2023.10.26 (Thu)
ドローンジャグジーデッキ ■浜松市M邸ジャグジーデッキ■

浜松市M邸ジャグジーデッキ。
ジャグジーメーカー様の下請け工事です。
【More・・・】
いつもは工場加工納品しているジャグジーデッキは
ポータブルタイプと名付けられ
ポンプや水栓など設備一式がデッキ内に収められ、
現場では配管をつなぐだけという手軽さが人気です。
たまに現場施工物件もありますが、
今回はその中間的なもので、
イージーオーダー的なポータブルタイプです。

8月に浜松まで出張して現場打ち合わせがありました。
注文住宅の2階ベランダに設置するのですが、
梁のある場所に荷重をかけるため、
梁上に束を立ててH鋼の台座を作り
その上に設置する仕様になっています。
ノーマルのポータブルジャグジーデッキを置き、
H鋼を現場合わせで隠して欲しいと言われていましたが、
あまりにも「やっつけ感」がありスマートではありません。
また、H鋼台座もノーマルのサイズと合っていません。
どうせ別注になるなら、スマートな仕上がりを目指したいですし、
大工さんを連れて出張施工となると費用が跳ね上がるので、
ノーマルのような仕上がりで、
現場施工なしで済むような
特別仕様を考えました。
ただ、
H鋼台座が平行に設置されていなかったり、
タイル仕上げされる床のレベルがズレていたら
現場での修正が必要になるため、
出張してほしいとの依頼を受け、
浜松まで再度行ってきました。
朝9時からクレーンによる搬入作業開始が決まり、
その前にタイルやH鋼の確認や調整がしたいので
3:45に自宅を出発すると、
6:30に現場到着してしまいました。
結局現場に入れたのは8時をまわっていました。

タイルは問題なし。
H鋼はボルトを緩めて調整できると踏んでいたのですが、
ボルト穴のアソビが小さくて動かせず・・・。
まあ、前回きっちり実測し、
ズレたままでもおさまるように設定していましたので
なんとかなるでしょう。

ジャグジーデッキ到着。
レッカーで二階まで釣り上げます。
豪快!
ポータブルタイプは多数納品していますが、
だいたい工場から出荷して終わりなので、
この光景を見るのはまだ二回目です。

定位置に到着。

梱包材を外して位置を微調整します。
5mmずれればおさまりませんでしたが、
計算通りにバッチリでした。

いつもは工場で固定して納品している化粧柱は
H鋼の梁を覆うように土台より下に伸ばしているため、
現場で取り付けました。
この化粧柱は上から見るとL型に加工してあり、
Lの内側とH鋼の隙間が5mm以内という精度なんです。
意味が伝わっているでしょうか?

タイルは勾配をとって施工されており、
一番高い部分と化粧柱野隙間が10mmに設定してあります。
さすがにこの寸法確認の為だけに出張するわけにもいかず、
タイル施工後に現場監督さんに寸法を連絡していただきました。
無事おさまって良かった!
設備屋さんが配管をしている間に
化粧柱と化粧パネルを取り付けて
私の役目は果たせました。

2201mm×2036mm×H813mm
この半端な寸法から、
苦肉の策であることをうかがえます。

タイルとの隙間は最大で20mmですが、
この角度でも「浮いてる感」はあまりないですね。

普通は見下ろす視線なのでもっと目立ちません。

ステップ階段も規格寸法があるのですが、
デッキの特注高さと登り口のスペースに合わせた
別注仕様です。

ジャグジーにはカバーもついています。
水栓は普通足元に来るようになっていますので、
左奥を背にして入浴形です。

雑木林を眺めながら
室内にも目を向けられる位置ですね。

少し振り返れば送電線も眺めることができます(笑)
最後はバーチャルショールームです。
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