2014.03.14 (Fri)
箕面市O邸ウリンデッキ

箕面市O邸ウリンデッキをご紹介致します。
2012年2月完成です。
【More・・・】
施工後≒15年経過したウッドデッキを撤去し、
ウリンで新たに作りなおします。

大手エクステリアメーカーさんのレッドシダーデッキでした。
手摺柱の小金物が特徴なのでわかります。

15年経ってもこれだけ色が残っているということは、
メンテナンス塗装をしっかりされていたのでしょう。

上から見る限りでは、腐ってそうな板は2枚ぐらいです。
状態が良すぎて解体に苦労したぐらいです。
まわりは建築の壁と植え込みに囲まれていますし、
決して条件が良い場所ではないので、
15年でこの状態は驚異的なものでした。
なぜこれほどの耐朽性を示せたかはまた後日として、
かくしてウリンデッキに生まれ変わったのでした。

手摺は今回もクロスタイプになりました。
せっかくの植え込みを隠してしまうのはもったいないですから。

お部屋からの眺めです。
植え込みの向こうには道路があるのですが、
その向こうには雑木林が永遠の借景として広がっています。
緑に囲まれた、なんとも贅沢なシチュエーションです。
実はここまでの画像、施主さまによる撮影です。
施工完了時は暗くなってしまっており、
後日撮影にお伺いする予定だったのですが、
天気と予定がなかなか合わず、
結局撮影のためにお伺いしたのは、施工後8ヶ月が経過しておりました。

9月の撮影です。
逆に天気が良すぎです。

光が強すぎて床板が真っ白担ってしまいました。

板によって褪色度合いが違いますね。
まだ赤みが残っているものもあれば、
すっかりシルバーグレーに仕上がったものもあります。
やはり梅雨と夏を含んだ8ヶ月は、
秋冬の同じ期間とは苛酷さが違います。

しかし、この色のバラツキがまたいい味出しています。
一年後には赤みもすっかりなくなってしまいますが、
同じシルバーーグレーでも濃淡が残ることでしょう。

一方、
手摺の方はまだまだ赤味が残っています。
雨が滞留しないため、
色素を誘引して流してしまうには時間がかかります。

道路側から脚立に登って撮影しました。
みどりにまもられているかのようです。
お客様のご感想を頂いております。
I am an American woman who arrived in Japan in the 1980s, apparently at the same time as wood decks. Hugely popular, decks apparently expanded rapidly in the market during the 1990s, with new options in materials (hardwood) and building (DIY).
For Americans, wood has a long history in exterior building and “accessories,” from pioneer forts to the famous white picket fence appearing in the novel Tom Sawyer. Americans continue to love and use wood in the 21st century, in fencing, decks, and in many other ways.
I feel a cold and abandoned feeling whenever I see wire fences and concrete walls and buildings. Wood strongly communicates warmth and care, and is extremely soothing. This “visual therapy” is especially important in urban and suburban Japan, where stress can be a problem.
We live in a quiet and green suburb in northern Osaka. Our family is delighted with the sturdiness craftsmanship in our new Borneo ironwood deck built by Nakagawa Mokuzai Sangyo, Inc. It will be a joy to sit on the deck in spring, listening to the birds and watching the bamboo sway in the breeze.

お客様の奥様はウッドデッキの本場アメリカから来られた方です。
品のある美しい方で、
いつも笑顔でまっすぐ私の目を見てお話され、
吸い込まれそうな感覚になりました。
日本語訳です。
私は1980年代に日本へやってきたアメリカ人の女性です。おそらくウッドデッキが日本へやってきたのと同じ頃です。非常にポピュラーになったウッドデッキは、1990年代には新素材(ハードウッド)や施工法(DIY)などの新たの要素も手伝って、その市場は顕著に拡大しました。
アメリカ人にとっては開拓者の砦からトム・ソーヤに出てくる有名な白いピケット・フェンスに至るまで、木のエクステリアやアクセサリーを利用してきた長い歴史があります。21世紀になってもアメリカ人は木を好み、フェンス、デッキやその他様々な方法で木を使い続けています。
私はワイヤーフェンスやコンクリートでできた壁や建物を見るといつも冷たく廃れた感覚を覚えます。ウッドからは暖かさや優しさを強く感じ、非常に癒されます。この「視覚療法」はストレスが問題となりうる日本の都市や近郊の地では特に重要です。
私たちは静かで緑豊かな北大阪の郊外で暮らしています。中川木材産業によって施工された新たなボルネオアイアンウッドデッキの頑丈な技術に私達家族は喜んでいます。春になるとデッキに座って、小鳥のさえずりに耳を傾け、そよ風で竹がなびく様子を眺めるのが楽しいことでしょう。
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