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2013.09.06 (Fri)

箕面市Y邸ウリンデッキ

DSC01415.jpg

箕面市Y邸ウリンデッキをご紹介します。

【More・・・】

きっかけはいつもお付き合い頂いている造園業者さまからの紹介でした。

「できるだけ安くしてあげたいので、直接施主さまから請けてください。」

ということです。



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建築の角を埋めるようにウッドデッキを施工します。

ウッドデッキが完成してから、

手前に植栽が入ります。



実は今回のウリンデッキ、私一人で施工しました。

予算をとことん落としたことと、

年度末工事集中期間で、大工さんの手が全くあかなかったためです。

もちろん、大きさや仕様から、ひとりでできるという勝算がありました。



KIMG0414.jpg

まずは1日かけて束石の設置とレベル測定のみ先行しました。

そこまでするかというぐらい、慎重に、丁寧に進めます。

後々問題が発生した場合、

やはり大工さんほどの技術がないので、現場対応できない可能性がありますので、

そこは丁寧さでカバーします。



水平を合わせた束石には、完了の印として小石を乗せ、

漏れのないようにしています。



ここまでで一旦会社に戻ったのですが、

後で小石に気づいた施主さまが、

いたずらしたのではないかとお子様を追求されたそうです。


02-KIMG0417.jpg

束石のピッチを記した定規も持って行ったおかげで、

バッチリ並びました。



大工さんがいる場合は、加工の大半は現場でするのですが、

人手も技術もないので、

実測だけはいつも以上に念入りにして、

設備が整っている工場ですべてプレカットしました。



本体の施工は一日半で完了しました。

工場加工も同じぐらいかかっていますけど・・・。

工場の職人さんにも加工を手伝ってもらいました。



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ウリンデッキ、約13㎡です。



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床板切りっぱなし、鼻隠し無しバージョンです。


手前にレッドロビンの生垣が入るので隠す必要がありませんし、

デッキ上に落ちた葉っぱを履き落としやすくなります。

もちろん、コストダウンにもつながります。



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床下構造は角材の寸法や接合方法等、

現場に合わせてパターンを変えています。

今回は根太を45mm×90mm、束は90mm角を加工しました。

束と根太は工場で仮組みし、現場でスムーズに進むようにしました。



DSC01441.jpg

床板は、通常は建物側を事前にカット、面取りし、

すべてビス止めが終わってから前面を丸鋸でカットします。


私は大工さんほど丸鋸をうまく使えないので、

工場で設置式の設備ですべて長さをカットしていきました。



DSC01444.jpg


同じ長さにカットしたつもりでも、

板が曲がっていては端が揃いませんので、

なるべく真っ直ぐな板を選別しました。




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建物側もまっすぐ通っています。

いつものようにクリアランスをあけ、壁面を伝う雨水が流れるようにしています。



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こちら側はサッシの仕様により、少し余裕をもったクリアランスとなっています。



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隣地境界側はブロックが建物と平行ではなかったのですが、

ほんのちょっとのことでしたので、

幅を少し削って入れました。



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ここにシンボルツリーが入ることになります。

実はここで問題が発生しました。



「植栽スペースを角から1200mm角の大きさをとってください。」


とのご指示があり、床板の割付に合わせて

ウッドデッキの角から1230mm角の植栽スペースを確保した図面を描き、

基礎の施工まで終えたところで、施主さまより、


「束石の位置がこんなに引っ込んでいていいのですか?」


との連絡が入りました。



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『角から1200mm角』は、ウッドデッキの角からではなく、

お庭の角からだったのです。

言われてみれば、シンボルツリーを1本植えるためのスペースなのですから、

施主さまは何も疑わず『お庭の角から』のつもりでお話されていたでしょう。



図面で表示していたとはいえ、

現実的には私の気付きの無さによるものでした。



ただ、床板はすでにカットしていましたし、

差額分の寸法500mm伸びると、ひと規格上の材が必要になります。

コストダウンし尽くしていたので、少しのロスでも厳しい状況です。



カットしてしまった床板のロスや、再加工の費用は除外し、

シンプルに、最初からこの寸法だった場合は床板素材の価格がアップしていたので、

規格の差の材料費の差額だけいただき、

お庭の角からの計算で作りなおすことでご了承頂きました。



話を戻しまして、



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ステップも工場で組み立て、現場ではデッキ本体とつなげるだけにしておきました。



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ステップも鼻隠しレスバージョンで、床下が丸見えになりますので、

機能美を表現できるような特別仕様になっております。


根太は床板から少しセットバックさせ、

下側を大きく面取りしています。


このタイプのステップは、『シャープさ』が命ではないかと思っております。



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床板のサンダー仕上げも工場で行ないました。

こういう部分の仕上がりに対するこだわりは大工さんを上回っています。



技術は方法でカバーし、

そこへ時間をかけた丁寧さをプラスして、

大工施工以上のウッドデッキに仕上げます。


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手間を省き、施工性を重視するために、

今回は材の選別基準を高くしました。

差し引きゼロというわけです。



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向かいの工事用フェンスが邪魔ですが、

向こうには大阪都心部の高層ビル群が一望できます。

フェンスの向こうは遊歩道となりのすので、

永遠の借景が約束されています。



お打ち合わせは夜にお伺いしていたのですが、

夜景に見とれてしばらく立ち尽くしていました。



景色の良い場所でのウッドデッキ工事になぜか恵まれています。



そして、一週間後には植栽が整いました。



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通行人からの目隠しとしてのレッドロビンと、



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シンボルツリーの、図面では常緑ヤマボウシとなっております。




2ヶ月後におじゃまさせていただくと、




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レッドロビンの目が詰まり、目隠しとしてしっかり機能しています。



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お落ち着いたプライベートスペースになりました。



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天候が曇で少し暗めですが、

しぶい色合いですね。

濃くなりきって、そこからシルバーグレーへと褪色していく段階ですね。

この夏の日差しは相当なものだったので、

今ごろはすっかりシルバーグレーかもしれません。



施主さまの立場から見ると、

造園業者から突然紹介された、どこのものかも分からない業者でしたが、

こちらの話を誠実に丁寧に聞いて下さり、

とても気持ちよくお仕事をさせていただきました。



奥さま、

この週末にはコストコへ行ってきます。

もちろん、スルメは必須です。


うちの娘は、『ごちそうのところ』と読んでおり、

私と試食し倒すことを楽しみにしています。







テーマ : 仕事日記 - ジャンル : 就職・お仕事

タグ : 大阪府 ウリン ウッドデッキ ステップ 鼻隠しなし

11:05  |  ウリンデッキ  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)

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