2008.10.28 (Tue)
イカ vs タコ
デッキですかあぁーーーっ!
デッキがあればなんでもできる。
デッキがあれば一夜干しもできる。
今日ご紹介するウッドデッキは泉南市のS邸。
元々は大工さんで、中古で購入された家を自分でリフォームされたとのこと。
ウッドデッキもあったんですが、痛んでいたので撤去だけされていました。
ウリンのウッドデッキをお考えで、材料費用の検討までされていましたが、
70歳を過ぎたお体には重くてしんどいということで、
こちらにお声をかけていただきました。
まず最初にお電話にて打ち合わせ。
元大工さんだけあって、イロイロツッコミは鋭かったのですが、
こちらはウッドデッキのプロです。
建築とウッドデッキでは仕様や施工方法は全く異なるので、
自信をもって対応させていただくとご納得いただけました。
ただ、お支払い条件について、
当社では受注時に工事代金の半金を先入金いただいているのですが、
「なんでまだ何も出来てないのに金はらわなあかんねん!」
と、気分を害されました。
しかし、ここでも誠意を持ってお話させていただくと、
「よっしゃ、あんたを信用する。」
竹を割ったような性格とは、まさにこのことですね。
後で聞いたお話ですが、
お引越しされる前のご近所さんが、
リフォーム詐欺にあったとのことで、
非常に警戒されていらしたそうです。
なるほど。
で、現場確認へ。

道路から階段をあがり、まっすぐ行くと玄関、右に行くと斜面があり、
その上にリビングのハキダシがあります。
リビング前にウッドデッキをつけ、そこに向かって階段で上がるようにします。

ん~、電話で聞いていたより高低差があります。
これだけの大きさの階段を作るのは、
ちょっと手間がかかりますねえ。
手摺も必要になりますし・・・。
実測寸法を元に製図し、正式見積を提出。
「あんたに任せる」と言われると、
かえって高い見積は出せなくなります。
足元を見ていると思われたくありませんので。
ただ、やはり現場状況が全く予想外でしたので、
電話での概算金額からは高くならざるを得ません。
見積書をファックスし電話すると、
「こんな高くなるんか!」
と、またヒートアップされています。
またまた正直に、ひとつひとつ理由を説明すると、
「よっしゃ、わかった。頼むわ!」
ホントに気持ちのいい方です。
で、こんなふうに仕上がりました。

施工完了時は暗くなってしまっていたので、
半年後にお伺いし、撮影させていただきました。
赤褐色の、一般的なウリンのイメージに変色しています。
迫力のスプリット階段は、桁からの板のハネ出しを多めにとっています。
植木鉢を飾りたいという施主さまのご希望です。

基礎は捨て杭を打ち込んだ上に、
フェンス用の独立基礎を埋め込んでいます。
土が流れてしまう可能性がありましたので、
かなり念入りに仕上げました。
念のため、建築基礎と根がらみを固定し、
万が一の自体に備えています。

手摺はシンプルなクロス。
遠くに海が見える高台に位置するので、
ちょっとしたリゾート気分ですね。
朝と夕方では風の流れが入れ替わるのが体感できるそうです。
施工時に出た端材を「置いていって」ということでお渡しすると、
こんなものが出来上がっていました。

シンプルですが、いい感じでしょ?
Sさまとはそういういきさつで、
とっかかりはお互いに警戒感がありましたが、
打ち合わせや施工でお伺いするたびに、
お茶やおやつ、手料理まで振舞っていただきました。
こういう方は、
気を遣っていただいているというより、
客人(客ではないのですが)をもてなすことに喜びを感じられているのでしょうね。
あまりによくしていただいたので、
お礼に当社製品の木製小物をプレゼントさせていただいたところ、
非常によろこんでいただきました。
男気のある旦那様と、一歩後ろから微笑みながら見守っておられる奥様、
すごくいい雰囲気で、「将来こんなふうになれればいいな」と思えるご夫婦でした。
旦那様とは釣りの話で盛り上がり、
私は今、アオリイカ釣りだけですが、
夏には近場でたこをたくさん釣っておられるようで、
「たこ釣り行くんやったら竿貸したる。」
とまで言っていただきました。
なにはともあれ最後に、
「あんたに任せて良かった」
という言葉をいただいたことが本当にうれしかったですね。
Sさま、ほんとうにありがとうございました。
デッキがあればなんでもできる。
デッキがあれば一夜干しもできる。
今日ご紹介するウッドデッキは泉南市のS邸。
元々は大工さんで、中古で購入された家を自分でリフォームされたとのこと。
ウッドデッキもあったんですが、痛んでいたので撤去だけされていました。
ウリンのウッドデッキをお考えで、材料費用の検討までされていましたが、
70歳を過ぎたお体には重くてしんどいということで、
こちらにお声をかけていただきました。
まず最初にお電話にて打ち合わせ。
元大工さんだけあって、イロイロツッコミは鋭かったのですが、
こちらはウッドデッキのプロです。
建築とウッドデッキでは仕様や施工方法は全く異なるので、
自信をもって対応させていただくとご納得いただけました。
ただ、お支払い条件について、
当社では受注時に工事代金の半金を先入金いただいているのですが、
「なんでまだ何も出来てないのに金はらわなあかんねん!」
と、気分を害されました。
しかし、ここでも誠意を持ってお話させていただくと、
「よっしゃ、あんたを信用する。」
竹を割ったような性格とは、まさにこのことですね。
後で聞いたお話ですが、
お引越しされる前のご近所さんが、
リフォーム詐欺にあったとのことで、
非常に警戒されていらしたそうです。
なるほど。
で、現場確認へ。

道路から階段をあがり、まっすぐ行くと玄関、右に行くと斜面があり、
その上にリビングのハキダシがあります。
リビング前にウッドデッキをつけ、そこに向かって階段で上がるようにします。

ん~、電話で聞いていたより高低差があります。
これだけの大きさの階段を作るのは、
ちょっと手間がかかりますねえ。
手摺も必要になりますし・・・。
実測寸法を元に製図し、正式見積を提出。
「あんたに任せる」と言われると、
かえって高い見積は出せなくなります。
足元を見ていると思われたくありませんので。
ただ、やはり現場状況が全く予想外でしたので、
電話での概算金額からは高くならざるを得ません。
見積書をファックスし電話すると、
「こんな高くなるんか!」
と、またヒートアップされています。
またまた正直に、ひとつひとつ理由を説明すると、
「よっしゃ、わかった。頼むわ!」
ホントに気持ちのいい方です。
で、こんなふうに仕上がりました。

施工完了時は暗くなってしまっていたので、
半年後にお伺いし、撮影させていただきました。
赤褐色の、一般的なウリンのイメージに変色しています。
迫力のスプリット階段は、桁からの板のハネ出しを多めにとっています。
植木鉢を飾りたいという施主さまのご希望です。

基礎は捨て杭を打ち込んだ上に、
フェンス用の独立基礎を埋め込んでいます。
土が流れてしまう可能性がありましたので、
かなり念入りに仕上げました。
念のため、建築基礎と根がらみを固定し、
万が一の自体に備えています。

手摺はシンプルなクロス。
遠くに海が見える高台に位置するので、
ちょっとしたリゾート気分ですね。
朝と夕方では風の流れが入れ替わるのが体感できるそうです。
施工時に出た端材を「置いていって」ということでお渡しすると、
こんなものが出来上がっていました。

シンプルですが、いい感じでしょ?
Sさまとはそういういきさつで、
とっかかりはお互いに警戒感がありましたが、
打ち合わせや施工でお伺いするたびに、
お茶やおやつ、手料理まで振舞っていただきました。
こういう方は、
気を遣っていただいているというより、
客人(客ではないのですが)をもてなすことに喜びを感じられているのでしょうね。
あまりによくしていただいたので、
お礼に当社製品の木製小物をプレゼントさせていただいたところ、
非常によろこんでいただきました。
男気のある旦那様と、一歩後ろから微笑みながら見守っておられる奥様、
すごくいい雰囲気で、「将来こんなふうになれればいいな」と思えるご夫婦でした。
旦那様とは釣りの話で盛り上がり、
私は今、アオリイカ釣りだけですが、
夏には近場でたこをたくさん釣っておられるようで、
「たこ釣り行くんやったら竿貸したる。」
とまで言っていただきました。
なにはともあれ最後に、
「あんたに任せて良かった」
という言葉をいただいたことが本当にうれしかったですね。
Sさま、ほんとうにありがとうございました。
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