2013.11.06 (Wed)
枕木階段
西宮市へ枕木階段の補修に行ってきました。

確か施工後11年程だったと思います。
土留めとして使用されている他の部分も腐っていましたが、
頻繁に使用される階段部分のみのやりかえです。
低予算でということでしたので、大工さんなしで私が施工します。

枕木は厚みがあり、こんなややこしい加工は現場では難しいので、
寸法を正確に測って工場の職人さんに加工してもらいました。
が、
合わない・・・。
確認すると、私の実測と職人さんの加工が両方ともおかしいというダブルパンチ。
現状より大きかったというのが不幸中の幸いで、
結局現場で再加工しました。
こういうこともあろうかと、保険で道具は用意していましたので。

なんとか出来上がりました。
昔の値優子枕木は「クレオソート」という発がん性のある防腐剤が使用されており、
現在ではエンドユーザー向けに使用することが禁じられていますので、
杉を防腐注入処理し、塗装したもので施工しました。
この商品は当社の楽天ショップで販売しております。

ややこしい切り欠きも丸鋸と手鋸を駆使して仕上げました。
既存の枕木と比較すると綺麗すぎるので、
あえて土をかけて汚しました。
実はこの現場でウッドデッキの床板交換もあったのですが、
こちらも工場で仕上げて持って行ったところ、
既存のデッキが微妙に角度がついていることが判明。
こちらは短いのでどうしようもできず、
出直しとなりました・・・。

確か施工後11年程だったと思います。
土留めとして使用されている他の部分も腐っていましたが、
頻繁に使用される階段部分のみのやりかえです。
低予算でということでしたので、大工さんなしで私が施工します。

枕木は厚みがあり、こんなややこしい加工は現場では難しいので、
寸法を正確に測って工場の職人さんに加工してもらいました。
が、
合わない・・・。
確認すると、私の実測と職人さんの加工が両方ともおかしいというダブルパンチ。
現状より大きかったというのが不幸中の幸いで、
結局現場で再加工しました。
こういうこともあろうかと、保険で道具は用意していましたので。

なんとか出来上がりました。
昔の値優子枕木は「クレオソート」という発がん性のある防腐剤が使用されており、
現在ではエンドユーザー向けに使用することが禁じられていますので、
杉を防腐注入処理し、塗装したもので施工しました。
この商品は当社の楽天ショップで販売しております。

ややこしい切り欠きも丸鋸と手鋸を駆使して仕上げました。
既存の枕木と比較すると綺麗すぎるので、
あえて土をかけて汚しました。
実はこの現場でウッドデッキの床板交換もあったのですが、
こちらも工場で仕上げて持って行ったところ、
既存のデッキが微妙に角度がついていることが判明。
こちらは短いのでどうしようもできず、
出直しとなりました・・・。
2009.06.05 (Fri)
バスを待つあいだに・・・
もう6年前のこと。
会社の近くの自治会の方がおみえになりました。
当社の所有している土地を貸してくれないかとのこと。
公共バスのためのバス停をおきたいとのこと。

この斜面です。
上下に道があるのですが、所有地はこのノリ面だけです。
後ろには大きな桜。
なぜこのような役立たずの土地を所有しているのか私にはわかりませんが、
公益になるので無償でお貸しすることになりました。
そして、バス停を作って欲しいとのこと。
条件は、
お年寄りが楽に待てるよう、屋根付きで4人ほどが座れるもの
ということでした。
あと、予算をお聞きしました。
ん~、きびしい・・・。
しかし、最初から予算が確定していると、提案しやすいんですよね。
前にも書いたと思いますが、
最初にご希望予算がわかっていると、
出来なければ出来ないと返事することで無駄なお時間をとっていただかなくてすみますし、
余裕があればできるだけ価格を抑えようと努力しますしね
ちょっときびしいという程度なら、こうすれば予算内におさまるという提案ができます。
「予算を明かせば、
余裕があってもいっぱいいっぱいの見積を出されるのではないか」
というお客様のご心配も分かりますが、
私はそんな考えなんです。
っていうか、
足元を見ていると思われたくないので、
出来ることなら出来るだけ予算を下回る見積を出したいと思っています。
まあ、そういうわけで、
倉庫を歩き回って在庫処分扱いできそうな材を探し回り、
それが使えるようなプランをご提案しました。
デザインの基本コンセプトはそれとして、
サブコンセプトも勝手に考えていました。
バックの桜
お年寄りが利用される
というところから、
"ねこバスが停まりそうな素朴なバス停"
です。

夏に計画し、出来たのが冬なので、なんとも寒々しくバックが変貌しました。

まず土を掘って枕木で地盤固めと留めをし、
一体化するように施工しております。
画像の色あいが、なぜか1970年代を思わせます。

どこに何の材料を使ったのかはっきり憶えていませんが、
杉とレッドシダーの防腐注入処理材がほとんどです。
屋根下地が格子状になっているのは、
工場で組んでリフトで運び、現場で乗せるという施工法のためです。

屋根は昔ながらの瓦棒スタイル、ガルバリウム鋼板製です。
一瞬、ひとのうなじを見ているような錯覚が・・・。
あまりにも寒々しいので、枯れ木に花を咲かせて見ましょう。
えいっ!

成功!



後ろの壁は、掲示板も兼ねたいとのご希望にあわせました。
といっても木製なので、壁さえ作れば画鋲がとまります。
バス停の標識も、門番のように仁王立ち!
ねこバス来るかな?
この数年後、近所にそっくりなバス停が出来ました。
他の業者さんに依頼したようですが、
このデザインは在庫を利用するからこそ意味があったんです。
マネするほどたいしたものではないと自覚してるんですけどね。
会社の近くの自治会の方がおみえになりました。
当社の所有している土地を貸してくれないかとのこと。
公共バスのためのバス停をおきたいとのこと。

この斜面です。
上下に道があるのですが、所有地はこのノリ面だけです。
後ろには大きな桜。
なぜこのような役立たずの土地を所有しているのか私にはわかりませんが、
公益になるので無償でお貸しすることになりました。
そして、バス停を作って欲しいとのこと。
条件は、
お年寄りが楽に待てるよう、屋根付きで4人ほどが座れるもの
ということでした。
あと、予算をお聞きしました。
ん~、きびしい・・・。
しかし、最初から予算が確定していると、提案しやすいんですよね。
前にも書いたと思いますが、
最初にご希望予算がわかっていると、
出来なければ出来ないと返事することで無駄なお時間をとっていただかなくてすみますし、
余裕があればできるだけ価格を抑えようと努力しますしね
ちょっときびしいという程度なら、こうすれば予算内におさまるという提案ができます。
「予算を明かせば、
余裕があってもいっぱいいっぱいの見積を出されるのではないか」
というお客様のご心配も分かりますが、
私はそんな考えなんです。
っていうか、
足元を見ていると思われたくないので、
出来ることなら出来るだけ予算を下回る見積を出したいと思っています。
まあ、そういうわけで、
倉庫を歩き回って在庫処分扱いできそうな材を探し回り、
それが使えるようなプランをご提案しました。
デザインの基本コンセプトはそれとして、
サブコンセプトも勝手に考えていました。
バックの桜
お年寄りが利用される
というところから、
"ねこバスが停まりそうな素朴なバス停"
です。

夏に計画し、出来たのが冬なので、なんとも寒々しくバックが変貌しました。

まず土を掘って枕木で地盤固めと留めをし、
一体化するように施工しております。
画像の色あいが、なぜか1970年代を思わせます。

どこに何の材料を使ったのかはっきり憶えていませんが、
杉とレッドシダーの防腐注入処理材がほとんどです。
屋根下地が格子状になっているのは、
工場で組んでリフトで運び、現場で乗せるという施工法のためです。

屋根は昔ながらの瓦棒スタイル、ガルバリウム鋼板製です。
一瞬、ひとのうなじを見ているような錯覚が・・・。
あまりにも寒々しいので、枯れ木に花を咲かせて見ましょう。
えいっ!

成功!




後ろの壁は、掲示板も兼ねたいとのご希望にあわせました。
といっても木製なので、壁さえ作れば画鋲がとまります。
バス停の標識も、門番のように仁王立ち!
ねこバス来るかな?
この数年後、近所にそっくりなバス停が出来ました。
他の業者さんに依頼したようですが、
このデザインは在庫を利用するからこそ意味があったんです。
マネするほどたいしたものではないと自覚してるんですけどね。
| HOME |