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2016.07.15 (Fri)

イデオロギー

外出中に会社から電話がありました。


『同業者さんが15年前に施工したガレージデッキが腐ってやりかえたいが、

その業者さんが倒産して困っているので、なんとかしてもらえないか?』


という電話を頂いたのこと。



ちょうど近くに行く予定があったので、

すぐに向かいました。


P1220062 腐朽例


【More・・・】




鉄骨構造+木部はレッドシダーです。

部分的に腐朽菌が繁殖していますが、

それによる緊急事態ということは一見なさそうです。

レッドシダーでこの仕様であれば、ごく平均的な状態であるといえますし、

手抜き工事でも粗悪品でもありません。



ただ、問題は手摺です。

解体してみないと仕様がわからないところもあるのですが、

外周の鉄パイプに床板をビス止めし、

その板にL金物で手摺柱をビス止めしているようです。



結構ぐらついています。



施主様が良くわかっておられる方で、

笠木のコーナーをLアングルでつないで補強されていたのですが、

応急対策であり、心配されています。



未乾燥のレッドシダーを金物で挟み込んでビス止めしても、

乾燥して痩せてくると、アソビができてしまいます。

最初のうちはビスを増し締めすれば強度はある程度復活しますが、

何度も繰り返していると、ビス穴がバカになって効かなくなります。

密度の低いレッドシダーならなおさらです。


加えて、

手をかけたり、時にはもたれかかるようなこともあれば、

テコの原理で力がかかり、

床板と柱の接合部は緩む一方です。






現状は現状として、

どのように改修するかが悩ましいところです。


現状をそのまま回復するのは難しく、

お客様も安心できません。


手摺の強度を向上させ、

さらに耐朽性を向上させ、

さらにさらに次のメンテナンスを容易にできるようにしておきたいところです。







これは同業者さんを批判するための記事ではありません。

そもそも廃業された業者さんを批判して蹴落とす必要もありません。

以前ご紹介した粗悪品とはレベルが全く違います。

品質を構成するさまざまな要素への力配分が会社によって異なり、

それが各社の特徴となっているだけとも言えます。







今回、再確認できたことが2つあります。

当社の工事に対するイデオロギーです。



ひとつは、

木材は劣化するという前提を忘れず、

劣化した場合も最低限の安全性を確保し、

補修・交換が適切に行える施工品質を守るということが、

当社の考えるお客様にとって最善の商品であり、

トータルコストを抑えることになるということ。



もうひとつは、

その施工品質に見合った最適な利益を頂き、

会社を存続させることは、

高額でライフサイクルの長い商品を扱う会社として、

お客様へのサービスを長く保証するために重要であるということです。





【結論】


ブログ頑張りますっ! ٩( ᐛ )و


あえて手間のかかる工法や、

自分の家を建ててしまうような腕を持ちながら、

屋外での木の使い方に精通する有能な大工による施工は、

将来の改修コストまで見据えたうえでの判断なのです! (`^´) ドヤッ!


細かい部分の手間のかけ方などを見て頂けたら、

きっとわかっていただけると思うんですけど、

こういうところは見積書や図面には表せないんですよ・・・。 !!!▄█▀█●ガーン


だからブログでそういう品質をわかっていただけるよう、どんどん紹介していきます! (๑•̀╰╯-)و.。.:*✧


でも、

いくら品質が良くてもご予算には限りがあることはわかりますので、

本当に細かいところまでコストダウンを図るよういつも頭を悩ませています。 | 柱 |ヽ(-_-; ) ウーン


在庫処分材や再加工で使える木材にいつも目を光らせています。 (゚_゚ )( ゚_゚)(゚_゚ )( ゚o゚)キョロキョロ


お昼ごはんは100円台の冷凍食品で耐えています。 (ノД`。)ホロリ


使い慣れない顔文字を、ネット検索して頑張ってます。 (*ゝ`ω・)_[PC] 検索中・・・










タグ : 品質

11:21  |  うんちく  |  コメント(0)

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