2019.01.11 (Fri)
ちびっこも安心 ~茨木市F邸SE-WOODデッキ

茨木市F邸SE-WOODデッキをご紹介いたします。
デキタテノホヤホヤです。
【More・・・】
新築に合わせてウッドデッキを作りたいとお問い合わせをいただきました。
平面図は頂いていたのですが、
ウッドデッキを挟んで建築の向かい側にも壁があるという状況が、
イマイチピンときませんでした。
実はワタシ、建築図面を読み取るのが苦手デス・・・。
ま、ご希望のウッドデッキの仕様には関係ありませんでしたので、
見積もりはできました。
ご予算が厳しかったのですが、
現場確認時に想定外の状況がないと仮定した場合の、
考えうる最低コストをご提案し、
OKをいただきました。
足場が外れた段階で現場確認に。

ここは屋外です。
奥の左手が玄関、右手が外です。
建築の外壁と同じ仕様でコの字型に壁があります。
上は玄関側半分がベランダで、
床がグレーチング仕様で光が通ります。

反対側から。
三方が壁に囲まれ床下の風通しが悪いので、
ハウスメーカーさんに土間コンを施工していただくようお願いしました。
当社でも施工可能ですが、
ガレージや玄関ポーチと同時施工していただいたほうが、
お客様にとって出費が抑えられます。
デッキスペースにシンボルツリーを配置したいとのことでしたので、
デッキ構造との合理性を考慮した配置をこちらでご提案しました。
ウッドデッキの中に植裁を取り入れる場合は、
このように周りに根が広がらないような工夫をしなければなりません。
詳しくは、
『植栽桝には気をつけろ』
『植栽桝には気をつけろ(2)』
を御覧ください。
コストダウン策ということで、
私のソロ施工となります。
事前に入念な現場実測と墨出し、レベル計測をし、
工場で束の長さカットして根太に固定までしておきます。
床板は壁の内々寸法より若干短めにプレカットしていきました。
若干想定外はありましたが、
14時頃には施工完了しました。

寸法は3300×2200。
木材は高耐久防腐注入処理木材のSE-WOOD、
ニュージーランドでは30年保証されているというスグレモノです。
樹種選定の決定打はササクレが起きにくいこと。
板材はすべて柾目曳されており、
無垢のウッドデッキ材では最もササクレが少ないと言えます。
柾目曳については、いつか記事にしたいと思っております。

塗装はしていません。
施主様がご自分で塗装される予定ですが、
このままでも白壁との相性は良かったです。
光量不足で画像では雰囲気が少し違います。
実物はもっといい感じです(あいまい・・・)。

壁に挟まれたウッドデッキは、
壁が平行に仕上がっていないと、
一枚ずつ長さと角度をあわせてカットしなければなりません。

この現場は、
事前実測で角度を変えなければ行けないほどの狂いがないことがわかっていましたし、
建築側はサッシの下に隠れるので、
外壁側を5mmのクリアランスで揃えれば、
建築側はすき間が変わっても問題ありません。
ただし、
予想以上に壁の仕上がりムラがあり、
結局現場でほとんどの床板を5mm程度カットしました。
ま、これも想定内です。

鼻隠しは当初無しにするつもりでしたが、
前の現場のあまり材があったので、
床板の下に蹴込式にして張りました。

植栽枡の位置は、
施主さまのおおまかなご希望を基本に、
根太が寸断されないように設定しました。
土間の開口位置はずれ、
植裁位置もずれていましたが、
現状に合わせて植裁が芯になるよう、
植栽枡の位置を調整しました。

白壁をキャンバスにグリーンが映えますね。

お部屋の中から。
陽が高くなる夏場には、
ウッドデッキに映し出される葉の揺らめきが清涼感を醸し出してくれそうです。

贅沢なスペースですね。
屋外だなんて思えません。

もう出ていいの?

いいかんじ~

走ってきて抱きついてきたり、
家の中で金具の取付をお願いされ、
寝そべって作業していると、
足にまたがって抱きついてきたり。
デッキより私に関心があるみたいでした。
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コメントありがとうございます。
正直、あきらめていました(笑)
ウッドデッキをして約半年、とても綺麗で快適に過ごしています。
月日が経過してからのご感想は、
究極のコストダウンでも、「安かろう悪かろう」にはならないことの証明になり嬉しいです。
屋根がないので雨で濡れるのが嫌ですが、・・・
ウッドデッキは雨ざらしが大前提ですので大丈夫ですよ。
ステップもいつかつけたいなと思っています。
いつでもお声がけください。お待ち致しております。