2023.01.04 (Wed)
カムバックカンバン ■中川木材産業看板改修■

会社の看板を新調しました。
といっても、1年半前のことです・・・。
【More・・・】

私が入社した頃には既にありました。
人間の年齢でいうと30歳程度です。
柱は先に腐朽しました。
たびたびメンテナンスをしながらなんとかここまできましたが、
腐った木口を狙ってハチが入居を試みていたので、
社長命令が下りました。
とうとう代替わりです。

脚が腐ってからは
今はもう動かないその時計台が土台になっていました。
簡単に外せます。
あっという間の取り換え動画をどうぞ。
雨水がレンズについてボケています。

見憶えのある方もいらっしゃるかと思います。
大阪木材工場団地協同組合看板と同じ仕様です。
ハードウッドの看板にペイントしたステンレスの切り文字を取り付けました。

この看板の一番のポイントはこの本体の造形です。
ウッドデッキの床板サイズの板で、
在庫期間が長くかなり痩せて乾燥しているものを再加工し、
三次元的にランダムに重ねました。

ランダムといってもデタラメに重ねたわけではありません。

切文字を浮かせて取り付けなければならないので、
全体として盤面から一定で浮かせるため、
一番上と下から2番目、上から2番目と一番下の板をそれぞれ同じずれ幅にし、
そこを基準に文字を浮かせています。
また、文字を固定する部分はずれ幅を小さく、
文字を外れた部分は大きくして、
法則的なずれ方に見えないようにしています。
文字の取付さえ考えなければ、
板の長さも細切れに重ねるなど、
もっと自由にあそべたんですけど。
これがうまくいくかどうかが最大の悩みでしたので・・・。
文字の裏にはボルトが溶接されており、
看板に穴を開け、ボンドを入れてボルトを刺すという固定方法です。
ボルト位置の原寸型紙があるのですが、
穴開けがずれたり、型紙自体がずれている可能性があるので、
穴を開け、まず文字をさしてみて、
固いところは穴を広げてボンドを入れるという
万全の手順を踏みました。

切り文字は専門業者さんにお願いしました。
取り付けボルト位置が板の目地に来ないよう、
図面を送って何度も確認しながら進めました。
ここで重大発表です。
ここまで丁寧な解説で、
品質に対する飽くなきこだわりと
それを漏らさず伝えたいという
執念めいたものを感じた方もいらっしゃるかと思います。
見憶えのある方もいらっしゃるかと思います。
大阪木材工場団地協同組合看板と同じ仕様の本文です。
コピペを多用しました。

ただ、前回と違うところがあります。
今回はウリンに加え、
アマゾンジャラ、イタウバを混ぜています。
会社の顔である看板を利用した耐久試験です。

この撮影から1年半経過しているので
もうかなりシルバーグレーに変色していますが、
なかなかいい味を醸し出しています。
樹種の差もわからなくなっています。
ご興味のある方はいつでも見学にお越しください。
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