2016.06.14 (Tue)
某保育園ボックス遊具

外構業者様のご依頼で制作いたしました。
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外形と寸法の指定に基づき、
加工図面を考え制作致しました。

550mm角の箱を、150mmの段差をつけて並べるというのが基本コンセプトです。
現場ではつなげるそうですが、
配置換えができるよう、
それぞれを独立させております。

木材は優しい肌触りのレッドシダーです。
いずれささくれ立つ可能性はありますが、
そういう事も理解の上で本物の木に触れさせるという事を重視されています。

ということで、滑り台も木製です。
とはいうものの、
ささくれの起きにくい柾目をしようしたり、
板の向きを考えることで、
経年変化しても安全なように考えうる配慮を講じております。
ビスを裏打ちすることで、
木がすり減ってきたらビスの先が露出する可能性も考慮しながら、
安全な長さのビスを使用しております。

ここは物入れとして使えるよう、壁はありません。
下地はアルミ角パイプを使用しております。
ここでは取り付けておりませんが、
手すりが取り付くため、
柱がしっかり固定されるよう、
ビスの効きが良いアルミパイプを採用しました。

こちらは子供が入って遊べるようになっています。

床は土に近いため、ウリンを使用していますが、
在庫期間が長く乾燥が十分な材を再加工し、
ささくれの危険性を抑えています。

組み立ては家具職人の手によるものです。
私が考えたものではありませんが、
使いみちの幅が広い、面白い遊具ですね。
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