2009.01.30 (Fri)
要所はパクッていません SEASON2
デッキがあればリッチな気分に浸れる
今日は大作です。
秋野大作ではありません。
小林大作でもありません。
見どころ盛りだくさん。
造園業者さまの下請け工事です。
最初の現場打ち合わせ、呆然としました。

まだ建築も出来ておらず、
職人さんが草刈りしていました。

道路との高低差約10m。
道路側に建築が建ち、
敷地内の最も高いこの場所にパーゴラ付デッキを施工します。
プランの図面はもらっていますが、
造成もこれからなので、
施工場所がどういう風になるのか検討がつきません。
変形デッキ30㎡の上に4m×4.5mの切妻パーゴラ、
デッキの周りは手摺と階段もあり、ボリュームたっぷり。
材料搬入がたいへんです。
また、斜面地でのデッキは柱が多いとかなりてこずるので、
鉄骨構造でいくことにしました。
3ヵ月後、ある程度造成ができたとのことで再び現場へ。

きれいにはなりましたが、山登りの高さは変わりません。

思ったより高低差はありませんでした。
ただ、位置決めの基準がはっきりしません。
いちおう、左に見える検地石からの追い出しになりますが、
デッキは水平なので、3次元の勾配から位置を割り出さなくてはなりません。
意味わかります?
てっぺんの平らな面に平行ではなく、
側面に水平な線を引き、
それに平行な線でウッドデッキの端を決めるのです。
わかりにくいですね。
とにかく、苦労したということです。
墨だしだけで4回ぐらい現場に通いました。
これ、本当は元請の造園業者さんが基準を決め、
それに合わせて施工図をおこすのが筋だと思うのですが、
自分から首をつっこんでしまい、
造園の土留めの位置だしまで私がすることになってしまいました。
別にやらされた訳ではありません。
なぜか自分で突っ込んでい言ってしまいました。
まあ、どんなものが出来るかもわからないのに、
現場の写真だけ見せられても困りますよね?
ではまず、鉄骨構造はこんな感じで。

この後、ペンキ塗装しています。
いっぱい立ち上がっている柱は、
手摺柱とパーゴラの柱です。
ん~、わかににくいですね。
移っていない手前はもっと高低差があります。
では、完成写真を。

いきなりいろんなものが出来ているので、
同じ現場かどうかもわかりませんね。
大体、2枚前の検地石が写った写真と同じ位置から撮影しています。
現場の立地上、全貌を映すのが難しいのです。

敷地の頂上から見下ろした図。
離れの東屋といった感じです。

このブログのヘビーリーダーの方は見覚えがあるのでは?
そう、以前ご紹介した、要所はパクっていないパーゴラの第2弾です。
予告どおりの登場!
一回り大きくなっているので、柱が2本増えました。
中はスチールパイプです。

おおまかなデザインはほぼ同じ。
ポリカはご要望により、より透明度の高いものになりました。

木材も同じくレッドシダー・クリア。
朝鮮半島では・・・。

このアール、大工による手加工です。

このアールも、大工による手加工です。

床板はduウッドという人工木材です。
中空のものではなく、中が詰まっています。
熱による膨張はほとんどありません。

階段は段板がduウッド、
構造はスチールです。

鼻隠しもduウッド。地面が勾配だらけなので、
全て斜めカットが必要でした。

手摺はレッドシダー、構造はスチールパイプなので強度も問題なし。

これは追加工事。
コンクリートブロックで作られた躯体に
duウッドの天板とレッドシダーの扉をつけた収納庫。
固定するのにアルミパイプて゜枠を組んでいます。
大工さんの手があかず、私が製作しました。
アルミの切り粉が目に入り、泣きながら作業していました。

緩い勾配の階段。
踏板はduウッド、構造はスチールです。

箕面の山の手の高級住宅街の、さらに頂上付近。
眺めはバツグン、夜景もきれいでしょうね。
休みの朝には下界を見下ろしコーヒーを一杯。
うらやましい。
とにかくこに現場は苦労が絶えませんでした。
材料費の積算間違い、
現場の実測、
施工図作成、
初めて発注した鉄骨業者の失敗、
材料の搬入、
繁忙期しかち合った工程etc・・・。
まあ、苦労した現場ほど、
仕上がった時の達成感は大きく、
また、思い出に深く刻まれますね。
今日は大作です。
秋野大作ではありません。
小林大作でもありません。
見どころ盛りだくさん。
造園業者さまの下請け工事です。
最初の現場打ち合わせ、呆然としました。

まだ建築も出来ておらず、
職人さんが草刈りしていました。

道路との高低差約10m。
道路側に建築が建ち、
敷地内の最も高いこの場所にパーゴラ付デッキを施工します。
プランの図面はもらっていますが、
造成もこれからなので、
施工場所がどういう風になるのか検討がつきません。
変形デッキ30㎡の上に4m×4.5mの切妻パーゴラ、
デッキの周りは手摺と階段もあり、ボリュームたっぷり。
材料搬入がたいへんです。
また、斜面地でのデッキは柱が多いとかなりてこずるので、
鉄骨構造でいくことにしました。
3ヵ月後、ある程度造成ができたとのことで再び現場へ。

きれいにはなりましたが、山登りの高さは変わりません。

思ったより高低差はありませんでした。
ただ、位置決めの基準がはっきりしません。
いちおう、左に見える検地石からの追い出しになりますが、
デッキは水平なので、3次元の勾配から位置を割り出さなくてはなりません。
意味わかります?
てっぺんの平らな面に平行ではなく、
側面に水平な線を引き、
それに平行な線でウッドデッキの端を決めるのです。
わかりにくいですね。
とにかく、苦労したということです。
墨だしだけで4回ぐらい現場に通いました。
これ、本当は元請の造園業者さんが基準を決め、
それに合わせて施工図をおこすのが筋だと思うのですが、
自分から首をつっこんでしまい、
造園の土留めの位置だしまで私がすることになってしまいました。
別にやらされた訳ではありません。
なぜか自分で突っ込んでい言ってしまいました。
まあ、どんなものが出来るかもわからないのに、
現場の写真だけ見せられても困りますよね?
ではまず、鉄骨構造はこんな感じで。

この後、ペンキ塗装しています。
いっぱい立ち上がっている柱は、
手摺柱とパーゴラの柱です。
ん~、わかににくいですね。
移っていない手前はもっと高低差があります。
では、完成写真を。

いきなりいろんなものが出来ているので、
同じ現場かどうかもわかりませんね。
大体、2枚前の検地石が写った写真と同じ位置から撮影しています。
現場の立地上、全貌を映すのが難しいのです。

敷地の頂上から見下ろした図。
離れの東屋といった感じです。

このブログのヘビーリーダーの方は見覚えがあるのでは?
そう、以前ご紹介した、要所はパクっていないパーゴラの第2弾です。
予告どおりの登場!
一回り大きくなっているので、柱が2本増えました。
中はスチールパイプです。

おおまかなデザインはほぼ同じ。
ポリカはご要望により、より透明度の高いものになりました。

木材も同じくレッドシダー・クリア。
朝鮮半島では・・・。

このアール、大工による手加工です。

このアールも、大工による手加工です。

床板はduウッドという人工木材です。
中空のものではなく、中が詰まっています。
熱による膨張はほとんどありません。

階段は段板がduウッド、
構造はスチールです。

鼻隠しもduウッド。地面が勾配だらけなので、
全て斜めカットが必要でした。

手摺はレッドシダー、構造はスチールパイプなので強度も問題なし。

これは追加工事。
コンクリートブロックで作られた躯体に
duウッドの天板とレッドシダーの扉をつけた収納庫。
固定するのにアルミパイプて゜枠を組んでいます。
大工さんの手があかず、私が製作しました。
アルミの切り粉が目に入り、泣きながら作業していました。

緩い勾配の階段。
踏板はduウッド、構造はスチールです。

箕面の山の手の高級住宅街の、さらに頂上付近。
眺めはバツグン、夜景もきれいでしょうね。
休みの朝には下界を見下ろしコーヒーを一杯。
うらやましい。
とにかくこに現場は苦労が絶えませんでした。
材料費の積算間違い、
現場の実測、
施工図作成、
初めて発注した鉄骨業者の失敗、
材料の搬入、
繁忙期しかち合った工程etc・・・。
まあ、苦労した現場ほど、
仕上がった時の達成感は大きく、
また、思い出に深く刻まれますね。
ともぞう |
2009.02.02(月) 01:28 | URL |
【編集】
ともぞうさん
ほんとにいつもありがとうございます。
「いち会員」というか、ともぞうさんは会長ですよ、もう!
この現場はほんとにいろいろあったので、
簡単に終わらせたくなくて、
満を持してブログリリースしたという感じです。
まあ、こちら側の勝手な思いであって、
施主さまやご覧頂いているみなさんが
どう感じているかは別ですけどね。
こういう贅沢な仕様のものを造る事ができるのも、
予算を出していたただけるお客様のおかげですね。
感謝です。
ほんとにいつもありがとうございます。
「いち会員」というか、ともぞうさんは会長ですよ、もう!
この現場はほんとにいろいろあったので、
簡単に終わらせたくなくて、
満を持してブログリリースしたという感じです。
まあ、こちら側の勝手な思いであって、
施主さまやご覧頂いているみなさんが
どう感じているかは別ですけどね。
こういう贅沢な仕様のものを造る事ができるのも、
予算を出していたただけるお客様のおかげですね。
感謝です。
トヨキチ |
2009.02.02(月) 08:45 | URL |
【編集】
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更地からのご説明と写真の多さに
驚きました!
いち会員としてこの大作はしっかり読もうと
2度ほど読み直しましたよ!
出来ていく様子がしっかり収められていて
とっても読みごたえがあり勉強になりました。
ありがとうございます。
パーゴラは前回も思ったのですが、細部に手でR加工されているというのは、すごく手間をかけられているなーと思いました。ほんとにすごいです。
第一弾をおさらいに再度開いてみると、、
わたしの初コメの日でした☆
追加工事もおつかれさまでした!