2010.05.27 (Thu)
匠の裏技
私の木工内職の師匠であり、
当社の工場でキットデッキをはじめさまざまな木工作業をしているHさん、
もともと木材工場団地内で家具メインの木工所を営んでおられたのを
数年前に当社にお迎えしました。
木工所時代に加工依頼で訪れると、
繊細な曲線が美しい某アパレルメーカーショップのインテリア用の椅子など、
エクステリアではまず見られない手の込んだ加工で、
見ているだけでワクワクするような家具を製作されていました。
ちょっとした加工のテクニックなど、
いろんな勉強をさせていただいております。
例えば木材の欠点の修正方法。
木材の小さな割れやへこみを修正するのに、
木工用ボンドでは塗料がのらないし、
市販のパテではなかなか色合わせがむずかしいものです。
そんなときHさんは、
ご飯つぶを粘り気が出るまで死ぬほど練って、
そこに修正する木材の粉を練りこんで、補修箇所に埋めるのです。
昔は接着剤といえばごはんつぶかにかわぐらいしかなく、
桐のたんすなどは、ごはんつぶで接着していたそうな。
そんなHさんの作業場の棚に、こんなものを見つけました。

「COLOR KEEP」と書かれた大量の容器。
同じ樹種でもそれぞれ色には個体差があるので、
微妙に色の違う木粉でも入っているのかなとふたを開けてみると・・・

あれれ?
釘、ビス、アンカー、・・・・。
よくよく容器を見ると、

「ヘアトリートメントクリーム(ヘアカラー毛用)」
匠の再利用術でした。
当社の工場でキットデッキをはじめさまざまな木工作業をしているHさん、
もともと木材工場団地内で家具メインの木工所を営んでおられたのを
数年前に当社にお迎えしました。
木工所時代に加工依頼で訪れると、
繊細な曲線が美しい某アパレルメーカーショップのインテリア用の椅子など、
エクステリアではまず見られない手の込んだ加工で、
見ているだけでワクワクするような家具を製作されていました。
【More・・・】
中川木材に来られてからというもの、ちょっとした加工のテクニックなど、
いろんな勉強をさせていただいております。
例えば木材の欠点の修正方法。
木材の小さな割れやへこみを修正するのに、
木工用ボンドでは塗料がのらないし、
市販のパテではなかなか色合わせがむずかしいものです。
そんなときHさんは、
ご飯つぶを粘り気が出るまで死ぬほど練って、
そこに修正する木材の粉を練りこんで、補修箇所に埋めるのです。
昔は接着剤といえばごはんつぶかにかわぐらいしかなく、
桐のたんすなどは、ごはんつぶで接着していたそうな。
そんなHさんの作業場の棚に、こんなものを見つけました。

「COLOR KEEP」と書かれた大量の容器。
同じ樹種でもそれぞれ色には個体差があるので、
微妙に色の違う木粉でも入っているのかなとふたを開けてみると・・・

あれれ?
釘、ビス、アンカー、・・・・。
よくよく容器を見ると、

「ヘアトリートメントクリーム(ヘアカラー毛用)」
匠の再利用術でした。
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