2009.06.17 (Wed)
15年越しのリピーター
先週施工完了致しました、
星28個いただきましたの巻の、泉大津市F邸のご紹介。

ありがたいことです、ほんとに。
当社のような業務内容では、リピーターといってもスパンが長い!
施主様も年期が入っているのかなと思いながら現場確認のためお伺いすると、
意外とお若い。
新婚当初に家を建てられ、それと同時にウッドデッキもご依頼いただいたのだとか。
ああ、その時は、私はまだボンクラ学生でした。

レッドシダーのデッキです。
ご主人さまがちょこちょこ補修されていたそうですが、
さすがに限界がきたので、安全のために床板を外しておられました。

昔の施工方法です。
建築の土台同様、90角をかぎこんで組み合わせていました。
レッドシダーの耐久性に頼り切っていた時代で、
強度バツグンのこの工法に、誰も疑いを持っていませんでした。
結局、かぎこんだところに水が溜まり、腐りやすくなるのです。
また、この工法では大引がデッキの外周に配される為、
鼻隠しは大引きにベタづけで固定されます。
そこにも水が溜まりやすくなってしまいます。
今回は手すりがなかったのですが、
通し柱工法は同様に大引が外周にくることが多く、
早期腐朽の大きな原因となるため、
基本的にやめました。
「基本的に」というのは、
通し柱が全てダメだというわけではなく、
水の滞留しにくい施工法を考え、
現場状況により採用しているからです。
まあ、この話はまた別の機会にじっくりと。
しかし、このご主人さま、
腐った大引を補修する為、
角材を買ってこられて欠き込みまでご自分でされていたそうです。
取り外された床板は、
別の場所でワンちゃんスロープに変身していました。
今回のデッキ新設も、
最初はキットデッキで考えられていたそうですが、
ちょっと形が複雑なので、あきらめられました。
で、新設のウッドデッキはウリンでとのご希望です。
また、日当たりがきついので、パーゴラもご希望されていたのですが、
予算の関係でNGとなりました。
では、完成写真を。

一部出幅を縮小し、階段を設けました。
今までは階段が1箇所で、回り込まなければならなかったのが、
使い勝手がよくなりました。

手すりを新設しました。

この手すりは、シェードを取り付ける為のものです。
Fさまは、高さ1m程度でいいとおっしゃいましたが、
それではシェードを取り付けると窮屈なので、
価格を抑えるので高くしましょうとご提案しました。
そのかわり、板張りなどせずに、
在庫品のステン巻きパイプを通すだけの簡易むタイプとしました。
せっかくのお庭のきれいなグリーンを生かせるし、
ハンギングできるのは奥さまに好評でした。
「子供には絶対鉄棒にさせないよう、鉄条網でも巻いておきます。」
との力の入りようでした。
たぶん、ぶら下がるでしようね。
これはさすがに通し柱でないと強度が出ません。
でも、水の滞留しにくい構造にしています。
大気優勢の高井ウリンですが、念二は念を入れて。

以前はよくここで子供たちが足を踏み外していたそうなので、
安全のために手すりをつけました。

ささら桁の階段です。
以前のブログで、
ウリンは幅広材がとれなくなったのでもう作れないと言っていましたが、
取れるようになりました。
ただ、材料はあまりよくありません。
少し削り、使い勝手を吟味しながらの加工になります。

木の陰が美しい!
ロゴマークを焼印したかのようです。

左のハキダシ窓が真南を向いています。
6月でこの日差しですから、
真夏は家の中までかなり熱されるでしょうね。
予算の関係で、シェードは施主さまで取り付けされることになりました。
いい雰囲気になるでしょうね。

子供3人とワンちゃん2匹、
今ごろはこの上で走りまわっているのでしようね。
Fさま、長い年月を経てのリピートご注文ありがとうございました。
次のご注文の時には、私はもう定年退職しているかもしれません。
星28個いただきましたの巻の、泉大津市F邸のご紹介。

【More・・・】
実は15年前に当社でウッドデッキを施工させていただいたお客様、リピーターです。ありがたいことです、ほんとに。
当社のような業務内容では、リピーターといってもスパンが長い!
施主様も年期が入っているのかなと思いながら現場確認のためお伺いすると、
意外とお若い。
新婚当初に家を建てられ、それと同時にウッドデッキもご依頼いただいたのだとか。
ああ、その時は、私はまだボンクラ学生でした。

レッドシダーのデッキです。
ご主人さまがちょこちょこ補修されていたそうですが、
さすがに限界がきたので、安全のために床板を外しておられました。

昔の施工方法です。
建築の土台同様、90角をかぎこんで組み合わせていました。
レッドシダーの耐久性に頼り切っていた時代で、
強度バツグンのこの工法に、誰も疑いを持っていませんでした。
結局、かぎこんだところに水が溜まり、腐りやすくなるのです。
また、この工法では大引がデッキの外周に配される為、
鼻隠しは大引きにベタづけで固定されます。
そこにも水が溜まりやすくなってしまいます。
今回は手すりがなかったのですが、
通し柱工法は同様に大引が外周にくることが多く、
早期腐朽の大きな原因となるため、
基本的にやめました。
「基本的に」というのは、
通し柱が全てダメだというわけではなく、
水の滞留しにくい施工法を考え、
現場状況により採用しているからです。
まあ、この話はまた別の機会にじっくりと。
しかし、このご主人さま、
腐った大引を補修する為、
角材を買ってこられて欠き込みまでご自分でされていたそうです。
取り外された床板は、
別の場所でワンちゃんスロープに変身していました。
今回のデッキ新設も、
最初はキットデッキで考えられていたそうですが、
ちょっと形が複雑なので、あきらめられました。
で、新設のウッドデッキはウリンでとのご希望です。
また、日当たりがきついので、パーゴラもご希望されていたのですが、
予算の関係でNGとなりました。
では、完成写真を。

一部出幅を縮小し、階段を設けました。
今までは階段が1箇所で、回り込まなければならなかったのが、
使い勝手がよくなりました。

手すりを新設しました。

この手すりは、シェードを取り付ける為のものです。
Fさまは、高さ1m程度でいいとおっしゃいましたが、
それではシェードを取り付けると窮屈なので、
価格を抑えるので高くしましょうとご提案しました。
そのかわり、板張りなどせずに、
在庫品のステン巻きパイプを通すだけの簡易むタイプとしました。
せっかくのお庭のきれいなグリーンを生かせるし、
ハンギングできるのは奥さまに好評でした。
「子供には絶対鉄棒にさせないよう、鉄条網でも巻いておきます。」
との力の入りようでした。
たぶん、ぶら下がるでしようね。
これはさすがに通し柱でないと強度が出ません。
でも、水の滞留しにくい構造にしています。
大気優勢の高井ウリンですが、念二は念を入れて。

以前はよくここで子供たちが足を踏み外していたそうなので、
安全のために手すりをつけました。

ささら桁の階段です。
以前のブログで、
ウリンは幅広材がとれなくなったのでもう作れないと言っていましたが、
取れるようになりました。
ただ、材料はあまりよくありません。
少し削り、使い勝手を吟味しながらの加工になります。

木の陰が美しい!
ロゴマークを焼印したかのようです。

左のハキダシ窓が真南を向いています。
6月でこの日差しですから、
真夏は家の中までかなり熱されるでしょうね。
予算の関係で、シェードは施主さまで取り付けされることになりました。
いい雰囲気になるでしょうね。

子供3人とワンちゃん2匹、
今ごろはこの上で走りまわっているのでしようね。
Fさま、長い年月を経てのリピートご注文ありがとうございました。
次のご注文の時には、私はもう定年退職しているかもしれません。
ともぞう |
2009.06.18(木) 23:26 | URL |
【編集】
ともぞうさん
ああっ、違います。
塗料の色です。
施主さまがこまめに塗装されていたようです。
ウリンは30年以上もつ可能性がありますので、
ほんとに次回は定年退職しているかもしれません。
ああっ、違います。
塗料の色です。
施主さまがこまめに塗装されていたようです。
ウリンは30年以上もつ可能性がありますので、
ほんとに次回は定年退職しているかもしれません。
トヨキチ |
2009.06.19(金) 00:39 | URL |
【編集】
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また昔の工法も勉強になりましたφ(・ェ・o)
リピーターになってくださるってことは当時の方はいいお仕事をされてたんですね。
サイクルが長いものだけにまたご注文してくださると
とってもうれしいですね。。