2017.10.27 (Fri)
ご長寿! 23歳のレッドシダーデッキ

23年前に施工したレッドシダーのウッドデッキです。
【More・・・】
既存デッキとからめたウッドデッキの増設をご希望ですが、
20年以上も経過していると、
さすがにやり直さなければならないだろうと、
現場確認に伺いました。

半分カーポートデッキです。

すべてレッドシダーの節無し材です。
贅沢な仕様です。
このあたりは傷んでなさそうです。
風通しが良いからではないでしょうか?

柱の地際も問題なし。

上に上がってみても大きな問題はありません。
少し釘が浮き気味なところはありますが、
全く効いていないわけではないので、
叩いておきました。

手摺も強度の不安は全くなし。
いくら風通しが良いとはいえ、
この耐朽性は不思議なくらいです。

メンテナンスをきっちりされていたのも高耐久要因のひとつでしょう。
23年経ってまだこれだけ色が残っているのですから。

建築壁面ラインより向こうが高床カーポートデッキ、
手前が、庭から立ち上げたウッドデッキとなっています。
構造の分かれ目で少し段がついています。

庭は苔がむし、シダの生えるような湿気です。

まるで芝生のように青々と苔が生えるような場所ですが、
床板を踏み抜くような危険性は見当たりません。

点検口の境目は水やゴミがたまって腐りやすいのですが、
問題ありません。

もっとも床が低い部分。
少し釘の効きが悪くなっています。
カーポートデッキ部分は乾燥しやすく条件に恵まれているとしても、
これだけジメジメ下場所でなぜ23年も持ちこたえているのか、
まったく理解できません。
当社施工のレッドシダーデッキの、
全面改修時期の平均は13年です。
これを遥かに上回っておりますが、
10年前にレベル調整をしただけで、
平均を10年も上回ってなおがんばっています。
どこかのサイトで、
「レッドシダーは5年以上もたない。
もっているものがあれば見てみたいものだ。」
というようなことが書かれていました。
いつでも紹介いたしますよ。
ウッドデッキ創世記は、
デッキ材=レッドシダーでした。
その頃は建築屋さんがデッキもついでに建てたという事例が多く、
建築の大工さんが建築の組み方でデッキを建てています。
ほぞ、相じゃくり、通し柱など、
『いい仕事』でデッキを施行していたのが、
逆に水が溜まりやすい構造となり、
早期腐朽をおこしたという例を数多く見てきました。
当社でもその失敗をしました。
これが、レッドシダーのデッキ=腐りやすいという誤った方程式になっています。
もちろん、
ウリンやアマゾンジャラと比べるとレッドシダーの耐朽性は劣りますが、
しっかりとした設計・施工がなされていれば、
レッドシダーデッキが5年でだめになるようなことはありません。
それにしても、もちすぎだなあ。
♣︎エクステリア、ウッドデッキのご相談なら♣︎
♧♣︎創業100余年、信頼と実績の♣︎♧
中川木材産業株式会社へ
HP:wood.co.jp
♣︎--------♣︎--------♣︎--------♣︎--------♣︎
| HOME |