ウッドデッキ倶楽部

堺市南区T邸ウォールフェンスです。

ちょうど一年前に完成しました。

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隣地境界にそって18.4ｍの目隠しフェンスを建てます。





このあたりは2年前の猛烈な台風のときにかなりの強風が通ったそうで、

目隠しといってもあまり風圧を受ける仕様にはできません。





石を境に30センチの高低差があります。

右側の高い方で地面から1890mmの高さですので、

低い地面からは2100mm、

なおさら風圧を考慮しなければなりません。





完全な目隠しではなく、

ルーバータイプで視線を散らしてプライベート感を出します。





H1800mm～2100mm

L18.4m

樹種：　ウリン





厳密な目隠しではありませんが、

お隣の景色との区切りをつけ、

プライベート感の演出に成功していますね。





ルーバーは厚み30mm、幅40mm、隙間30mm。

ほぼ水平に見ている状態です。





上下の角度を変えると、

ルーバーの厚み分も視線を遮るため、

目隠し度が上がります。





縦横を逆に使う場合もあります。

木口をしっかり面取りする芸の細かさ。





細かさついでに。

ビスの頭も絶妙な深さでおさまっています。

ザグリが浅いと頭が飛び出したり、バリが出たり、

ザグリが深いと穴に水が溜まってしまいます。





細い部材のビス止めは継ぎ目が要注意です。

木口に近い位置でビスを打つことになるので、

適正な下穴開けと無理のない締め付けをしないと、

割れてしまいます。





細い材、薄い材は反りやすいのですが、

施工時点では完璧に修正して止めていきます。





角度を変えても、





反対側からみてもこのとおり。





親方の目は厳しい！

もういいでしょ？っていいたくなるぐらい完璧に合わせます。

プライドが許しません！





隣地側から。

柱は70mm角を使用。





少しお隣の物置が木になりますが、

手前に目をやると、

草花や庭石との親和性がいいですね。



横に進んでいきます。





お隣の植木のシルエットがいい感じです。





ここからHmmゾーンです。

お互いに近づくと目隠し効果が上がるという感じです。





終点です。

風が吹き抜けるので、

基礎は大きめに、しっかり入れ込んでいます。





ご夫婦ともにお花や菜園がお好きで、

今後ますます素敵なお庭になっていきそうです。



打ち合わせを重ねるうちにわかったのですが、

ご主人さまは昔、私の高校で教師をされており、

私の学年のご担当ではなかったものの、

同じ時期を過ごし、

卒業アルバムに凛々しいお姿がありました。


昔の先生のお話などさせていただき、

青春時代を懐かしむ良い機会を与えていただきました。



バーチャルショールームです。







P.S.

施主さまより現状写真を頂きました。




すっかり落ち着いたフェンスを背景に、

春のお花が咲きほこっています。




鹿威しなんて、オツですね。





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