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2013.09.10 (Tue)

床板貼り

今日は、「床板を貼る」ということの特集です。

前にも似たような内容をアップしたように思うのですが、

どこへ行ったかわからなくなってしまったので、

やり直します。


DSC02587.jpg


【More・・・】




ウッドデッキ工事では必須の作業であることはあたりまえですが、

この作業をどれだけ丁寧に行うかによって、

仕上がりの差が歴然とします。




まずは、床板を貼り付ける『根太』を見極めます。

エクステリア用の木材は家具材のように人工乾燥処理がされていないものがほとんどで、

されていたとしても、家具・内装用とエクステリア用では基準が違います。


そのため、ほとんどの木材は反りがあると思ってください。

その曲がった木材をどのように使用するかが重要です。


できるだけ垂直方向には反りが少ないようにします。

これがお大きいとレベルが狂いますし、束が浮いてしまいます。


それでもまだ反りがある場合は、山なりになるように上下を決めます。

真ん中が低く両側が高くなると、端に乗ると天秤になってガタガタします。

端より真ん中の方が荷重がかかりますので、

真ん中が高ければ、床板の重みで多少修正されます。



DSC05653-1.jpg

水平方向への曲がりは、強度や使用上は何の問題もありません。

床板をとめるビスさえまっすぐになっていれば問題ありませんので、

画像のように、あらかじめ根太上に直線を引き、

この直線上にビスをとめます。

また、この線を基準に根太を並行に並べます。



そして床板を貼るのですが、

こちらも下準備があります。



DSC05653-2.jpg

反り、曲がりの比較的少ない床板を選別しておきます。

そしてこの選抜メンバーを、一定の間隔で先にビス止めします。

○印が選抜メンバーです。



例えば、

床板の幅が120mmで、5mmのクリアランスをとって床板をならべるとすると、

(120+5)×4=500mmおきに選抜メンバーをビス止めしていきます。



そして、この間に比較的曲がりの大きい板を入れていきます。



DSC05657.jpg

そして、

床板の間にくさびを打ち込み、クリアランスが均等になるよう調整します。


レッドシダーの場合は5mmのスペーサーを挟んでビス止めしていました。

しかし、ハードウッドは120mmの規格でも乾燥具合によって幅がバラバラですので、

なかなか机上の論理どおりにもいきません。

ここは職人の目に任せたほうが確かなものになります。



また、チョークラインでビスをまっすぐ通して打つための目印をつけます。

床板の幅方向に対しては、端から20~25mmぐらいの位置にビスを打っています。

あまり端っこすぎると割れてしまいますし、

床板のカップ反りを抑えるためには真ん中の方では意味が無いので、

そのバランスを考えた位置です。




DSC05660.jpg

そしてドリルで下穴をあけます。

この穴が適切な深さと太さになっていなければ、

ビスがねじ切れてしまったり、

効きが甘く、板の反りが抑えきれずに数カ月後にビスを跳ね飛ばすというようなことになります。



DSC05661.jpg

そしてビスどめ。

このビスは当社で開発したオリジナルのNMSビスです。



KIMG2659.jpg

さまざまなビスをさまざまな木材に打ち込んで先端形状を選定たり、

軸の太さ、ねじ山の大きさ、頭や首下の形状から、

素材の配合率までこだわって開発しました。


ビスの強さというのは、

施工時はもちろんですが、

補修や解体の時にも折れにくく、速やかにはずせることによって、

作業のコストを抑えることにも役立ちます。



DSC05671.jpg

クリアランスはバッチリ!



DSC05674.jpg

ビスの通りもバッチリ!

ウッドデッキが完成してしまうと、こんな細かいところにはあまり目が行きませんが、

ビスの並びがバラバラなウッドデッキは結構あります。



DSC02675.jpg

このような位置にビスを打つ場合、

後々床板の張替えが簡単にできるよう、

上段から少し控え、インパクトドライバーでビスを抜くことができる位置にビス止めします。



DSC02030.jpg

フェンスがある場所も同じです。




ごくごく基本的な床板を貼るという作業だけでも、

これだけうんちくを語ることが出来ます。

どんな小さなウッドデッキでも、

どんなシンプルなウッドデッキでも、

中川木材産業のウッドデッキはこのような工程で施工されています。



これは技術の問題じゃなくて、

こだわりというか、丁寧さというか、

いいものを作りたいというものづくりの基本姿勢がなせる業です。




テーマ : 仕事日記 - ジャンル : 就職・お仕事

タグ : 品質

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