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2013.08.17 (Sat)

兵庫県川辺郡猪名川町のM邸アマゾンジャラデッキ

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兵庫県川辺郡猪名川町のM邸アマゾンジャラデッキをご紹介致します。




【More・・・】

施工後11年になる既存のウッドデッキが腐っているとのことでした。



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11年も経過すると、樹種の判別は情況証拠による推測となることが多いのですが、

このデッキはすぐに分かりました。

防腐処理した合板を使用した床板は、横から見るとベニヤ板のように積層になっており、

大阪のとある同業者さんしか製造しておりません。

この材は床板として使用すれば合板の断面は見えませんし、

表面は無垢の木材でありながら、耐久性はバツグンですので、

ライバル会社さんの製品でありながら、非常に良いものだと思います。



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ところが、床下の木材がご覧の通り、

白色腐朽菌にやられてしまっています。



KIMG0454.jpg

床下構造はサザンイエローパインです。

この木材自体の耐久性は低いのですが、

導管がまっすぐ通っているため、

防腐剤を加圧注入すると、芯のほうまでしっかり防腐処理ができるため、

耐久性が飛躍的にアップします。



KIMG0456_20130812130537d7e.jpg

床板はほとんど傷んでいませんが、

サザンイローパインはボロボロで、

一部ジャッキアップされていました。



サザンイローパインは当社でもUSJの工事で使用しており、

防腐注入処理によるあばれは気になるものの、

耐朽性に関しては信頼していたので、ちょっとびっくりしました。


ただひとつ違うことは、

当社ではアメリカで加圧注入したサザンイローパインを輸入していました。

日本の防腐注入処理の圧力の倍以上の規格で注入しており、

その差が出たのでしょう。



KIMG0459_20130812130531b92.jpg

撤去完了しました。

ほとんど雑草は生えていませんでした。

高床デッキでない限りはこんな感じですので、

わざわざ手間とお金をかけて防草対策する必要はほとんどありません。



01-KIMG0361.jpg

いちおうビフォー・アフターということで元に戻りました。

今回はアマゾンジャラで、少し規模を拡張します。



では、完成です。

今回はへたっぴな撮影で光の加減が悪くてすみません。



02-DSC01850.jpg

建築壁面からこちらの部分だけ広くしました。


03-DSC01799.jpg

このウッドデッキの一番の見所はコレ!

そうです、『池田専務池田ベンチ』です。



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ブログの『池田専務ベンチ』を気に入って頂き、

ご主人様の勤務先が池田ということもあり、

プランに欠かせないものとなりました。



少しずつ進化しているこのベンチですが、

今回もまた課題がありました。



DSC01807.jpg

ベンチが必要なのは一部であり、

その他手摺だけの部分が欲しいとのご要望がありました。

深く考えなければなんてことのないご要望なのですが、

ここはベンチと手摺のデザインの一貫性を大事にしたいと考えました。



DSC01881.jpg


笠木部分は背もたれと一体型のl字型で手摺部分まで伸ばし、

手摺部分の横板をベンチ下まで伸ばしています。



DSC01834.jpg

横板はただデザインだけで伸ばしているのではなく、

ベンチの桁を受けるための構造材として機能しています。


コストダウンのためには、

デザインだけのためだけに無駄なことをしていられません。



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お庭側からはベンチの後ろ側が見えることになりますが、

機能美として成立しているのではないでしょうか?



DSC01846.jpg

このベンチの配置は、

永遠に邪魔されないであろう借景を愛でながら、

食事やコーヒータイムを楽しむための施主さまのこだわりです。



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板の反りはあっても、

いつものように角の『トメ』はバッチリ合わせています。



手摺の植木鉢は失敗を隠しているわけではありませんよ。



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ステップは使い慣れた元の位置に再現。



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手摺もステップも無い部分を残しておくと、

お庭いじりの際の腰掛けとして調度良い高さになります。



DSC01840.jpg

アマゾンジャラは仕上げのサンダーがけなしでもやっぱり美しい。



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木目は様々なものがまじります。

人工乾燥していますが、

干割れは細かいものが早めに現れます。



アマゾンジャラに限らず、

木材にとっては倉庫内から雨ざらしにされた施工直後が最も環境の変化が激しいので、

干割れは施工直後が最も現れやすいのです。


「施工して間がないのにこんなに割れたら、今後どれだけ割れるんだろう・・・。」

なんて心配はいりません。



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そして、

水に濡れると、右から2番目の板のように水をはじいた境界線の跡が残ります。

これはウリンやレッドシダー等、他のウッドデッキ材でも生じる現象ですが、

アマゾンジャラの場合は粘り気のある樹液が溶出し、

乾燥するとワックスがけをしたように光沢をもった層ができます。

一面にそうなってくれれば綺麗なんですけど、

どうしてもムラになって乾燥します。


半年もすれば褪色し目立たなくなります。



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オーニングもいい雰囲気で、全体的にまとまりました。



撮影完了後は早速テーブルを出して、

ティータイムを楽しませて頂きました。

施主さまご夫婦とともに記念撮影までして頂き、

認められたという実感が湧き、嬉しくなりました。



打ち合わせの時から施主さまのウッドデッキに対する愛情が感じられ、

相見積でしたが、当社で施工させて頂き、

なんとしてもご満足いただかなければならないという使命感に駆られました。


ご注文頂いたのが年度末工事の真っ最中で、

施工完了まで2ヶ月以上お待ちいただき、ありがたい限りです。



本当に必要とされるお仕事ができ、達成感の大きい現場でした。

テーマ : 仕事日記 - ジャンル : 就職・お仕事

タグ : 兵庫県 ウッドデッキ アマゾンジャラ ステップ ベンチ 施主さまのコメント

09:20  |  アマゾンジャラデッキ  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)

Comment

大満足の仕上がり♪

豊吉さん、4月に完成し大満足のウッドデッキライフを満喫しています。このウッドデッキは私たち家族が集うリビングです。本当にありがとうございました。

最初赤いイメージのアマゾンジャラが我が家が目指すアジアンティックな(いえいえ、単に古びた^^;)イメージに合わないのでは心配しておりました。

豊吉さんは「大丈夫!秋にはしっくりとした色に落ち着きますから。」とおっしゃってましたね。本当にそのとおり。今は100年も前からあるかのように落ち着いております。
ちょっと残念なくらい…
だってアマゾンジャラの赤が予想外にとってもきれいな色だったのです!!!特に雨がふると一段と美しい!

でも、今の色が私たちが望んでいた色なのですからね(*^_^*)これからずっとメンテもなしにこのウッドデッキで過ごせると思うと幸せです。

実はひとつお願いがあります。雨ざらしになっても大丈夫なテーブルがほしいのです。豊吉さんがあまり木で作ってくださるとうれしいなぁ。

無理なお願いですか?猪名川の方にいらっしゃることがありましたら是非お立ち寄りください。
いつも親身に相談にのってくださる豊吉さんに私たち家族は絶大なる信頼を寄せております(@^^)/~~~
k.masuda |  2013.10.20(日) 11:04 | URL |  【編集】

Re: 大満足の仕上がり♪

k.masuda さま

ご無沙汰です。コメントありがとうございます。


4月に完成し大満足のウッドデッキライフを満喫しています・・・。
こちらこそ、本当に必要として頂けるお仕事をさせて頂き、充実感が得られ大満足させていただきました。本当にありがとうございました。


「大丈夫!秋にはしっくりとした色に落ち着きますから。」とおっしゃってましたね。本当にそのとおり・・・。
でしょ?塗装をしないウッドデッキの木材そのものの色は長い寿命の中の最初の半年から1年程度で、仮の姿のようなものなのです。いくらサンプルできれいな板を御覧頂いても、シルバーグレーに褪色した姿を本来の姿として知って頂かなければ、決して嘘をついているわけではありませんが情報が足りないと思っております。


ちょっと残念なくらい…
だってアマゾンジャラの赤が予想外にとってもきれいな色だったのです!!!特に雨がふると一段と美しい!

そうですね。いろんな塗料メーカーがUVカット塗料などをセールスしてきて、その都度実験してみましたが、着色することなく木材本来の色を保てるものはありませんでした。実用的な価格で褪色を防止できる技術が開発されれば、木材業界にとっては夢が実現するようなものです。


今の色が私たちが望んでいた色なのですからね(*^_^*)これからずっとメンテもなしにこのウッドデッキで過ごせると思うと幸せです。
気にかけることはささくれと手摺柱ボルトの緩みぐらいですね。私の記憶ではハードウッドデッキで施工後に問題が発生したことはなかったと思います。まあ、私の記憶は当てになりませんが・・・。不具合が生じましたらご連絡下さい。


実はひとつお願いがあります。雨ざらしになっても大丈夫なテーブルがほしいのです。豊吉さんがあまり木で作ってくださるとうれしいなぁ。 無理なお願いですか?

これは即答できます。無理なお願いです。・゚・(*ノД`*)・゚・。家具のようなきっちりとしたものを曲がり、反りのある余り材で作るのは無理がありますし、まともな材でも職人手間がかかるんです。日曜大工で作るなら自己満足感がプラスされて多少の仕上がりのまずさは帳消しになるんですけど、費用を頂いて製作するのであればそんなわけにはいかず、一品生産なら10万を下ることは難しいんです。最近は現地生産の輸入品で安くて良いものがありますので、それではではご要望が満たされない方以外は既成品をおすすめしています。ごめんなさい。


猪名川の方にいらっしゃることがありましたら是非お立ち寄りください。
ありがとうございます。そろそろ紅葉も始まりウッドデッキのシーズンですね。シルバーグレーに成長した我が子を見せていただきたいです。ぜひ立ち寄らせて下さい。


いつも親身に相談にのってくださる豊吉さんに私たち家族は絶大なる信頼を寄せております(@^^)/~~~
貧乏なのでお金の相談にはのれませんが、今後とも宜しくお願い致します。
トヨキチ |  2013.10.21(月) 09:35 | URL |  【編集】

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