2010.11.25 (Thu)
木材の腐朽について
会社の看板の柱が腐ってきて危険な状態なので解体しました。

この部分です。
アップ画像がなかったのですが、
創建当初のものがホームページにありました。

『中川木材店』
改名前です。
頭をななめにカットした米松の巨大な丸太柱に、
レッドシダーの看板を食い込ませた構造です。
おそらく施工後25年ぐらい経過しています。
この左側の柱がボロボロに腐っていたので撤去しました。
以前から見た目にも明らかだったのですが、
先日の水道パニックの一件で作業のために看板部分を移動したところ、
この柱が今にも倒れそうで危険だったので、
今回の撤去に踏み切りました。

もう、チェンソーものこぎりも不要で撤去できるほどです。
この部分を踏むと、沼のように足が埋もれていきます。
一方、反対側の柱はというと、

ウソみたいにまったく腐っていません。
なんと防腐注入処理を施していません。
米松は腐りやすく、防腐注入処理なしではすぐに腐ってしまうというのが
木材業界での一般的な認識だったのですが、
25年もがんばっていました。
なぜこんなに高い耐朽性を示したかというと、
柱の頭をななめにカットし、雨水がすぐに流れる構造だったからです。
それにしても、地際や看板をはめ込んでいた部分まで問題なかったのは不思議なんですけど・・・。
では、なぜ左側の柱だけ、こんなにズブズブに腐ってしまったのでしょうか?
それは立地条件の影響です。

このように、左側は木が生い茂っており、
特にこの時期は足元が枯葉で覆い尽くされ、
腐朽菌が繁殖するのに最適な条件となっているのです。
ほんの2m程しか離れていないのに、
こんなに差が出るんですね。
ウッドデッキをお持ちのみなさま、
床板の目地にはまり込んだ枯葉や土などは、
まめにお掃除してくださいね。
そして、一時避難している看板です。

改名後のものです。
中川木材産業株式会社はまだまだ看板をおろしませんよ。

この部分です。
アップ画像がなかったのですが、
創建当初のものがホームページにありました。
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『中川木材店』
改名前です。
頭をななめにカットした米松の巨大な丸太柱に、
レッドシダーの看板を食い込ませた構造です。
おそらく施工後25年ぐらい経過しています。
この左側の柱がボロボロに腐っていたので撤去しました。
以前から見た目にも明らかだったのですが、
先日の水道パニックの一件で作業のために看板部分を移動したところ、
この柱が今にも倒れそうで危険だったので、
今回の撤去に踏み切りました。

もう、チェンソーものこぎりも不要で撤去できるほどです。
この部分を踏むと、沼のように足が埋もれていきます。
一方、反対側の柱はというと、

ウソみたいにまったく腐っていません。
なんと防腐注入処理を施していません。
米松は腐りやすく、防腐注入処理なしではすぐに腐ってしまうというのが
木材業界での一般的な認識だったのですが、
25年もがんばっていました。
なぜこんなに高い耐朽性を示したかというと、
柱の頭をななめにカットし、雨水がすぐに流れる構造だったからです。
それにしても、地際や看板をはめ込んでいた部分まで問題なかったのは不思議なんですけど・・・。
では、なぜ左側の柱だけ、こんなにズブズブに腐ってしまったのでしょうか?
それは立地条件の影響です。

このように、左側は木が生い茂っており、
特にこの時期は足元が枯葉で覆い尽くされ、
腐朽菌が繁殖するのに最適な条件となっているのです。
ほんの2m程しか離れていないのに、
こんなに差が出るんですね。
ウッドデッキをお持ちのみなさま、
床板の目地にはまり込んだ枯葉や土などは、
まめにお掃除してくださいね。
そして、一時避難している看板です。

改名後のものです。
中川木材産業株式会社はまだまだ看板をおろしませんよ。
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