2014.11.17 (Mon)
人工木材デッキの経年変化

以前、『人工木材について』という記事で紹介致しました某公園の人工木材デッキです。
その記事を今見返すと、すごい数の拍手を頂いております。
お役に立てていたらうれしいです。
なお、当社の施工ではありません。
まあ、施工品質は今回関係ありません。
その時の写真は上司が撮影したもので、
前から実際に見てみたいと思っていたのですが、
ようやく機会がやってきました。
【More・・・】
あらかじめお断りしておきます、
人工木材、合成木材、木樹脂にもいろいろありますので、
いろんな経年変化を生じると思います。
あくまでこれはその一例です。

もともとはどういう色だったのでしょうか?
確かに無垢の木材のように完全に褪色はしていませんが、
確実に劣化はしています。

外に置いているプラスチックのゴミ箱が劣化するように、
表面が粉を吹いたような感じで色が薄れています。
また、褪色しきらない分、汚れも目立ちます。

破損した部分をパテ埋めで補修しています。
中空構造なので、無垢の木材より衝撃に弱く、割れやすい。
人工木材デッキの多くは目地の間で専用金物で抑えこんでおり、
端からスライドさせて並べていくため、
真ん中の一枚を交換するには、
また端から外していかなくてはなりません。
ただし、このデッキは上からビスどめしているので、
ビスを抜けば容易に交換できるはずなのですが・・・。

いたるところでパテ埋めしてあります。
乱暴者にやられたのか?
傘でこづいてしまったのか?

自転車のタイヤの跡がくっきり。
これは以前当社が施工したデッキでも経験があります。

自転車でこけたのでしょうか?

まだ新しいのか、補修されていません。

板の木口がバラバラです。
伸縮度合いも一定ではないのでしょう。
まさか、施工時点でこんな貼り方はしないでしょう。

木が覆いかぶさっている下は、

まあ、これは無垢の木材でも汚れます。
それが自然か不自然かという差でしょうか。

すぐ横には無垢の木材の橋があります。

干割れが結構入っています。
ここまでいくと樹種の判別は難しく、細部まで確認しませんでしたが、
イペかボンゴシあたりでしょうか?

ここにもタイヤの跡がありますが、
ちょっと雰囲気が違います。

手摺は桧っぽいです。
できるだけ公平に判断していただこうと、
できるだけ事実のみを記すようにしましたが、
どう感じられましたか?
古着のジーンズと古着のスラックス・・・。
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