2014.08.29 (Fri)
富田林市S邸ウリンデッキ

富田林市S邸ウリンデッキをご紹介致します。
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お知り合いの業者さんに「ウッドデッキを作ってくれ。」とご依頼されたところ、こんなのが出来てしまったとのこと。

ショールームでお話しをお伺いしていた時は、
てっきり人工木材のデッキかと思っていたのですが、
樹脂床板の後付バルコニーでした。

こちらはけっこう大きいです。
縁台のように腰掛けても、
アルミの縁が熱くてやけどしそうになるとのこと。
施工された業者さんにやり替えしてもらえば良いところですが、
お知り合いで言いにくかったり、
その方が最近身内にご不幸がありお声をかけにくいとのことで、
当社にお問い合わせ頂きました。
事情が事情だけに、
できるだけコストがかからない方法で考えさせて頂きました。

アルミ枠とサッシの高さがこんな関係ですので、
床板をアルミ枠にかぶせるためには、
サッシより床板が高くならざるを得ません。

また、角の柱のキャップの分だけさらに上げなければなりません。
キャップを取ってしまうと、中に水が溜まってしまいますので。
床板を外してみないと構造が正確に把握できないのですが、
このような商品を扱うことがないため、
床板がどのように固定されているのかが全くわかりませんでしたので、
小さい方だけ先に解体し、試験施工することにしました。

床板を切断しているうちに、その断面から取り付け方法がわかりました。
これで根太寸法を決め、工場加工ができます。

Lアングルでアルミ構造にウリン根太を固定しました。

1920mm×1130mm、ソロ施工です。

床板は20mmを使用。
床高があがらないためと、
材料費のコストダウンのためです。

根太ピッチを細かくしているので、20mmでも強度は問題ありません。
万一腐食した場合には30mmより破損しやすくなりますが、
ウリンの耐久性と、テラス屋根があることを考慮すると、
全く危なげない仕様です。

鼻隠しを取付けない仕様としました。
しかし、まるで既成品であるかのような自然なおさまりだと思いませんか?

そしてこちらの大きい方も。
ちょっととっちらかっているのは、
工事中の造園業者さんのお荷物です。
施主さまの名誉のために。

ご覧のように生まれ変わりました。

5600mm×1530mm

構造は小さい方と同じです。

サッシとはクリアランスをとり、
デッキ上の水やゴミがサッシ側へ流れないよう配慮しています。

いつものように壁際も。

こんなところも。

これだけの広さがあれば贅沢に使えますね。

お庭も広く、
ガーデニングの一服にもいいですね。
お孫さんはこの上でお絵かきしていました。
お庭のリフォームもされており、
素敵な空間が完成しました。
以下、施主さまより頂きましたメールを貼り付けさせていただきます。
打ち合わせ後、クイックレスポンスで対応して頂きました。
孫の夏休みにも間に合い、友達とのバーベキューや花火などこの夏を堪能したようです。
ありがとうございました。
そういえば、「対応が早いのが気に入った」とのお褒めの言葉を頂いておりました。
施主さまも部下の方に『対応は早く』と良くおっしゃっていたそうです。
今回はたまたまタイミングが良かっただけで、
難題の物件ではなかなか良いプランが浮かばす、
施主さまにご迷惑をお掛けすることもあります。
しかし、こうして心がけてご対応させていただいたことが高評価をいただけると、
本当にうれしいです。
ありがとうございました。
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