2014.02.07 (Fri)
生駒市Y邸アマゾンジャラデッキ
2009.01.30 (Fri)
要所はパクッていません SEASON2
デッキがあればリッチな気分に浸れる
今日は大作です。
秋野大作ではありません。
小林大作でもありません。
見どころ盛りだくさん。
造園業者さまの下請け工事です。
最初の現場打ち合わせ、呆然としました。

まだ建築も出来ておらず、
職人さんが草刈りしていました。

道路との高低差約10m。
道路側に建築が建ち、
敷地内の最も高いこの場所にパーゴラ付デッキを施工します。
プランの図面はもらっていますが、
造成もこれからなので、
施工場所がどういう風になるのか検討がつきません。
変形デッキ30㎡の上に4m×4.5mの切妻パーゴラ、
デッキの周りは手摺と階段もあり、ボリュームたっぷり。
材料搬入がたいへんです。
また、斜面地でのデッキは柱が多いとかなりてこずるので、
鉄骨構造でいくことにしました。
3ヵ月後、ある程度造成ができたとのことで再び現場へ。

きれいにはなりましたが、山登りの高さは変わりません。

思ったより高低差はありませんでした。
ただ、位置決めの基準がはっきりしません。
いちおう、左に見える検地石からの追い出しになりますが、
デッキは水平なので、3次元の勾配から位置を割り出さなくてはなりません。
意味わかります?
てっぺんの平らな面に平行ではなく、
側面に水平な線を引き、
それに平行な線でウッドデッキの端を決めるのです。
わかりにくいですね。
とにかく、苦労したということです。
墨だしだけで4回ぐらい現場に通いました。
これ、本当は元請の造園業者さんが基準を決め、
それに合わせて施工図をおこすのが筋だと思うのですが、
自分から首をつっこんでしまい、
造園の土留めの位置だしまで私がすることになってしまいました。
別にやらされた訳ではありません。
なぜか自分で突っ込んでい言ってしまいました。
まあ、どんなものが出来るかもわからないのに、
現場の写真だけ見せられても困りますよね?
ではまず、鉄骨構造はこんな感じで。

この後、ペンキ塗装しています。
いっぱい立ち上がっている柱は、
手摺柱とパーゴラの柱です。
ん~、わかににくいですね。
移っていない手前はもっと高低差があります。
では、完成写真を。

いきなりいろんなものが出来ているので、
同じ現場かどうかもわかりませんね。
大体、2枚前の検地石が写った写真と同じ位置から撮影しています。
現場の立地上、全貌を映すのが難しいのです。

敷地の頂上から見下ろした図。
離れの東屋といった感じです。

このブログのヘビーリーダーの方は見覚えがあるのでは?
そう、以前ご紹介した、要所はパクっていないパーゴラの第2弾です。
予告どおりの登場!
一回り大きくなっているので、柱が2本増えました。
中はスチールパイプです。

おおまかなデザインはほぼ同じ。
ポリカはご要望により、より透明度の高いものになりました。

木材も同じくレッドシダー・クリア。
朝鮮半島では・・・。

このアール、大工による手加工です。

このアールも、大工による手加工です。

床板はduウッドという人工木材です。
中空のものではなく、中が詰まっています。
熱による膨張はほとんどありません。

階段は段板がduウッド、
構造はスチールです。

鼻隠しもduウッド。地面が勾配だらけなので、
全て斜めカットが必要でした。

手摺はレッドシダー、構造はスチールパイプなので強度も問題なし。

これは追加工事。
コンクリートブロックで作られた躯体に
duウッドの天板とレッドシダーの扉をつけた収納庫。
固定するのにアルミパイプて゜枠を組んでいます。
大工さんの手があかず、私が製作しました。
アルミの切り粉が目に入り、泣きながら作業していました。

緩い勾配の階段。
踏板はduウッド、構造はスチールです。

箕面の山の手の高級住宅街の、さらに頂上付近。
眺めはバツグン、夜景もきれいでしょうね。
休みの朝には下界を見下ろしコーヒーを一杯。
うらやましい。
とにかくこに現場は苦労が絶えませんでした。
材料費の積算間違い、
現場の実測、
施工図作成、
初めて発注した鉄骨業者の失敗、
材料の搬入、
繁忙期しかち合った工程etc・・・。
まあ、苦労した現場ほど、
仕上がった時の達成感は大きく、
また、思い出に深く刻まれますね。
今日は大作です。
秋野大作ではありません。
小林大作でもありません。
見どころ盛りだくさん。
造園業者さまの下請け工事です。
最初の現場打ち合わせ、呆然としました。

まだ建築も出来ておらず、
職人さんが草刈りしていました。

道路との高低差約10m。
道路側に建築が建ち、
敷地内の最も高いこの場所にパーゴラ付デッキを施工します。
プランの図面はもらっていますが、
造成もこれからなので、
施工場所がどういう風になるのか検討がつきません。
変形デッキ30㎡の上に4m×4.5mの切妻パーゴラ、
デッキの周りは手摺と階段もあり、ボリュームたっぷり。
材料搬入がたいへんです。
また、斜面地でのデッキは柱が多いとかなりてこずるので、
鉄骨構造でいくことにしました。
3ヵ月後、ある程度造成ができたとのことで再び現場へ。

きれいにはなりましたが、山登りの高さは変わりません。

思ったより高低差はありませんでした。
ただ、位置決めの基準がはっきりしません。
いちおう、左に見える検地石からの追い出しになりますが、
デッキは水平なので、3次元の勾配から位置を割り出さなくてはなりません。
意味わかります?
てっぺんの平らな面に平行ではなく、
側面に水平な線を引き、
それに平行な線でウッドデッキの端を決めるのです。
わかりにくいですね。
とにかく、苦労したということです。
墨だしだけで4回ぐらい現場に通いました。
これ、本当は元請の造園業者さんが基準を決め、
それに合わせて施工図をおこすのが筋だと思うのですが、
自分から首をつっこんでしまい、
造園の土留めの位置だしまで私がすることになってしまいました。
別にやらされた訳ではありません。
なぜか自分で突っ込んでい言ってしまいました。
まあ、どんなものが出来るかもわからないのに、
現場の写真だけ見せられても困りますよね?
ではまず、鉄骨構造はこんな感じで。

この後、ペンキ塗装しています。
いっぱい立ち上がっている柱は、
手摺柱とパーゴラの柱です。
ん~、わかににくいですね。
移っていない手前はもっと高低差があります。
では、完成写真を。

いきなりいろんなものが出来ているので、
同じ現場かどうかもわかりませんね。
大体、2枚前の検地石が写った写真と同じ位置から撮影しています。
現場の立地上、全貌を映すのが難しいのです。

敷地の頂上から見下ろした図。
離れの東屋といった感じです。

このブログのヘビーリーダーの方は見覚えがあるのでは?
そう、以前ご紹介した、要所はパクっていないパーゴラの第2弾です。
予告どおりの登場!
一回り大きくなっているので、柱が2本増えました。
中はスチールパイプです。

おおまかなデザインはほぼ同じ。
ポリカはご要望により、より透明度の高いものになりました。

木材も同じくレッドシダー・クリア。
朝鮮半島では・・・。

このアール、大工による手加工です。

このアールも、大工による手加工です。

床板はduウッドという人工木材です。
中空のものではなく、中が詰まっています。
熱による膨張はほとんどありません。

階段は段板がduウッド、
構造はスチールです。

鼻隠しもduウッド。地面が勾配だらけなので、
全て斜めカットが必要でした。

手摺はレッドシダー、構造はスチールパイプなので強度も問題なし。

これは追加工事。
コンクリートブロックで作られた躯体に
duウッドの天板とレッドシダーの扉をつけた収納庫。
固定するのにアルミパイプて゜枠を組んでいます。
大工さんの手があかず、私が製作しました。
アルミの切り粉が目に入り、泣きながら作業していました。

緩い勾配の階段。
踏板はduウッド、構造はスチールです。

箕面の山の手の高級住宅街の、さらに頂上付近。
眺めはバツグン、夜景もきれいでしょうね。
休みの朝には下界を見下ろしコーヒーを一杯。
うらやましい。
とにかくこに現場は苦労が絶えませんでした。
材料費の積算間違い、
現場の実測、
施工図作成、
初めて発注した鉄骨業者の失敗、
材料の搬入、
繁忙期しかち合った工程etc・・・。
まあ、苦労した現場ほど、
仕上がった時の達成感は大きく、
また、思い出に深く刻まれますね。
2008.09.16 (Tue)
「ロマンスグレー」と呼ぼうかな
デッキですかあぁーーーっ!
デッキがあればなんでもできる。
デッキがあればメンテも必要?・・・・。
今日は久々にちとまじめにいきましょう。
ウリンをはじめとするハードウッドはメンテナンスフリーだと言われています。
しかし、この「メンテナンスフリー」というは、誤解を招きやすい言葉です。
ここでいう「メンテナンス」とはメンテナンス塗装」のことを指し、
ハードウッドは木材自身が非常に耐久性が高く、
防腐剤入りの木材保護塗料を塗布しなくても、
十分長持ちするということを意味するわけです。
つまり、
メンテナンスフリー = 塗装しなくいよい = 色あせない
ということではありません。
ネット世界の中で「メンテナンスフリー」と言う言葉が独り歩きし、
誤った認識をされている方がたくさんいらっしゃいます。
ですからどんな木材でも、
だいたい1年も経てばシルバーグレーに移り変わります。
ついでに言っときますけど、
「ウリンは腐らない」というのも正確ではありませんから。
限りなく腐りにくい木ではありますが、
有機物である以上、腐らないとは言い切れません。
なにしろ、日本で外構用として輸入されてから
まだ10年ちょっとしか経っていませんから。
これは、施工後1年経過したウリンデッキです。

グリーンとの相性もよく、ナチュラルで落ち着いた雰囲気だと思いませんか?
グレーに変色した木材というと、
例えば公園のシーソーのように、
角がすり減って朽ちたようなイメージを受ける方も多いと思いますが、
ハードウッドの場合、その名の通り堅くて耐摩耗性に優れている為、
木材の形状事態はダメージが少なく、色だけが変化しますので、
「落ち着く」「なじむ」という表現があてはまりますね。

ちなみに、これらの写真で何か気づきませんか?
写真中央少し右側の茂みの中に、こちらをにらむ老婆の顔が・・・・・
ではなくて、
床板より柱の色の方が濃く、色が残っていますよね。
これは、
木材の色素成分が光によって水溶性に分解され、
それが雨水によって溶出していくという、
木材褪色のメカニズムによるもので、
雨水が流れやすい柱部分は、
溶出するのに時間がかかるということをあらわしています。
ということは、
ウッドデッキよりウォールフェンスの方が、
メンテナンス塗装の頻度は少なくてすむということになりますね。
話はハードウッドに戻りますが、
「いくら味わいがあるといっても、
グレーのウッドデッキはうちの家には雰囲気が合わない」
という方もいらっしゃるでしょう。
ただ、一般的に加工後間もないハードウッドし塗料の定着性が悪く、
塗装しても木地の色に負けて塗料の色が出にくかったり、
塗料がなかなか乾かず、いつまでたってもベトベトしていたり、
塗装面を歩くと簡単に色がはげたりすることがあります。
塗装される場合は、施工後3ヶ月程度経って表面がある程度荒れてから
濃い目の塗料を塗布されることをお勧めします。
それから、
干割れ・ササクレの対処や木が痩せて頭が出てきたビスの処理など、
色以外のメンテナンスはもちろん必要ですよ。
今日ご出演のウリンデッキは、
バーベキューコンロつき、
キッチンシンクつき、
ジャグジーバスつき、
特注ウリンテープルつき、
神戸1000万ドルの夜景つきという、
超セレブリティーデッキでした。

デッキがあればなんでもできる。
デッキがあればメンテも必要?・・・・。
今日は久々にちとまじめにいきましょう。
ウリンをはじめとするハードウッドはメンテナンスフリーだと言われています。
しかし、この「メンテナンスフリー」というは、誤解を招きやすい言葉です。
ここでいう「メンテナンス」とはメンテナンス塗装」のことを指し、
ハードウッドは木材自身が非常に耐久性が高く、
防腐剤入りの木材保護塗料を塗布しなくても、
十分長持ちするということを意味するわけです。
つまり、
メンテナンスフリー = 塗装しなくいよい = 色あせない
ということではありません。
ネット世界の中で「メンテナンスフリー」と言う言葉が独り歩きし、
誤った認識をされている方がたくさんいらっしゃいます。
ですからどんな木材でも、
だいたい1年も経てばシルバーグレーに移り変わります。
ついでに言っときますけど、
「ウリンは腐らない」というのも正確ではありませんから。
限りなく腐りにくい木ではありますが、
有機物である以上、腐らないとは言い切れません。
なにしろ、日本で外構用として輸入されてから
まだ10年ちょっとしか経っていませんから。
これは、施工後1年経過したウリンデッキです。

グリーンとの相性もよく、ナチュラルで落ち着いた雰囲気だと思いませんか?
グレーに変色した木材というと、
例えば公園のシーソーのように、
角がすり減って朽ちたようなイメージを受ける方も多いと思いますが、
ハードウッドの場合、その名の通り堅くて耐摩耗性に優れている為、
木材の形状事態はダメージが少なく、色だけが変化しますので、
「落ち着く」「なじむ」という表現があてはまりますね。

ちなみに、これらの写真で何か気づきませんか?
写真中央少し右側の茂みの中に、こちらをにらむ老婆の顔が・・・・・
ではなくて、
床板より柱の色の方が濃く、色が残っていますよね。
これは、
木材の色素成分が光によって水溶性に分解され、
それが雨水によって溶出していくという、
木材褪色のメカニズムによるもので、
雨水が流れやすい柱部分は、
溶出するのに時間がかかるということをあらわしています。
ということは、
ウッドデッキよりウォールフェンスの方が、
メンテナンス塗装の頻度は少なくてすむということになりますね。
話はハードウッドに戻りますが、
「いくら味わいがあるといっても、
グレーのウッドデッキはうちの家には雰囲気が合わない」
という方もいらっしゃるでしょう。
ただ、一般的に加工後間もないハードウッドし塗料の定着性が悪く、
塗装しても木地の色に負けて塗料の色が出にくかったり、
塗料がなかなか乾かず、いつまでたってもベトベトしていたり、
塗装面を歩くと簡単に色がはげたりすることがあります。
塗装される場合は、施工後3ヶ月程度経って表面がある程度荒れてから
濃い目の塗料を塗布されることをお勧めします。
それから、
干割れ・ササクレの対処や木が痩せて頭が出てきたビスの処理など、
色以外のメンテナンスはもちろん必要ですよ。
今日ご出演のウリンデッキは、
バーベキューコンロつき、
キッチンシンクつき、
ジャグジーバスつき、
特注ウリンテープルつき、
神戸1000万ドルの夜景つきという、
超セレブリティーデッキでした。

2008.09.05 (Fri)
雨 のち 晴れ
こんにちは
今日は、堺市は豪雨でした。
早起きして洗濯物を干してきたのに、
帰宅してみるとボトボト・・・・。
ふぅ。
今日はウエスタンレッドシダーのウッドデッキをご紹介します。
最近ウッドデッキ工事はウリンが多くなりましたが、
レッドシダーも価格と性能のバランスがとれた定番素材です。
やわらかく加工がしやすいので、
DIY向けのキットデッキでは、変わらず人気があります。
現場は堺市南区のHさま。
ご家族でショールームにご来場頂き、
まだ建築が建っていないとのことで、
とりあえず図面を元に概算見積致しました。
建築を巻き込む形状なのですが、
高低差が結構あるとのこと。
先日ご紹介いたしましたカーポートデッキの現場もそうですが、
この泉北ニュータウン地区は、
山を切り開いてできた土地ですので、
高低差のある現場が多いです。
建築ができあがったとのご連絡をいただき現場確認。
んー、創造より高い。

とにかく実測して正確な寸法を決め正式見積。
概算見積と見比べる。
ん?
あれ?
なんで?
おかしい・・・
提出した概算見積は、高床式であることを考慮せず、
標準仕様の構造での見積をしてしまっていました。
えらいこっちゃぁーーー!
施工図面の詳細を考え、
なんとか無駄のない、効率のよい寸法で考えましたが、
このような物件なので、
十分な安全性を確保する為には、
簡単に合理化できず・・・・。
正直に謝りました。「スミマセン・・・」
その上で、限界までコストダウンした見積を受け取っていただき、
ありがたくもご了承頂きました。
助かりました。
本当にありがとうございました。
めでたく1月末頃ご注文をいただきました。
しかし、
当社は毎年1~3月は年度末の大型公共工事で大忙しで、
監督も大工さんも私の相手をしてくれません。
小さな物件なら、自分で工場加工を済ませ、
大工さん1人借りて一緒に施工することができるのですが、
そんな簡単な物件ではありません。
結局、ご注文後着工まで2ヶ月ほどお待ちいただきました。
ふつうは断られてもおかしくありませんよね。
少しでも早く完成するように、
事前にひとりで基礎の位置出し。
これだけの広さ、しかも傾斜地で、
建物との垂直、平行、水平を出すのはかなり苦労しましたが、
ほぼずれもなく出来上がり。
あとは一気に大工さんを投入し、
2日で完成しました。


その大きさと立地条件ゆえに、一枚の画像におさまりませんが、
すごい高低差でしょ?


柱は桧防腐注入処理材、
大引・根太は木製ジェットコースターにも使われている
サザンイエローパインです。
どちらも針葉樹ではトップクラスの耐久性です。
部分的に根太が2本並んでいるのがわかりますか?
床板の継ぎ目にあたる部分です。
継ぎ目に雨水がたまらないようにしています。
また、柱の上が床板の継ぎ目や目地になることを避け、
柱頭から腐朽することを防いでいます。
ウッドデッキが高床式であるのに加え、
土地自体が道路から5m以上ありますので、
強度と耐久性にはかなり注意しました。
とっかかりは大きくつまずいてしまいましたが、
安心して楽しんでいただけるウッドデッキが完成しました。
子供たちとも仲良くなり、
小学校の入学式を控えた弟くんは、
私がセメントを練っている横で、
同じようにバケツに土と水を入れてこねこねし、
小学生のお姉ちゃんには、
一輪車の練習に付き合っていました。
工事が完了した時には、
現場の職人全員に手紙までいただきました。
私には、
「おにいちゃんはコレ!」と言って、
ひとりだけ特別な手紙をくれました。
H様、
数ある施工レイの中で、
思い出に残るお仕事となりました。
ありがとうございました。
夕方現場打ち合わせがあり、
自宅でテレビを見ながらブログしていたら、
日付がかわってしまいました。
今日は、堺市は豪雨でした。
早起きして洗濯物を干してきたのに、
帰宅してみるとボトボト・・・・。
ふぅ。
今日はウエスタンレッドシダーのウッドデッキをご紹介します。
最近ウッドデッキ工事はウリンが多くなりましたが、
レッドシダーも価格と性能のバランスがとれた定番素材です。
やわらかく加工がしやすいので、
DIY向けのキットデッキでは、変わらず人気があります。
現場は堺市南区のHさま。
ご家族でショールームにご来場頂き、
まだ建築が建っていないとのことで、
とりあえず図面を元に概算見積致しました。
建築を巻き込む形状なのですが、
高低差が結構あるとのこと。
先日ご紹介いたしましたカーポートデッキの現場もそうですが、
この泉北ニュータウン地区は、
山を切り開いてできた土地ですので、
高低差のある現場が多いです。
建築ができあがったとのご連絡をいただき現場確認。
んー、創造より高い。

とにかく実測して正確な寸法を決め正式見積。
概算見積と見比べる。
ん?
あれ?
なんで?
おかしい・・・
提出した概算見積は、高床式であることを考慮せず、
標準仕様の構造での見積をしてしまっていました。
えらいこっちゃぁーーー!
施工図面の詳細を考え、
なんとか無駄のない、効率のよい寸法で考えましたが、
このような物件なので、
十分な安全性を確保する為には、
簡単に合理化できず・・・・。
正直に謝りました。「スミマセン・・・」
その上で、限界までコストダウンした見積を受け取っていただき、
ありがたくもご了承頂きました。
助かりました。
本当にありがとうございました。
めでたく1月末頃ご注文をいただきました。
しかし、
当社は毎年1~3月は年度末の大型公共工事で大忙しで、
監督も大工さんも私の相手をしてくれません。
小さな物件なら、自分で工場加工を済ませ、
大工さん1人借りて一緒に施工することができるのですが、
そんな簡単な物件ではありません。
結局、ご注文後着工まで2ヶ月ほどお待ちいただきました。
ふつうは断られてもおかしくありませんよね。
少しでも早く完成するように、
事前にひとりで基礎の位置出し。
これだけの広さ、しかも傾斜地で、
建物との垂直、平行、水平を出すのはかなり苦労しましたが、
ほぼずれもなく出来上がり。
あとは一気に大工さんを投入し、
2日で完成しました。


その大きさと立地条件ゆえに、一枚の画像におさまりませんが、
すごい高低差でしょ?


柱は桧防腐注入処理材、
大引・根太は木製ジェットコースターにも使われている
サザンイエローパインです。
どちらも針葉樹ではトップクラスの耐久性です。
部分的に根太が2本並んでいるのがわかりますか?
床板の継ぎ目にあたる部分です。
継ぎ目に雨水がたまらないようにしています。
また、柱の上が床板の継ぎ目や目地になることを避け、
柱頭から腐朽することを防いでいます。
ウッドデッキが高床式であるのに加え、
土地自体が道路から5m以上ありますので、
強度と耐久性にはかなり注意しました。
とっかかりは大きくつまずいてしまいましたが、
安心して楽しんでいただけるウッドデッキが完成しました。
子供たちとも仲良くなり、
小学校の入学式を控えた弟くんは、
私がセメントを練っている横で、
同じようにバケツに土と水を入れてこねこねし、
小学生のお姉ちゃんには、
一輪車の練習に付き合っていました。
工事が完了した時には、
現場の職人全員に手紙までいただきました。
私には、
「おにいちゃんはコレ!」と言って、
ひとりだけ特別な手紙をくれました。
H様、
数ある施工レイの中で、
思い出に残るお仕事となりました。
ありがとうございました。
夕方現場打ち合わせがあり、
自宅でテレビを見ながらブログしていたら、
日付がかわってしまいました。
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