2012.08.18 (Sat)
熊取町D邸カーポートデッキ
1年前に施工させていただきました泉南郡熊取町D邸カーポートデッキをご紹介致します。


この部分にカーポートデッキをご検討されています。
リビングから出入りできるように、
ブロック上のメッシュフェンスを撤去して一体型としますが、
カーポート部の天井高を確保すると、ハキダシ窓のレベルではちょっと無理そうです。

また、間口があまりなく、しかも傾斜がきついようなので、
どれだけ有効幅を大きくし、駐車しやすくするかがポイントとなります。
ということで、今回は特別仕様となりました。

基本仕様は鉄骨構造+ウエスタンレッドシダーデッキです。
右側の柱が内側によっているのは、
駐車しやすいようにとの配慮と、配管を交わす目的のためです。

間口を少しでも広くとれるよう、
ウッドデッキ部材の寸法から逆算して境界ギリギリのいちに柱を配し、
柱部材の断面寸法も可能な限り小さくしました。
もちろん、他の部分で設計を配慮し強度は充分確保されています。

ここが標準仕様と異なるポイント。
いつもは鉄骨の桁を全て鼻隠しで覆っているのですが、
取り付ける下地の分だけ柱が敷地内に入り込んでしまうため、
今回は鼻隠しを一段とし、ウッドデッキ構造と固定しています。
これで40mmほど間口を稼ぐことができました。
鉄骨をあえて見せるデザインも個人的には好きです。

鉄骨構造から外側に出る部材寸法と、
柱を巻く基礎の強度と、
若干のクリアランスを考慮した境界線からの位置です。
基礎の埋戻し後、石張り模様を再現しました。
後施工とは思えませんね。

屋根材は少しでもカーポート部が明るくなるよう、ホワイトになりました。
水勾配は建物側に向けています。
ブロックの向こうの地面はコンクリートを打つことで、
壁に囲まれ湿気がこもりがちな部分の水はけを良くできるほか、
屋根からの雨水をそのまま土間へ流すことにより、
雨樋工事を省略することができました。

カーポートデッキ部分のフロアーレベルは上げざるを得なかったので、
建築側は掃きだし窓レベルのグランドデッキを設置し、
一段分のステップを介してアプローチするようにしました。
ステップはベンチがわりに腰掛けることができますね。

カーポートデッキ部分だけでも6300mm☓2800mmの広さです。
お庭的なスペースはこのグランドデッキ部分だけでしたので、
有効スペースはかなり増えました。

手摺柱は本体鉄骨構造と一体化したスチール支柱を木材でラッピングしています。、
手間はかかりますが、他の追随を許さない安全性を追求しています。
木材が腐朽して突然手摺が倒ことを想像すると・・・・。
木材が劣化した場合の安全性やメンテナンスのことまで考えて置かなければなりません。

サービスヤードは非常に狭いのですが、
建築のメンテナンス等のためにステップを設けました。

カーポートデッキを建築の幅いっぱいに合わせることが出来ればベストだったのですが、
敷地が隅切り形状になっているため、敷地境界を超えてしまいます。
境界内ギリギリでおさめ、
足りないところは既存ブロックに新たにウッドフェンスを設けました。

この画像が境界線との関係がわかりやすいですね。
グランドデッキはフェンスいっぱいまでのばしています。
単純なようで、デッキの下地の配置など一筋縄でいかないところが出てきます。

こうして見ると、まるで『空中デッキ』ですね。

絶好のむ撮影ポイントにカーブミラーと消火栓があります。
ミラーに写らないよう撮影するのは大変でした。

分譲地の入り口に位置し、この街に住む方はみなここを通ります。
おまけに、隣と斜向かいはモデルハウス、
向かい側には分譲地の事務所があるという絶好の立地です。
傾斜地を切り開いており、カーポートデッキに最適な条件の土地が多く、
このカーポートデッキが良い宣伝になるかと期待しましたが、
1年経過しても『2匹目のどぜう』には巡りあえておりません・・・。
鉄骨見せカーポートデッキはこれからも事あるごとに提案していきます。
もともとカーポートデッキはこういう仕様から始まったんですけどね。

【More・・・】
当初、メールにて現場の画像とイラストにより見積のご依頼をいただきました。
この部分にカーポートデッキをご検討されています。
リビングから出入りできるように、
ブロック上のメッシュフェンスを撤去して一体型としますが、
カーポート部の天井高を確保すると、ハキダシ窓のレベルではちょっと無理そうです。

また、間口があまりなく、しかも傾斜がきついようなので、
どれだけ有効幅を大きくし、駐車しやすくするかがポイントとなります。
ということで、今回は特別仕様となりました。

基本仕様は鉄骨構造+ウエスタンレッドシダーデッキです。
右側の柱が内側によっているのは、
駐車しやすいようにとの配慮と、配管を交わす目的のためです。

間口を少しでも広くとれるよう、
ウッドデッキ部材の寸法から逆算して境界ギリギリのいちに柱を配し、
柱部材の断面寸法も可能な限り小さくしました。
もちろん、他の部分で設計を配慮し強度は充分確保されています。

ここが標準仕様と異なるポイント。
いつもは鉄骨の桁を全て鼻隠しで覆っているのですが、
取り付ける下地の分だけ柱が敷地内に入り込んでしまうため、
今回は鼻隠しを一段とし、ウッドデッキ構造と固定しています。
これで40mmほど間口を稼ぐことができました。
鉄骨をあえて見せるデザインも個人的には好きです。

鉄骨構造から外側に出る部材寸法と、
柱を巻く基礎の強度と、
若干のクリアランスを考慮した境界線からの位置です。
基礎の埋戻し後、石張り模様を再現しました。
後施工とは思えませんね。

屋根材は少しでもカーポート部が明るくなるよう、ホワイトになりました。
水勾配は建物側に向けています。
ブロックの向こうの地面はコンクリートを打つことで、
壁に囲まれ湿気がこもりがちな部分の水はけを良くできるほか、
屋根からの雨水をそのまま土間へ流すことにより、
雨樋工事を省略することができました。

カーポートデッキ部分のフロアーレベルは上げざるを得なかったので、
建築側は掃きだし窓レベルのグランドデッキを設置し、
一段分のステップを介してアプローチするようにしました。
ステップはベンチがわりに腰掛けることができますね。

カーポートデッキ部分だけでも6300mm☓2800mmの広さです。
お庭的なスペースはこのグランドデッキ部分だけでしたので、
有効スペースはかなり増えました。

手摺柱は本体鉄骨構造と一体化したスチール支柱を木材でラッピングしています。、
手間はかかりますが、他の追随を許さない安全性を追求しています。
木材が腐朽して突然手摺が倒ことを想像すると・・・・。
木材が劣化した場合の安全性やメンテナンスのことまで考えて置かなければなりません。

サービスヤードは非常に狭いのですが、
建築のメンテナンス等のためにステップを設けました。

カーポートデッキを建築の幅いっぱいに合わせることが出来ればベストだったのですが、
敷地が隅切り形状になっているため、敷地境界を超えてしまいます。
境界内ギリギリでおさめ、
足りないところは既存ブロックに新たにウッドフェンスを設けました。

この画像が境界線との関係がわかりやすいですね。
グランドデッキはフェンスいっぱいまでのばしています。
単純なようで、デッキの下地の配置など一筋縄でいかないところが出てきます。

こうして見ると、まるで『空中デッキ』ですね。

絶好のむ撮影ポイントにカーブミラーと消火栓があります。
ミラーに写らないよう撮影するのは大変でした。

分譲地の入り口に位置し、この街に住む方はみなここを通ります。
おまけに、隣と斜向かいはモデルハウス、
向かい側には分譲地の事務所があるという絶好の立地です。
傾斜地を切り開いており、カーポートデッキに最適な条件の土地が多く、
このカーポートデッキが良い宣伝になるかと期待しましたが、
1年経過しても『2匹目のどぜう』には巡りあえておりません・・・。
鉄骨見せカーポートデッキはこれからも事あるごとに提案していきます。
もともとカーポートデッキはこういう仕様から始まったんですけどね。
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