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2013.06.14 (Fri)

堺市南区I邸カーポートデッキ

堺市南区I邸カーポートデッキをご紹介致します。



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超大作なので、

お茶とおやつをご用意の上御覧ください。




【More・・・】

00-1.jpg

手前が道路で、

縦列スタイルで車庫入れする敷地形状です。



地面の芝生もはがしてコンクリートを打つことになります。



00-2KIMG0337.jpg

この芝生Kの法面が特徴的ですね。

道路から建築壁面までウッドデッキとなるので、

柱はこの部分に立つことになります。


ちょっと頼りないし、

デッキの下に隠れる芝生はやがて枯れ、

せっかくコンクリートできれいになったガレージに土がポロポロ落ちてきます。


かといって、法面をコンクリートでカバーするだけでは芸がありません。



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隣地側に掃きだし窓があり、

ここからもカーポートデッキにアクセスできるようにします。



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ちょうどフロアーレベルとなりそうなところに室外機と薪ストーブの煙突があります。

煙突部分の鉄骨構造が複雑になりそうです。



室外機はいったん外し、

デッキ下に入れてしまえば冷房効率が良くなるでしょう。


しかし、それだけの高さがとれるかどうか・・・。



KIMG0364.jpg

車がスッポリおさまるだけのデッキの幅が必要です。

また、玄関ポーチからデッキにアクセスできるようにとのご要望ですが、

そのためにはポーチとデッキの高低差を小さくしなければ、

玄関のスライドドアを開けると目の前に階段が・・・なんてことになってしまいます。

かといって、車はご覧のとおり大きいものなので、

天井高は2.1mほどは確保したいところです。



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柱を立てたいところに水道管やガス管があり、

スリルを味わいながらの工事スタートとなりました。



設計段階で何度も現場実測を繰り返し、

基礎工事がスタートしてからも図面を微妙に変更し、

かなり神経を使いました。



苦労話で前置きが長くなってしまいましたが、

すばらしいカーポートデッキが完成しました。



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縦列駐車カーポートデッキの定番、オフセット柱仕様です。

メインデッキはw5360×d3940、



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ご覧のとおり敷地に勾配があるのですが、

天井高は最低2100mm以上確保できました。



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木材はカーポートデッキとしては初のアマゾンジャラです。

鉄骨のアイボリーカラーと相性が良いです。



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玄関ポーチからはササラ階段でデッキにアクセスします。

ステップより省スペースで段数をかせぐことができます。


玄関ドアと玄関ポーチとささら桁の着地点の絶妙な位置関係をみて下さい!

地味ですが、今回一番苦労したところといっても過言ではありません。


大断面材を取り寄せ、反りを修正するために一回り小さくけずっています。



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建築とガレージで敷地いぱいだったのが、

いきなりこれだけの有効スペースが生まれるのですから、

カーポートデッキの有用性はすごいなと、いつも思います。



05-DSC02101 (2)

建築の腰窓がこんな位置になりました。

何か台をおけば、料理や飲み物をこの窓から外に届けることができて便利かも。



煙突は一番複雑な場所がフロアや鉄骨構造の位置と重なってしまいました。

鉄工所さんも大工さんもよくやってくれました。

『腕の見せ所』というプロ根性にひを付けました。



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工事期間中、

小学生のお子様の友達がよく遊びに来ていました。

玄関を入ることなくアクセスできるこの場所は、

今頃は格好のたまり場となっていることでしょう。



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隣地側の掃きだし窓の前にはノーマルのウッドデッキをつくり、

玄関側と同じ階段でつなぎました。

デッキ下は土間コン仕上げにしています。



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そしてそのデッキからも同じくササラ階段で地面とつないでいます。

私の妻をはじめ、

ステップを好まれる方が多く、

大断面材が確保しにくいウリンではほとんどササラ階段は作れなかったのですが、

私は好きなんです、これ。



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手摺はお馴染みのランダムボーダータイプ。

横板は厚み30mmの贅沢仕様。

最近出番の多い特注ミラクル金物による簡単施工です。



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クリアランスは15mmですが、

厚みがある分、見上げた時の目隠し効果は大きくなります。



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鉄骨支柱が傾いていようが、

板が曲がっていようが、

最終的にまっすぐな手摺に仕上げてくれる、

そんな日本一の大工によって施工されています。


ここで訴えてあげなければ、

お客様には決して気づかれることはありません。



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アマゾンジャラは本当に美しい木材ですね。



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ウリンは日焼けしやすく、

現地加工の時についた汚れなどもあり、

それをせっせとサンディングしてようやく綺麗になってお渡しするのですが、

アマゾンジャラは選別がいらないくらい綺麗な仕上がりです。



15-DSC02214.jpg

突き抜けたH型鋼も機能美ですね。



塗装は真っ白ではなくアイボリー系です。

真っ白は色の止まりが悪く下地の色の影響が出てしまい、

重ね塗りが必要になりコストアップになってしまいます。



DSC02217.jpg

先に屋根材の色が決まり、

これに合わせて鉄鋼の塗装色を決めました。


やはり白系はガレージ部分の明るさが違いますね。

吊り天井構造で平滑な屋根仕様も、

無駄に影をつくらず明るさを阻害しないのでしょう。



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そしてここも見どころのひとつ。

芝生の法面のブロックを増し積みし、

コンクリートを流して平らに仕上げました。

鉄骨柱の基礎がかなり強化されます。



ただそれだけの意図ではなく、

平らに仕上げることで物置スペースとして有効利用できることも考えました。



現場確認の際に、

隣地境界のわずかなスペースに自転車や車用品などが置かれているのをみて、

これはなんとかしてあげたいと思い、実現させました。


コストはかかりますが、

今後のご家族の生活を考えると、絶対に後悔させないという思いがありました。



室外機もおさまってよかった。



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これは施主さま作のポストです。


ポストは既成品ですが、

そのベースをアマゾンジャラで製作されました。

クリア塗装もされ、いい雰囲気に仕上がっていますね。


バックの塀もご自分でリフレッシュ塗装それていました。



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はじめてお電話をいただいたのが昨年の9月。

ご要望をお伺いした上でファーストプランを作成しお伺いしました。


ご夫婦の前で御見積書と図面をご覧いただきながらひととおりご説明させていただき、

改善のご要望をお尋ねしたところ、



「完璧なプランです。」



なんとも嬉しいお言葉です。



私は口がうまい方ではありませんが、あとで思うと、

波長が合ったというか、

施主さまから投げかけられたご質問が、

私が訴えたいことをすべて引き出してくださったような感じでした。



ただひとつ、

予算面だけはご予定をオーバーしてしまいました。


ということで、仕様はそのままで最大限コストダウンした御見積書をご提示し、

お返事をお待ちしました。




しばらくしてご連絡を頂きました。


「予算が足りない分をなんとか都合つけますので、しばらく時間を下さい。」




そこまでして頂ける程、私のプランを気に入って頂けたなんて、

プランナー冥利に尽きます。

ほんとうに幸せな体験をさせて頂きありがとうございました。



テーマ : 仕事日記 - ジャンル : 就職・お仕事

タグ : 大阪府 カーポートデッキ 階段 アマゾンジャラ 目隠しフェンス

20:55  |  カーポートデッキ  |  トラックバック(0)  |  コメント(4)

Comment

トヨキチ様
久しぶりに見ました。“お茶とおやつをご用意の上御覧ください。〟
今日は、お茶とおやつがなかったのでお酒と551の豚まんで堪能させて頂きました。最後の方に551の豚まんの締め言葉がでると思い待っていましたがなかったです。締めのフレーズ変えたのですか?
それはさておき、やっぱり素直に素敵ですねと言えるプランだと思いました。チームトヨキチは最高です。大工さんの腕前ももっともっとアピールした方がいいですよ。何といっても職人中の職人さんですよね。
ハナミズキ |  2013.06.15(土) 02:45 | URL |  【編集】

Re: タイトルなし

ハナミズキさま

さっそくコメント頂きありがとうございます。
きっと頂けると思っていました。


> 久しぶりに見ました。“お茶とおやつをご用意の上御覧ください。〟

ホントですね。復習したら書いていましたね。自然と書いてしまいました。
私の座右の銘なので仕方がありません。


最後の方に551の豚まんの締め言葉がでると思い待っていましたがなかったです。締めのフレーズ変えたのですか?

最近は真面目に施工例紹介するようになったでしょ?
あんまりふざけていると信用落とすかなと・・・。


> やっぱり素直に素敵ですねと言えるプランだと思いました。

ありがとうございます。お客様は大金はたいてあらたな生活を夢見ていらっしゃるのですから、
こちらも知恵のすべてを惜しみなくつぎ込んで、完成した時のうれしそうなお顔を見たいと素直に思います。
中途半端なものでは、ここで自慢げに紹介できませんしね。


>チームトヨキチは最高です。大工さんの腕前ももっともっとアピールした方がいいですよ。何といっても職人中の職人さんですよね。

今日も、そこまでしろと言っていないのに細かい仕事をしていました。
見せ場がないとつまらないのかもしれません。
『実はこんな細かい仕事をしてました特集』でもしましょうかね?
トヨキチ |  2013.06.15(土) 17:38 | URL |  【編集】

トヨキチ様
私が実際に施工を見て大工さんに感じた勝手なイメージです。勝手なイメージですよ。
レベルだしから始まり手間を惜しむことなく、見た目だけではなく、見えなくなる所までこだわる職人芸。お客さんの喜ぶ顔を見る間もなく帰って行く姿。その後ろ姿には何とも”どうだ、この野郎。俺の腕は!!満足したか!?”って言ってるような後ろ姿。もう、すごくカッコ良かったです。自社で抱える専属大工さんだからできるこだわり。ぜひぜひ大工さんの特集をして下さい。
そして、トヨキチ特集もぜひぜひお願いします。
ハナミズキ |  2013.06.16(日) 01:37 | URL |  【編集】

Re: タイトルなし

ハナミズキさま


> レベルだしから始まり手間を惜しむことなく、見た目だけではなく、見えなくなる所までこだわる職人芸。


レベルは0.5mm単位で実測しています。
「木の収縮や反りもあるのだから、そこまでしなくていい。」
と言い続けてていたのですが、先日、
「実測で0.5mmずれて切るときに0.5mmずれると、それで1mmずれることになる。」
と言われて納得しました。コレ以外でも、最初にだいたいでやってしまうと、後で収拾がつかなくなってしまうということがよくあります。師匠から弟子へと代々伝えられてきた教えと自らの長い経験にはやはり勝てません。


お客さんの喜ぶ顔を見る間もなく帰って行く姿。その後ろ姿には何とも”どうだ、この野郎。俺の腕は!!満足したか!?”って言ってるような後ろ姿。もう、すごくカッコ良かったです。

ただ早く帰りたかっただけですよ。宝塚トンネルの大渋滞は恐怖さえ感じてますので。


>自社で抱える専属大工さんだからできるこだわり。ぜひぜひ大工さんの特集をして下さい。

余計なことを書きすぎて、信用を無くしてしまうかもしれません。


> そして、トヨキチ特集もぜひぜひお願いします。

信用をなくします!
トヨキチ |  2013.06.17(月) 07:37 | URL |  【編集】

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