2009.06.15 (Mon)
塗装しましょ、そうしましょ
先日、昨年カーポートデッキを施工させていただいた、
「カーポートデッキがあるとき」の巻のK様より電話がありました。
施工後もうすぐ1年になるので、塗装の見積をして欲しいとのこと。
当社では、メンテナンス塗装はお客様でしていただくことをお勧めしています。
ウッドデッキに使用される屋外用木材保護塗料は浸透性が高くて伸びがよく、
ペンキやニスとは異なり、誰でもムラなくきれいに塗ることが出来ます。
当社にご依頼頂いた場合、
①当社の協力会社である塗装屋さんに依頼し、塗装する。
→現場管理は当社がしますので、管理費や若干の経費がかかります。
②当社職人=大工で塗装する。
→大工の費用は塗装職人の費用よりも高くなります。
また、①と同じように管理費や若干の経費がかかります。
ということで、高い技術は必要ないにもかかわらず、
基本的な費用がどうしてもかかってしまい、
割高になります。
本業ではないところで儲けるつもりはさらさらないのですが、
現場確認や管理、交通費、伝票処理などの費用はかかってしまいます。
ということで、その旨Kさまにもお伝えしましたが、
「安いものでもないので、お金がかかってでもいい状態を維持したい。」
というご意向です。
まあ、ノーマルデッキならまだしも、
カーポートデッキの塗装は結構大変です。
とりあえず塗装屋さんに見積依頼したところ、
ギョヘェ~!というような金額が出てきました。
高さがあるので、足場費用などが入っているのでしょう。
しかし、それにしても高すぎる・・・・。
ということで考えました。
カーポートデッキは基本的に手すりがパネル式になっており、
笠木のビスを外せば簡単に取り外せます。
それなら、大工さんの手で塗装しても、
塗装屋さんの費用よりうんと安くできます。
ということで、先週塗装してきました。

塗装前。
そんなに色あせしていません。
木材の色素成分は、光に当たることで水溶性に化学変化し、
それが雨水の滞留によって溶け出すのです。
つまり、濡れてもすぐに流れ落ちる縦方向の部分は、
色あせしにくいのです。

塗装後。
木材の乾燥や木肌の荒れにより、
塗料をかなり吸収するため、
以前より濃いイメージになります。

塗装前(デッキ上)
ハキダシ窓からの動線上が、色あせというか色のはげが激しいです。

塗装後。
しっかり色がついています。
多少、塗装前の色むらが残ります。
場合によっては、薬品洗浄やサンダーがけによって、
古い塗装を落としてしまうこともあります。

笠木だけはさんだーをかけて、
ささくれや毛羽立ちを抑えました。
指示していなかったのですが、
現場判断で大工さんがしてくれました。
頼りになります。

塗装前。

塗装後。
さすがに干割れはどうしようもありませんが、
手に引っかかるようなことはなくなりました。

パネルを外したところです。
メンテナンスや痛んだ時の取替えのことまで考えて設計しているのです。
伊達に歴史を重ねていませんよ。
歴史の分だけ失敗もあり、現在のお客様に生かされているのです。

塗装のコツは、
床板の目地などのように、細かいところをはけで先に塗り、
その後、広い面積をウエスで雑巾がけの要領で塗ることです。
塗装の時期は、梅雨の前後をお勧めしていました。
梅雨前に塗装することで、雨からウッドデッキを守るも良し、
梅雨明けに、梅雨で痛んだ木材をケアしてあげるも良し。
ただ、真夏の炎天下での塗装は過酷なので、
やっぱり梅雨前の塗装がベストですね。

きれいに仕上がりました。
大事に思ってくださっているKさまのご期待に応えることができたでしょう。
塗装材を使用したウッドデッキは、
きちんとメンテナンスされているか否かで、
年月が経過した後に、雲泥の差があらわれます。
みなさんもがんばってください。
「カーポートデッキがあるとき」の巻のK様より電話がありました。
施工後もうすぐ1年になるので、塗装の見積をして欲しいとのこと。
当社では、メンテナンス塗装はお客様でしていただくことをお勧めしています。
ウッドデッキに使用される屋外用木材保護塗料は浸透性が高くて伸びがよく、
ペンキやニスとは異なり、誰でもムラなくきれいに塗ることが出来ます。
当社にご依頼頂いた場合、
①当社の協力会社である塗装屋さんに依頼し、塗装する。
→現場管理は当社がしますので、管理費や若干の経費がかかります。
②当社職人=大工で塗装する。
→大工の費用は塗装職人の費用よりも高くなります。
また、①と同じように管理費や若干の経費がかかります。
ということで、高い技術は必要ないにもかかわらず、
基本的な費用がどうしてもかかってしまい、
割高になります。
本業ではないところで儲けるつもりはさらさらないのですが、
現場確認や管理、交通費、伝票処理などの費用はかかってしまいます。
ということで、その旨Kさまにもお伝えしましたが、
「安いものでもないので、お金がかかってでもいい状態を維持したい。」
というご意向です。
まあ、ノーマルデッキならまだしも、
カーポートデッキの塗装は結構大変です。
とりあえず塗装屋さんに見積依頼したところ、
ギョヘェ~!というような金額が出てきました。
高さがあるので、足場費用などが入っているのでしょう。
しかし、それにしても高すぎる・・・・。
ということで考えました。
カーポートデッキは基本的に手すりがパネル式になっており、
笠木のビスを外せば簡単に取り外せます。
それなら、大工さんの手で塗装しても、
塗装屋さんの費用よりうんと安くできます。
ということで、先週塗装してきました。

塗装前。
そんなに色あせしていません。
木材の色素成分は、光に当たることで水溶性に化学変化し、
それが雨水の滞留によって溶け出すのです。
つまり、濡れてもすぐに流れ落ちる縦方向の部分は、
色あせしにくいのです。

塗装後。
木材の乾燥や木肌の荒れにより、
塗料をかなり吸収するため、
以前より濃いイメージになります。

塗装前(デッキ上)
ハキダシ窓からの動線上が、色あせというか色のはげが激しいです。

塗装後。
しっかり色がついています。
多少、塗装前の色むらが残ります。
場合によっては、薬品洗浄やサンダーがけによって、
古い塗装を落としてしまうこともあります。

笠木だけはさんだーをかけて、
ささくれや毛羽立ちを抑えました。
指示していなかったのですが、
現場判断で大工さんがしてくれました。
頼りになります。

塗装前。

塗装後。
さすがに干割れはどうしようもありませんが、
手に引っかかるようなことはなくなりました。

パネルを外したところです。
メンテナンスや痛んだ時の取替えのことまで考えて設計しているのです。
伊達に歴史を重ねていませんよ。
歴史の分だけ失敗もあり、現在のお客様に生かされているのです。

塗装のコツは、
床板の目地などのように、細かいところをはけで先に塗り、
その後、広い面積をウエスで雑巾がけの要領で塗ることです。
塗装の時期は、梅雨の前後をお勧めしていました。
梅雨前に塗装することで、雨からウッドデッキを守るも良し、
梅雨明けに、梅雨で痛んだ木材をケアしてあげるも良し。
ただ、真夏の炎天下での塗装は過酷なので、
やっぱり梅雨前の塗装がベストですね。

きれいに仕上がりました。
大事に思ってくださっているKさまのご期待に応えることができたでしょう。
塗装材を使用したウッドデッキは、
きちんとメンテナンスされているか否かで、
年月が経過した後に、雲泥の差があらわれます。
みなさんもがんばってください。
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