2011.09.02 (Fri)
森にたたずむウォールフェンス
箕面市N邸ウォールフェンスをご紹介致します。
ちょうど1年前に施工完了しました。
施主さまのご要望により、一部を覗いてインクスケッチ形式に変換致しました。

施工前です。

遊歩道に面していて、
自然石や植栽がちりばめられていい雰囲気です。
でも、施主さまは、
「敷地が有効に使えない。」
と、どんどん植栽を抜いておられる様子。
また、
敷地内のバックヤードまであたかも遊歩道のような景観になっており、
見知らぬ人が横切っていったり、
時には鹿が通っていくこともあるそうです。
ご覧の通りリビングも歩道から丸見えですので、
目隠しとエイリアンのシャットアウトが目的のウォールフェンスを施工致しました。

高さ1.4m×長さ28m、敷地の3方をほぼ取り囲む形です。
シチュエーションが最高なので、
ウォールフェンスも見映えがします。

遊歩道から粗い石を並べたのアプローチを経て門扉へと続きます。

右側の門柱はもともとあったものです。
さまざまな条件を考慮し、既存門柱に門扉を取り付けることになりました。
大型の門扉で重量もあり、先々たてつけが悪くなることが考えられ、
さらに既存門柱も真っ直ぐ煮立っていないことを考慮し、
ヒンジはエクステリアメーカーのアルミ門扉用の、
3次元に出し入れ調整が可能なものを採用しました。

ハンドルもアルミ門扉のパーツを流用しております。
施錠できるほか、アソビが多いので将来的にたてつけが悪くなっても、
ロックできなくなる可能性が低いのです。
筋交いもしっかり入れて、自重でひしゃげることを防止しています。
たまに筋交いの勾配を逆にしている門扉を見かけますが、
吊り元からつっぱらないと意味がありません。

門扉を開けると敷地の反対側までウォールフェンスが続いています。

反対側の門扉です。

少々間口は小さいですが、仕様はおなじ。
隣地側は横板を敷地内からビス止めしています。
後々のメンテナンスや交換を考えての仕様です。

横板は杉の鋸引き仕上げ材に防腐注入処理をかけたもの。
表面のラフさがまたナチュラルでいい雰囲気を醸し出しています。
柱は桧の防腐注入処理材。

遊歩道側のフェンスを敷地内から見たところ。
かなり植栽を撤去されたそうです。

笠木はレッドシダー。
ラフ仕上げの横板がかなり塗料を吸って色が濃くなったので、
笠木はそれより濃い色を塗装してちょうどいい感じでした。
大工さん、まっすぐ通してくれています。
柱と基礎の際にシーリングされているのがおわかりでしょうか?
施主さまがそういうご職業に就いておられ、
施工後にご自分で処理されました。
先日1年ぶりにお伺いした時も、問題ないとのことでした。

まるで避暑地の別荘のようなたたずまいですね。
施工前のブログでもご紹介しておりましたが、
ウッドデッキ倶楽部をご覧になってお問い合わせいただいたお客様です。
最初からノー相見積宣言をして頂いた、心も顔も男前の施主さまでした。
その心意気に対してこちらもご期待以上の工事をすることでお応えしようと必死になり、
シチュエーションにも助けられ、このような自慢の施行例が出来上がりました。
Nさま、本当にありがとうございました。
ちょうど1年前に施工完了しました。
施主さまのご要望により、一部を覗いてインクスケッチ形式に変換致しました。

【More・・・】
施工前です。

遊歩道に面していて、
自然石や植栽がちりばめられていい雰囲気です。
でも、施主さまは、
「敷地が有効に使えない。」
と、どんどん植栽を抜いておられる様子。
また、
敷地内のバックヤードまであたかも遊歩道のような景観になっており、
見知らぬ人が横切っていったり、
時には鹿が通っていくこともあるそうです。
ご覧の通りリビングも歩道から丸見えですので、
目隠しとエイリアンのシャットアウトが目的のウォールフェンスを施工致しました。

高さ1.4m×長さ28m、敷地の3方をほぼ取り囲む形です。
シチュエーションが最高なので、
ウォールフェンスも見映えがします。

遊歩道から粗い石を並べたのアプローチを経て門扉へと続きます。

右側の門柱はもともとあったものです。
さまざまな条件を考慮し、既存門柱に門扉を取り付けることになりました。
大型の門扉で重量もあり、先々たてつけが悪くなることが考えられ、
さらに既存門柱も真っ直ぐ煮立っていないことを考慮し、
ヒンジはエクステリアメーカーのアルミ門扉用の、
3次元に出し入れ調整が可能なものを採用しました。

ハンドルもアルミ門扉のパーツを流用しております。
施錠できるほか、アソビが多いので将来的にたてつけが悪くなっても、
ロックできなくなる可能性が低いのです。
筋交いもしっかり入れて、自重でひしゃげることを防止しています。
たまに筋交いの勾配を逆にしている門扉を見かけますが、
吊り元からつっぱらないと意味がありません。

門扉を開けると敷地の反対側までウォールフェンスが続いています。

反対側の門扉です。

少々間口は小さいですが、仕様はおなじ。
隣地側は横板を敷地内からビス止めしています。
後々のメンテナンスや交換を考えての仕様です。

横板は杉の鋸引き仕上げ材に防腐注入処理をかけたもの。
表面のラフさがまたナチュラルでいい雰囲気を醸し出しています。
柱は桧の防腐注入処理材。

遊歩道側のフェンスを敷地内から見たところ。
かなり植栽を撤去されたそうです。

笠木はレッドシダー。
ラフ仕上げの横板がかなり塗料を吸って色が濃くなったので、
笠木はそれより濃い色を塗装してちょうどいい感じでした。
大工さん、まっすぐ通してくれています。
柱と基礎の際にシーリングされているのがおわかりでしょうか?
施主さまがそういうご職業に就いておられ、
施工後にご自分で処理されました。
先日1年ぶりにお伺いした時も、問題ないとのことでした。

まるで避暑地の別荘のようなたたずまいですね。
施工前のブログでもご紹介しておりましたが、
ウッドデッキ倶楽部をご覧になってお問い合わせいただいたお客様です。
最初からノー相見積宣言をして頂いた、心も顔も男前の施主さまでした。
その心意気に対してこちらもご期待以上の工事をすることでお応えしようと必死になり、
シチュエーションにも助けられ、このような自慢の施行例が出来上がりました。
Nさま、本当にありがとうございました。
ハナミズキ |
2011.09.02(金) 19:09 | URL |
【編集】
ハナミズキ さま
お久しぶりです。
そりゃあそうですね、施工例紹介がお久しぶりですから・・・。
会心作に早速コメント頂きありがとうございます。
しかしまあ、これはシチュエーションが全てですね。
完全に助けられています。
私がした事といえば、調整可能な門扉ヒンジを流用する工夫をしたことぐらいです。
まだまだ施行例の在庫はありますよ、どじょうをすくえるだけの。
首相もどじょうになったことですし、カンネンしてください。
お久しぶりです。
そりゃあそうですね、施工例紹介がお久しぶりですから・・・。
会心作に早速コメント頂きありがとうございます。
しかしまあ、これはシチュエーションが全てですね。
完全に助けられています。
私がした事といえば、調整可能な門扉ヒンジを流用する工夫をしたことぐらいです。
まだまだ施行例の在庫はありますよ、どじょうをすくえるだけの。
首相もどじょうになったことですし、カンネンしてください。
トヨキチ |
2011.09.02(金) 19:39 | URL |
【編集】
お久しぶりです。いいな~。前のお家が、かわり、目隠し欲しい状態になりました。
でも、予算が・・・
失業してしまったのに、次々ものが壊れるのです。
それに、弾性リシンの壁が10年たったので、塗装することになりました。月曜には高圧洗浄です。今年はシクシク(涙)状態です。
ウォールフェンスは遠い夢です・・・
でも、予算が・・・
失業してしまったのに、次々ものが壊れるのです。
それに、弾性リシンの壁が10年たったので、塗装することになりました。月曜には高圧洗浄です。今年はシクシク(涙)状態です。
ウォールフェンスは遠い夢です・・・
ネコさん
ご無沙汰です。
真面目に施行例をアップするとみなさんからコメントをいただけるので、
かわらず見ていただけているんだという安心感と同時に、
もっと施行例紹介の重要度をあげなければいけないという義務感が沸いてきます。
現場担当が辞めてからは慢性イソガシ病が悪化していたので、
画像がたまる一方だったのですが、
ようやく1つアップできました。
ネコさんもいろいろ大変そうですね。
私は持ち家事態が遠い夢ですが、
一軒家を持ち、維持されている方は、それだけで尊敬に値します。
『弾性リシン』が良くわからなかったので、検索しました。
私はウッドエクステリア以外の建築の知識は全くありません。
ご無沙汰です。
真面目に施行例をアップするとみなさんからコメントをいただけるので、
かわらず見ていただけているんだという安心感と同時に、
もっと施行例紹介の重要度をあげなければいけないという義務感が沸いてきます。
現場担当が辞めてからは慢性イソガシ病が悪化していたので、
画像がたまる一方だったのですが、
ようやく1つアップできました。
ネコさんもいろいろ大変そうですね。
私は持ち家事態が遠い夢ですが、
一軒家を持ち、維持されている方は、それだけで尊敬に値します。
『弾性リシン』が良くわからなかったので、検索しました。
私はウッドエクステリア以外の建築の知識は全くありません。
トヨキチ |
2011.09.05(月) 16:23 | URL |
【編集】
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素晴らしいですね。こんなウォールフェンスなら見た目もさながら只々圧巻です。シチュエーションも最高ですね。憧れちゃいます。この施工例紹介を見るまではウォールフェンスはなくてもいいかと思っていましたが、またまたウォールフェンスに対して再燃してきてドジョウが泳ぎだしてきたような感じがします。ただ、予算が。。。まだまだすくわれないようにしなくては。