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2010.05.20 (Thu)

ウッドデッキ事故

17日、山梨県のホテルで、展望デッキの床が抜け落ち、
転落した男女7人が重軽傷を負うという自己がありました。


"ホテル鐘山苑・展望台事故"


ウッドデッキ業者として、真剣に向き合わなければならない問題です。


【More・・・】

こういう不特定多数の人が利用する施設は、

定期的な点検、メンテナンスを行うのが、

オーナーとしての義務であるのは当然です。

木材はいくら耐久性の高いものでも、

いずれ腐朽したり、虫害にあう可能性はゼロではありません。


しかし、木材の腐りというものは、

特にこういう普段目にしない部分というのは、

専門家でないとなかなか見抜けません。

ですから当社のカーポートデッキは、

基本構造を鉄骨とすることで、

木部が腐朽した場合でも大事故につながらないよう配慮しております。



それはさておき、いや、さておかず、

上の記事では、防腐剤の塗布を表面しか行わなかったことが原因かのような印象をうけますが、

詳しい状況がわかりませんので断定はできませんが、

それよりもそもそもの設計に問題があったのではないかと推測します。


文面からすると、

柱のほぞ穴にほぞ加工した桁を突っ込む構造のようです。


屋外のウッドデッキでこのような加工をすると、

ほぞ穴に雨水がたまって腐りやすくなります。


さらに、桁はほぞ加工で断面が小さくなっているわけですから、

強度は低い訳です。


当社でも稀にほぞを仕様することがありますが、

そのときは、

・ほぞ穴に雨水が入らない。

・雨水が入っても抜けるようにする。

ということを考えた設計にしています。



また、こういうロケーションで木になるのは

"落ち葉"です。

落ち葉が床板の隙間に溜まったまま放置しておくと、

湿気が滞留しやすくなりますし、

「腐葉土」というぐらいですので、

たいへん腐りやすい状況をつくっていることになります。


上塗り防腐剤の効能というのは、

実験結果をそのままあらゆるロケーションに当てはめるのは困難だと思います。


腐朽菌に強くても虫害に弱い可能性がありますし、

その反対も考えられます。

また、雨水による溶脱も考えられます。

それらを総合的に試験したデータというのを私は見たことがありませんし、

その要素の割合が場所によって異なる為、

万能データを得ることは不可能でしょう。



木材保護塗料を含めた上塗り防腐剤というのは、

着色により美観を保つのが主とした目的であり、

その塗布で待機優勢を維持しようとするのは過信だと私は考えています。

木材そのものに耐久性があるか、

防腐薬剤を加圧注入した木材というのが、

屋外で使用する木材の鉄則です。




しかしこの事故、

ほんとに他人事ではありません。


気を引き締め、

安全第一・品質第二の精神で精進致します。

テーマ : 仕事日記 - ジャンル : 就職・お仕事

23:55  |  未分類  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)

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