2008.11.18 (Tue)
美白効果のほどは・・・
白いデッキがあれば要注意!
こんばんは
お得意先(最近仕事もらってないですよ~)の仲良くしていただいている方に、
先日ちょこっとブログの宣伝していたのですが、
全く反応がなかったので、
「これは悪口書いてもいけるな」
と思っていたのですが、
今朝届いた業務メールの最後に、
「大物女優ってだれですか??」
との反応がありました。
「鼻から重油」といえば、
あき恵姉さんでしょ?
ちなみにこの間愛娘に帽子を斜にかぶせたところ、
京唄子師匠のようになってしまいました。
ウッドデッキを検討されている方の中には、
映画に出てくるような白いウッドデッキにあこがれている方も多いのではないでしょうか?
海辺のコテージで、サーフボードを立て掛けてあるようなイメージです。
が、
これが結構難しいのです。
屋外で木材を使用する場合、
膨張・収縮を繰り返し、
絶えず寸法変化が生じています。
また、乾燥による干割れも生じます。
これに対応するため、
塗装には浸透性が高く、途膜を作らない木材保護塗料を使用します。
言葉のニュアンスとして「染める」という感じなので、
木目は生きたままになります。
ナチュラルな仕上がりのためにはこれでいいのですが、
白い塗装で木目が際立つと、
まるで「ブルボン ホワイトロリータ」のようになります。

ペンキであれば完全に木目を消すことは可能です。
が、
ペンキやニスのような途膜を形成する塗料は、
木材の寸法変化についていくことができず、
いずれ途膜はボロボロになり、目も当てられない姿になります。
昨日お伺いしたお宅の既存デッキがまさにそうでした。

業者さんに塗装を依頼したところ、
ペンキを塗られてしまったそうです。
定期的に塗りなおさないといけないという注釈までつけて。

日焼けした皮膚をはがすのが好きな私には、
もう手をつけたくてたまりません。
ここまでになると、塗り替えより作り直したほうがいいですね。

こんな手摺、触る気になりませんね。
施主さまは、メンテナンスしていないからこうなったと思い込んでいらっしゃいました。
そういえば、以前ウッドデッキの増設に行った現場も、
同じようなピンク色のペンキが塗られていました。
もしや、同じ業者さん?
白いウッドデッキのご要望は時々あるのですが、
このような理由でお勧めしておりません。
屋外用木材保護塗料の中でも、
色つきのよしあしはありますので、
使用に耐えうる塗料がないか模索中です。
朱塗りの鳥居などに塗装する塗料はあるのですが、
ちょっと費用が・・・。
ちょこちょこと塗装実験もしていますので、
よい結果がでれば報告します。
タグ : うんちく
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