2016.02.05 (Fri)
大阪市生野区H保育ウリンデッキ

大阪市生野区H保育園ウリンデッキをご紹介させていただきます。
【More・・・】
この保育園さんでは数々のお仕事をさせていただいております。
詰め合わせデッキがその代表格。
今回は系列の保育園でのウッドデッキ工事です。

園舎と境界フェンスの間にウッドデッキを施工します。
幅2m弱、長さは通用口を挟んで7m+14mです。
以前ウッドデッキがあったそうです。

14m側です。
このサッシからの出入りがメインとなります。
レンガ面まで60mm前後しかなく、
床下構造を切り欠いて薄くしなければなりません。

7m側にも小さいですが同様のサッシがあります。
コンクリート製の花壇があるのですが、
阪神大震災の影響で部分的に傾き、
レベルの合わせようがありませんでした。

境界際には側溝があり、
掃除ができるようにしておかなければなりません。

会所桝も盛り沢山です。

デッキができると、この鉄条網が気になります。
園児が登ると危険ですし、
イメージ的にも良くないので、
カットします。

また、ボルトの先も危険です。
当初は板を貼ってカバーするという計画でしたが、
コストダウンのため、
ボルトの向きを差し替えて危険度を下げました。
では、完成です。

木材はウリンを使用致しました。

こちらは7mの方です。

掃き出し窓、通用門、花壇、レンガ張りのステップの微妙な位置関係を考慮し、
安全で使いやすいようにデッキとステップの形状を考えました。

通用門は最低限度の90度+α開くように。
各部の段差が大きくならないように。

掃き出しからの出入りもスムーズに出来ます。

わかりづらいですが、
右側はデッキの方が、
左側は花壇の方が高くなっています。
デッキは水平に施工していますので、
これだけ傾いているのです。

点検口が二枚並んでいます。
レッドシダーなら1枚で大丈夫な大きさですが、
ウリンでは持ち上がりません。

床板は千鳥張りで1枚おきに継ぎ目を変えています。
施工は手間がかかりますが、
強度、耐朽性ともにアップします。

ブロックより少しフロアレベルが上がりました。
鼻隠しを付けず、床下の痛風を確保します。
ウリンなら問題ないとは思いますが、
風通しを良くしておくに越したことはありません。

では、そろそろ大きい方のデッキへ移動しましょう。

こちらは14mの方です。

掃き出し窓、通用門、花壇、レンガ張りのステップの微妙な位置関係を、
安全で使いやすいようにデッキとステップの形状を考えました。

各部の段差が大きくならないように。

掃き出しからの出入りもスムーズに出来ます。

わかりやすいですが、
右側はデッキのほうが、
左側は花壇の方が高くなっています。
デッキは水平に施工していますので、
これだけ傾いているのです。

ッフェンス際に点検口が並んでいます。
側溝の掃除用ですが、
全て蓋にしてしまうと強度が出ませんので、
根太1スパンおきに固定床と蓋としています。

床板は千鳥張りで1枚おきに継ぎ目を変えています。
施工は手間がかかりますが、
強度、耐朽性ともにアップします。

ブロックより少しフロアレベルが上がりました。
鼻隠しを付けず、床下の痛風を確保します。
ウリンなら問題ないとは思いますが、
風通しを良くしておくに越したことはありません。

ん~、省エネブログもここまでです。
柿の木はこちらにしかありません。
本当は大きめに穴を開けておきたいのですが、
小さな子どもたちが足先を突っ込んだり、
おもちゃが頻繁に落ちるようではいけないので、
3センチほどのクリアランスに留めました。
けっこう斜めに生えているので、
穴も勾配をつけて開けています。
親方の職人魂です。
と、ここまででいったん完了したのですが、
後日追加工事がありました。

やはりフェンスのボルトが気になるというj事で、
柱カバーを取り付けさせていただきました。

duウッドという人工木材です。
以前輸入していたもので、在庫処分です。
これは中空ではなく中が詰まっているので、
木材同様に『削ったり穴あけしたり出来ます。

点検口の上は短くし、蓋を開けられるようにしています。
ウッドデッキで遊ぶ園児の姿はまだ見られませんでしたが、
いったん下に降りずに、
ネットフェンスに雑巾を干しに行ける保育士さんたちは、
随分便利そうでした。
以上、
子どもたちの
「おにいさん、がんばってー!」
という応援により完成したウリンデッキでした。
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