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2008.09.10 (Wed)

「うそぷ~」は大阪弁?

デッキですかあぁーーーっ! 
   デッキがあればなんでもできる。
  デッキがあればクレームも起きる・・・・。


朝夕ポッキリ涼しくなりましたね。

網戸で寝ているのですが、
(網戸の上で寝ているわけではありません)
窓のほうに足を向けて寝ると冷えすぎるぐらいですね。

かといって窓に頭を向けて寝ると、
朝日や外を行きかうバイクの音で、
早く目が覚めてしまいます。

ということでどちらとも決めかねて、
毎日違う方角を向いて寝ています。


今日はちょっといただけないウッドデッキを紹介します。
当社で施工したものですが、
施工後3年でこんなことになってしまいました。

b20080123 001

な・な・なんと、雨でぬれてしまったのです。

     ・
     ・
     ・
     ・
 

     う

     そ

     ぷ

     ~

     ・
     ・
     ・
     ・



こんなに反ってしまって、ビスまで跳ね飛ばしてしまいました。

b20080123 002

木材はセランガンバツで、
元請業者さんの指定でした。

要因として
①未乾燥材であった。
②構造もセランガンバツだったため、ビスの保持力が小さかった。
ということが考えられます。

①は、他の床板を見てもビスの頭が浮いていたので、
施工後にかなり乾燥して寸法変化したことは明白です。

つまり木材は、
均一に収縮すれば「やせ」が、
木目により不均一に収縮すれば「反り」「曲がり」「干割れ」が
生じるということです。

ハードウッドは乾燥しにくく、
未乾燥材で仕様されることが多いです。
当社が多く扱っているウリンもそうであり、
120mm幅で輸入したものが、
最大4mmほどやせたものがあります。
しかし、実際に施工したもので、
ここまでねじれたものは見たことがありません。


それと②ですが、
同じハードウッドでも
ウリンやイペと比較して比重が小さい方なので、
床板の反る力にビスが耐えうるだけの堅さがなかったのでしょう。
構造だけでもウリンにしておいたら、
もしかすると防げたかもしれません。


実際にはクレーム扱いではなかったのですが、
当時の私にはいい勉強になりました。
「言われたからその通りやった」では、
ウッドデッキのプロとしての名が廃ります。
まだまだ日々勉強です。


ウッドデッキの施工をさせていただきましたお客様、
不都合なことがございましたらご遠慮なくお申し付け下さいませ。


なお、「雨で濡れた」はクレームの対象外とさせていただきます。



テーマ : お仕事日記☆ - ジャンル : 就職・お仕事

タグ : セランガンバツ経年変化うんちく

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