2012.01.11 (Wed)
高槻市N邸ウォールフェンス
高槻市N邸のウリンで作ったウォールフェンスをご紹介致します。

系列の外構業者さまが外構全体のデザインをされ、
その中のウッドフェンスを当社で施工させていただきました。

撮影した施工前写真では全体像がありませんでしたので、
googleストリートビューより拝借しました。
建築も建て替えなので、ガラッと雰囲気が変わりました。

ボーダータイプのウリンフェンスです。
2箇所に分かれています。

反対から見るとこんな感じ。
駐車スペースへのアプローチ部分を挟んで分かれています。

こちらが玄関側になります。
高さは1800mm、右側にある門柱にあわせています。

玄関へアプローチすると、隣地境界側へもウッドフェンスが伸びています。

玄関側からの視点です。
ザ・シンプルモダンという漢字ですね。

ボーダー材は既成サイズ30mm×120mmのウリンを製材し、30mm×40mmに仕上げています。
ウリンは日焼けしやすいので、製材面とそうでない面とでは色の差が多少出ます。
製材していない面が上下面となり陰になるので、
仕上がってみると全く気になりませんでした。
笠木は30mm×120mm。
笠木とボーダー材は、その厚み、隙間、柱からの出幅をそろえており、
正面から見るとその区別がつかないデザインになっています。
以前ご紹介した現場と同じ仕様です。

隣地境界側はボーダー材を内側から取り付けています。
境界ブロックにできるだけ柱を寄せようとすると、
他と同じように外から取り付けると、後々部材の取替えができなくなってしまうからです。
笠木の折り返しがが柱の上とならないため、このような取り付けになっています。

反対側のフェンスは全長5m、高さは同じレベルに合わせています。

正面です。
軽快感があり、かつほどよく目隠し。

内側からの視点です。
圧迫感を抑えつつほどよく目隠し。
その目隠し効果のほどは、
こんな感じです。

施工後2週間が経過してから撮影にお伺い致しました。
足元のタンニンによるしみはこの程度です。

施工完了時にはまだ植栽もなかったのですが、
外構が完成してみると、モまるでデルハウスのようです。
特に、この左右のフェンスの配置が絶妙で、
門扉もゲートもなくオープン外構かと思いきや、
リビング正面にはガレージの外壁兼目隠しフェンスが配置されているという、
機会があれば真似してみたいデザインです。
最後に、バーチャルショールームをどうぞ。
しかしまあ、
このボーダー材は製作するのにとにかく手間がかかります。
反り、曲がりの少ない板を選別して製材するのですが、
鋸目が入った途端、左右に大きく開いていく材も多く、
材料と加工手間がかなり余分にかかります。
仕上がりは本当に美しいのですけどね。

【More・・・】
大手ハウスメーカーにお勤めの施主さまのご自宅の新築工事現場です。系列の外構業者さまが外構全体のデザインをされ、
その中のウッドフェンスを当社で施工させていただきました。

撮影した施工前写真では全体像がありませんでしたので、
googleストリートビューより拝借しました。
建築も建て替えなので、ガラッと雰囲気が変わりました。

ボーダータイプのウリンフェンスです。
2箇所に分かれています。

反対から見るとこんな感じ。
駐車スペースへのアプローチ部分を挟んで分かれています。

こちらが玄関側になります。
高さは1800mm、右側にある門柱にあわせています。

玄関へアプローチすると、隣地境界側へもウッドフェンスが伸びています。

玄関側からの視点です。
ザ・シンプルモダンという漢字ですね。

ボーダー材は既成サイズ30mm×120mmのウリンを製材し、30mm×40mmに仕上げています。
ウリンは日焼けしやすいので、製材面とそうでない面とでは色の差が多少出ます。
製材していない面が上下面となり陰になるので、
仕上がってみると全く気になりませんでした。
笠木は30mm×120mm。
笠木とボーダー材は、その厚み、隙間、柱からの出幅をそろえており、
正面から見るとその区別がつかないデザインになっています。
以前ご紹介した現場と同じ仕様です。

隣地境界側はボーダー材を内側から取り付けています。
境界ブロックにできるだけ柱を寄せようとすると、
他と同じように外から取り付けると、後々部材の取替えができなくなってしまうからです。
笠木の折り返しがが柱の上とならないため、このような取り付けになっています。

反対側のフェンスは全長5m、高さは同じレベルに合わせています。

正面です。
軽快感があり、かつほどよく目隠し。

内側からの視点です。
圧迫感を抑えつつほどよく目隠し。
その目隠し効果のほどは、
こんな感じです。

施工後2週間が経過してから撮影にお伺い致しました。
足元のタンニンによるしみはこの程度です。

施工完了時にはまだ植栽もなかったのですが、
外構が完成してみると、モまるでデルハウスのようです。
特に、この左右のフェンスの配置が絶妙で、
門扉もゲートもなくオープン外構かと思いきや、
リビング正面にはガレージの外壁兼目隠しフェンスが配置されているという、
機会があれば真似してみたいデザインです。
最後に、バーチャルショールームをどうぞ。
しかしまあ、
このボーダー材は製作するのにとにかく手間がかかります。
反り、曲がりの少ない板を選別して製材するのですが、
鋸目が入った途端、左右に大きく開いていく材も多く、
材料と加工手間がかなり余分にかかります。
仕上がりは本当に美しいのですけどね。
ハナミズキ |
2012.01.12(木) 12:52 | URL |
【編集】
ハナミズキ さま
完璧な目隠しとはならないまでも、
隙間の大きさをカバーする『目の行き場』をつくるデザインですね。
現在ではこの格子サイズのもの規格サイズとして現地から入っているんですけど、
反りやねじれが激しく、使い物にならないみたいです。
カーポートデッキの手摺パネル製作の時も苦労しましたが、
この物件は2面を削らずに使用している分、ハネ率も高くなり、
実際に使用した材の2倍ぐらい製材しました。
苦労した分、ステキな仕上がりになったので報われましたけど。
もう1件、面白いウォールフェンスがあります。
レッドシダーですが、必要性から産まれた機能美デザインが特長です。
お楽しみに。
完璧な目隠しとはならないまでも、
隙間の大きさをカバーする『目の行き場』をつくるデザインですね。
現在ではこの格子サイズのもの規格サイズとして現地から入っているんですけど、
反りやねじれが激しく、使い物にならないみたいです。
カーポートデッキの手摺パネル製作の時も苦労しましたが、
この物件は2面を削らずに使用している分、ハネ率も高くなり、
実際に使用した材の2倍ぐらい製材しました。
苦労した分、ステキな仕上がりになったので報われましたけど。
もう1件、面白いウォールフェンスがあります。
レッドシダーですが、必要性から産まれた機能美デザインが特長です。
お楽しみに。
トヨキチ |
2012.01.12(木) 14:03 | URL |
【編集】
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なるほど、こういうことですか。とっておきの理由が分かりました。このデザインはとても綺麗に見えますね。程よく目隠しでき、重厚すぎず僕にはとても理想です。外構ともあっていてすごく素敵に見えますね。頭の中で自分の家に施工した時の想像(妄想)したらすごく欲しくなってきました。ウッドデッキ手摺からウォールフェンスがつながる。ヨダレタレまくりです。