2022.02.01 (Tue)
先を見据えた強度 ■■平群町S邸ウリンデッキ

奈良県生駒郡平群町S邸ウリンデッキ
2021年4月完成です。
【More・・・】

家の裏側にウッドデッキを施工します。
遠近法ではなく、向こう側が狭くなっています。
境界フェンス際は人が通れる幅をあけてほしいとのことです。
地面は法面になっていますが、
新築の盛り土なので、崩れやすい可能性が高く、
ここに束石を設置するのはちょっと心配です。
デッキ自体は手摺もステップもなくシンプルですが、
ここの構造だけひと工夫しました。

超シンプルなウリンデッキ。

デッキができるまで踏み台として使用されていた枕木を置かせていただきました。

けっこうはね出していますね。

基礎の束石は法面にかからない位置に据えています。

大引・根太の二重構造とし、
大引を建築基礎に固定。
はね出しの先端に乗っても反対側が浮き上がらないようにしています。

安定感バッチリです。
安易に盛土の法面に束石を設置すると、
すぐに沈んだり、
土とともに束石が流されるなんてことになりかねません。

これくらい角度がついています。
角でどちらの鼻隠しを伸ばすかは、
視線が多い方向から小口が見えないように、
現場ごとに考えています。

汚れを落とすため、
表面を1mm削っています。

赤茶色に焼けている状態がほとんどですので、
こんなに木目や色目のバリエーションがあることを
知らないプロの業者さんも多いと思います。

裏側は人通りの少ない道路が低い位置に通っているため、
目隠しの必要性は低いです。

のどかな田園風景をさえぎらないほうが、
このウッドデッキの魅力を殺さず、
贅沢な時を過ごせそうですね。

シンプル イズ ベスト の中にも、
見えないところの、将来の強度を見据えたウッドデッキでした。
最後にバーチャルショールームをお楽しみください。
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