、こんな感じになっていました。


レンガや芝生で、雰囲気良く仕上がっていました。
ウッドデッキはご覧の通り、グレーに変色していますが、
ハードウッドの場合は、
劣化というよりは「馴染んだ」「落ち着いた」という感じになります。

ドアの中から、大人になったマーティー・マクフライが飛び出してきそうな・・・。
カップラーメンの匂いのする木。
かいでみたいと思いましたが、
なんとなく心当たりがあります。
たぶん、かいでみると、
「ああ、この匂いか」
となるような気がします。
木材の匂いはそれぞれ特徴があります。
古くなったり色あせしたりして、
樹種の特定が難しい時、
少し削って匂いで判別したりします。
以下、私のにおいセンサーのデータを基にした表現です。
杉や桧は一般の方でも結構なじみがありますよね。
レッドシダーの濃い色の材は、とても甘くていい匂いがします。
ウリンも独特のにおいがありますが、
言葉ではなんとも表現しにくいです。
不快なものではありませんよ。
防腐処理されたサザンイエローパインは、
線香のような匂いがします。
イペはコンソメ。
ボンゴシはネコのうんこ。
ホントにそんな匂いです。
ヒバも表現しにくいですが、情けない臭いがします。
ニュージーランドパインの匂いは、かぼちゃを思い出します。
これは、似た匂いというのではなく、
学生時代にやっていた、
神戸港に輸入されてきたかぼちゃを選別するバイトをしていた時、
かぼちゃが梱包されていた木のコンテナが、
おそらくニュージーランドパインだったからです。
ということで、
本日はコンソメデッキ、
いやいや、イペのウッドデッキをご紹介します。
河内長野市のH邸のエントランスデッキです。
エントランスということで、
毎日土足でご家族が出入りされるので、
床板は耐摩耗性に優れたイペを使用しました。
いきなり閑静写真から。

外構が出来上がっていないので殺風景ですが、
Hさまがご自身でぼちぼち作って生きたいとおっしゃっていました。

オープン外構で、ウッドデッキの階段を上がって玄関にたどり着くという、
アメリカ映画でありそうな光景です。
家の雰囲気にもぴったり。

ドアの中からマーティー・マクフライが飛び出してきそうな・・・。

手触りを考慮し、手摺はレッドシダーです。
デッキの下には玄関ポーチの基礎がブロックで作ってあったり、
その上に乗せています。
ブロックは板で隠しています。
これはレッドシダー。
イペもレッドシダーも塗装しています。

このタイプの階段で幅広にする場合、
真ん中の補強桁がけっこう手間がかかります。
1年後、リビング前のウッドデッキのご依頼を頂き、
お伺いした時には、こんな感じになっていました。


レンガや芝生で、雰囲気良く仕上がっていました。
ウッドデッキはご覧の通り、グレーに変色していますが、
ハードウッドの場合は、
劣化というよりは「馴染んだ」「落ち着いた」という感じになります。

ドアの中から、大人になったマーティー・マクフライが飛び出してきそうな・・・。
2009.02.08 (Sun)
ハイブリッドデッキ
デッキがあれば独身貴族もルネッサ~ンス!
このブログももうすぐ発足後半年になります。
ちょっと前から、
「この現場、前に紹介したかなあ?」
とか、
「このタイトル、前にも使ったような・・・」
など、わからないようになってきました。
「デッキがあれば・・・」
のくだりも、
正直苦しく・・・。
ということで、
今日はご紹介した気になっていたデッキです。
とある企業の独身寮の現場で、
ゼネコンさんの下請け工事です。
もう8年前の施工でした。
初めてウリンを使用した現場なので、
ウリンの施工実績もそんなになるのかと、
改めて気付きました。
ウリンを使用したといっても、床下構造での採用です。
当時はまだ、ハードウッドではイペやジャラが主流で、
耐久性は高いがイペほど堅くないということで、
構造材にはもってこいでした。
では全貌をどうぞ。

広すぎて収まりませんでした。
では、違うアングルから。

いちおう、端から端まで収まっています。
これだけ大きいと、実測も大変です。

手摺は手触りのやさしいレッドシダー、
床板は耐摩耗性と耐久性の高いイペ、
床下構造は耐久性が高く加工性・施工性の良いウリンという、
ハイブリッドなウッドデッキです。

これだけバッテンが続くと、
ドレミファドンなら出場停止ってとこです。

オーニングも当社で請け負いました。
電動で一斉に動くと、なかなか爽快です。

こちらはフットライト付のイペベンチ。
座り放題です。

これだけの広さがあれば、
パーティーでもできますね。
独身寮ですけど・・・。

カクカクですけど、
全体的に見ればアールになっています。

反対側から見ても、いい曲線。

これだけ広いささら桁の階段はあまりないでしょう。
確かイペの180mmぐらいの幅のものを、
コーチボルトで縫い合わせています。
大工さん、作るのに苦労していました。

これが初ウリンです。
足元にはゴムパッキンを敷いて、
木材が反って束が浮いても音鳴りがしません。
施工中に雨が降ったので、
タンニンのシミには驚かされました。
この頃は超ハードスケジュールで、
昼は現場を西へ東へ、
夜は会社で見積と、
午前様はざらでした。
寝不足のまま北摂方面からこの現場のある宝塚へ向かって走っていましたが、
とにかく眠くて限界に近くなり、
どこか停まれるところがあれば仮眠しようと思いながら走っていると、
突然の大爆音!
ふと左側を見ると、
マーチに乗った、
おびえた目をしたおばさんと目が合いました。
信号待ちの車におかましてしまいました・・・。
しかも玉突き・・・。
それから数ヵ月後、
片道45分の自転車通勤が始まりました。
このブログももうすぐ発足後半年になります。
ちょっと前から、
「この現場、前に紹介したかなあ?」
とか、
「このタイトル、前にも使ったような・・・」
など、わからないようになってきました。
「デッキがあれば・・・」
のくだりも、
正直苦しく・・・。
ということで、
今日はご紹介した気になっていたデッキです。
とある企業の独身寮の現場で、
ゼネコンさんの下請け工事です。
もう8年前の施工でした。
初めてウリンを使用した現場なので、
ウリンの施工実績もそんなになるのかと、
改めて気付きました。
ウリンを使用したといっても、床下構造での採用です。
当時はまだ、ハードウッドではイペやジャラが主流で、
耐久性は高いがイペほど堅くないということで、
構造材にはもってこいでした。
では全貌をどうぞ。

広すぎて収まりませんでした。
では、違うアングルから。

いちおう、端から端まで収まっています。
これだけ大きいと、実測も大変です。

手摺は手触りのやさしいレッドシダー、
床板は耐摩耗性と耐久性の高いイペ、
床下構造は耐久性が高く加工性・施工性の良いウリンという、
ハイブリッドなウッドデッキです。

これだけバッテンが続くと、
ドレミファドンなら出場停止ってとこです。

オーニングも当社で請け負いました。
電動で一斉に動くと、なかなか爽快です。

こちらはフットライト付のイペベンチ。
座り放題です。

これだけの広さがあれば、
パーティーでもできますね。
独身寮ですけど・・・。

カクカクですけど、
全体的に見ればアールになっています。

反対側から見ても、いい曲線。

これだけ広いささら桁の階段はあまりないでしょう。
確かイペの180mmぐらいの幅のものを、
コーチボルトで縫い合わせています。
大工さん、作るのに苦労していました。

これが初ウリンです。
足元にはゴムパッキンを敷いて、
木材が反って束が浮いても音鳴りがしません。
施工中に雨が降ったので、
タンニンのシミには驚かされました。
この頃は超ハードスケジュールで、
昼は現場を西へ東へ、
夜は会社で見積と、
午前様はざらでした。
寝不足のまま北摂方面からこの現場のある宝塚へ向かって走っていましたが、
とにかく眠くて限界に近くなり、
どこか停まれるところがあれば仮眠しようと思いながら走っていると、
突然の大爆音!
ふと左側を見ると、
マーチに乗った、
おびえた目をしたおばさんと目が合いました。
信号待ちの車におかましてしまいました・・・。
しかも玉突き・・・。
それから数ヵ月後、
片道45分の自転車通勤が始まりました。
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