2009.06.24 (Wed)
NO!デッキ
靴は1足を履き続けるより、
2足を交互に履く方が長持ちすると言われます。
服もそうです。
しかし、
靴1足、服1着あたりの寿命は、
その使用した時間と洗濯回数で決まり、
耐久日数は2倍になりますが、
実働時間は変わりませんよね?
似たような話で、
車の燃費について、よく、
「高速を走ると燃費が伸びる。」
と言われます。
まだバイクを買ったばかりの頃にこういう話を聞いたとき、
時々高速を走った方が、
バイクの燃費が上がるのかと思いました。
でも、
それは高速を走っている時に限ったことで、
高速を走ったからその後の燃費が良くなったということではないですよね?
ただそれだけです。
別に木材の耐久性の話に発展するわけではありません。
どないやねん!!
え~、では、
昨日放送予定でしたウリンデッキをご紹介します。

枚方市のT邸、以前予告していました施工例です。

写真の左側に母屋があり、
右に見えるのが離れを建て直された新築住宅です。
この部分にステップ付きのウリンデッキW8.8m×D3.3mを施工します。
ごらんのように建築の地面と母屋側の地面には、1mほどの高低差があります。
のり面の下に見える二つの大きな石に向けてステップをおろします。
のり面の土は入れたばかりでフニャフニャ。
こっちを踏めばあっちが浮き上がるという場所もあります。
大丈夫かなあ?

こちらは母屋と新築を結ぶ渡り廊下を施工します。
しかし、こちらもフニャフニャで、
奥のほうには水が流れています。
ほんとに大丈夫かなあ?
しばらくして、外構工事が進行したとのご連絡をいただき、
ふたたび現場確認へ。

土留めが出来ましたが、中途半端なところで終わっており、
そこから土がどんどん流れていきそうです。
造園とウッドデッキは施主さまからの分離発注だったのですが、
ちょっとこれでは心配なので、私から造園屋さんにブロックの延長をお願いしました。
で、こちらも出来るだけの対策を施しました。

のり面を削り、砕石を敷き、モルタルを盛り、束石を設置。
ずれないように土留めブロックから突っ張るような形にしています。
特に地盤の緩いところは、捨て杭を打つという、
公共工事で湿地帯にボードウォークを施工したときの基礎仕様です。
こんな特殊基礎工事は、見積していませんでした。クゥ~ッ!
しかし、雨が降ればどんどん土が流れていきそうです。
また造園屋さんに対処をお願いしました。

土留めのシートのようなものが張られました。
こんなものがあるんですね。
一方、渡り廊下の方は、

U字溝が埋められ、真砂土できれいに整地されていました。
まだフニャフニャしますが、デッキ同様できる限りの基礎工事をしました。
では、ビフォー。

アフター。

どうですか、いい天気でしょ?
そんなことはいい。

天気悪くなったでしょ?
これはデッキ施工完了直後。
あらためて造園工事完了後にお伺いして撮影したのがさっきの写真なのですが、
直前にデッキ上で水を使われていたらしく、
デッキが乾ききってないので、
せっかくのいい天気なのですが、ヒキの写真しか採用できませんでした。

すごいステップでしょ?
まるで観覧席!
踏み面も段差も大きめです。

まっすぐ通っています。
ハードウッドは曲がりがキツイかったり、乾燥による痩せで、
板の幅がバラパ゛ラだったりするのですが、
まっすぐな板と曲がった板の配置を適材適所で選んだり、
板幅の近いものを縦方向に並べるなど、
同じ材料で施工しても職人の質(腕ではない)によって仕上がりには雲泥の差が出ます。

広いですね。何でも出来そうです。
後日訪問した時には、なわとびや一輪車が散乱していました。
子供たちがはしゃぐ姿が目に浮かびました。

わんこも大喜び!
この日はスーツ姿でおじゃましたのですが、
なついてきてズボンを真っ白にされてしまいました。
新調したばかりだったのに・・・・。
かわいかったので許せます。

和風庭園との相性もよし。
能舞台にでもなりそうです。
鼻隠しを床板の下にまわしたのは施主さまのこだわりです。
しかし、この風景が後日・・・・

床下が封鎖されています。
このわんこが床下を走り回って、
リードがぐるぐる巻きになってしまうそうです。

点検口も2箇所、会所枡の上に配置。
パネルにした上で、ビスで4隅を固定しています。
そのままでは木が反ってしまうとガタガタ音がなりますし、
会所枡を開けることなんて、10年に1回あるかないかですから。
一方、渡り廊下は、
ビフォー

アフター

すっきりしてるでしょ?
これ以上、デザインのしようがありません。

屋根があれば濡れずに通れるのにと思っていたら、
後日、しっかり屋根がついていました。

はい、最後はいい天気でハッピーエンド。
やっぱりグリーンとウッドはよく合います。
あたりまえかな?
Tさま、大手ゼネコンにお勤めで、
はじめての打ち合わせの時、
「職業柄、細かいことにうるさいですけど・・・・」
と先制パンチを喰らい、少しひるみましたが、
仕上がりには自信があります。
私が頼りなくても、うちの大工さんは一流ですから。
しかし、施工完了後に日を改めて
「引き渡し検査に来てください。」
といわれると、やっぱり多少警戒しながらお伺いすると、
「何の問題もありません。」
とのこと。
ほっ。。
今日も画像貼り付けすぎたかな?
2足を交互に履く方が長持ちすると言われます。
服もそうです。
しかし、
靴1足、服1着あたりの寿命は、
その使用した時間と洗濯回数で決まり、
耐久日数は2倍になりますが、
実働時間は変わりませんよね?
似たような話で、
車の燃費について、よく、
「高速を走ると燃費が伸びる。」
と言われます。
まだバイクを買ったばかりの頃にこういう話を聞いたとき、
時々高速を走った方が、
バイクの燃費が上がるのかと思いました。
でも、
それは高速を走っている時に限ったことで、
高速を走ったからその後の燃費が良くなったということではないですよね?
ただそれだけです。
別に木材の耐久性の話に発展するわけではありません。
どないやねん!!
え~、では、
昨日放送予定でしたウリンデッキをご紹介します。

枚方市のT邸、以前予告していました施工例です。
【More・・・】

写真の左側に母屋があり、
右に見えるのが離れを建て直された新築住宅です。
この部分にステップ付きのウリンデッキW8.8m×D3.3mを施工します。
ごらんのように建築の地面と母屋側の地面には、1mほどの高低差があります。
のり面の下に見える二つの大きな石に向けてステップをおろします。
のり面の土は入れたばかりでフニャフニャ。
こっちを踏めばあっちが浮き上がるという場所もあります。
大丈夫かなあ?

こちらは母屋と新築を結ぶ渡り廊下を施工します。
しかし、こちらもフニャフニャで、
奥のほうには水が流れています。
ほんとに大丈夫かなあ?
しばらくして、外構工事が進行したとのご連絡をいただき、
ふたたび現場確認へ。

土留めが出来ましたが、中途半端なところで終わっており、
そこから土がどんどん流れていきそうです。
造園とウッドデッキは施主さまからの分離発注だったのですが、
ちょっとこれでは心配なので、私から造園屋さんにブロックの延長をお願いしました。
で、こちらも出来るだけの対策を施しました。

のり面を削り、砕石を敷き、モルタルを盛り、束石を設置。
ずれないように土留めブロックから突っ張るような形にしています。
特に地盤の緩いところは、捨て杭を打つという、
公共工事で湿地帯にボードウォークを施工したときの基礎仕様です。
こんな特殊基礎工事は、見積していませんでした。クゥ~ッ!
しかし、雨が降ればどんどん土が流れていきそうです。
また造園屋さんに対処をお願いしました。

土留めのシートのようなものが張られました。
こんなものがあるんですね。
一方、渡り廊下の方は、

U字溝が埋められ、真砂土できれいに整地されていました。
まだフニャフニャしますが、デッキ同様できる限りの基礎工事をしました。
では、ビフォー。

アフター。

どうですか、いい天気でしょ?
そんなことはいい。

天気悪くなったでしょ?
これはデッキ施工完了直後。
あらためて造園工事完了後にお伺いして撮影したのがさっきの写真なのですが、
直前にデッキ上で水を使われていたらしく、
デッキが乾ききってないので、
せっかくのいい天気なのですが、ヒキの写真しか採用できませんでした。

すごいステップでしょ?
まるで観覧席!
踏み面も段差も大きめです。

まっすぐ通っています。
ハードウッドは曲がりがキツイかったり、乾燥による痩せで、
板の幅がバラパ゛ラだったりするのですが、
まっすぐな板と曲がった板の配置を適材適所で選んだり、
板幅の近いものを縦方向に並べるなど、
同じ材料で施工しても職人の質(腕ではない)によって仕上がりには雲泥の差が出ます。

広いですね。何でも出来そうです。
後日訪問した時には、なわとびや一輪車が散乱していました。
子供たちがはしゃぐ姿が目に浮かびました。

わんこも大喜び!
この日はスーツ姿でおじゃましたのですが、
なついてきてズボンを真っ白にされてしまいました。
新調したばかりだったのに・・・・。
かわいかったので許せます。

和風庭園との相性もよし。
能舞台にでもなりそうです。
鼻隠しを床板の下にまわしたのは施主さまのこだわりです。
しかし、この風景が後日・・・・

床下が封鎖されています。
このわんこが床下を走り回って、
リードがぐるぐる巻きになってしまうそうです。

点検口も2箇所、会所枡の上に配置。
パネルにした上で、ビスで4隅を固定しています。
そのままでは木が反ってしまうとガタガタ音がなりますし、
会所枡を開けることなんて、10年に1回あるかないかですから。
一方、渡り廊下は、
ビフォー

アフター

すっきりしてるでしょ?
これ以上、デザインのしようがありません。

屋根があれば濡れずに通れるのにと思っていたら、
後日、しっかり屋根がついていました。

はい、最後はいい天気でハッピーエンド。
やっぱりグリーンとウッドはよく合います。
あたりまえかな?
Tさま、大手ゼネコンにお勤めで、
はじめての打ち合わせの時、
「職業柄、細かいことにうるさいですけど・・・・」
と先制パンチを喰らい、少しひるみましたが、
仕上がりには自信があります。
私が頼りなくても、うちの大工さんは一流ですから。
しかし、施工完了後に日を改めて
「引き渡し検査に来てください。」
といわれると、やっぱり多少警戒しながらお伺いすると、
「何の問題もありません。」
とのこと。
ほっ。。
今日も画像貼り付けすぎたかな?
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和であるならば。
> 母屋・廊下共に、板の貼り方向が逆の方が私は落ち着くような気がします。
> そうすれば、「鼻隠しへのこだわり」も生きるように思われます。
言えてます。濡れ縁のイメージですよね。
基本的に和・洋にかかわらず、
当社では機能、メンテナンスの面で
縦張りをお勧めしています。
ステップは横張りで。
デザイン的にはお客様の好みがあればお聞きしています。
こちらの横張りは施主さまのご要望と、
のり面での構造強度の有利さ、
木取りの有利さという面から
横張りになりました。
ここ、中庭は和風なんですけど、
新築住宅は洋風なんです。
一般の方は、フローリングの方向に合わせて欲しいという
ご要望が多いですね。